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さよなら、カブト

 夏休みが始まった時に、息子と一緒に友達の
家の畑で採ったカブトのオスが死んでしまった。
やはり女は強いのかメスはまだ生きている。
 私がカブトを怖がって一切、世話をしなかっ
たので、夏休み中、ずっと息子が一生懸命、餌
をやり、霧吹きで水をかけ、旅行にまで持って
行って世話をしていた。
 先日、それが動かないと知って、息子がオス
カブトを手で取り上げた途端、角がぶらーんと
はずれてしまい、私は、「あ、死んだのね。」
と一蹴。
 その後、かなり時間が経ってから、おお泣き
を始めた我が息子。どうしたの?どうしたの?
と抱きしめながらきくと、
「カ、カブトが死んじゃったのが悲しいんだ
よぉぉぉ!」
と号泣している。これが結構長く号泣して、ど
うフォローしていいのかわからないし、とにか
く、「生き物は死ぬものなんだ」と、パパと一
緒に説明するのだが納得できない。そうなんだ、
死とは納得できないものなんだ。
 「でも、ユータが泣いてると死んだカブトも
悲しむんだよ。死んだといっても、死んだ虫も
ユータのこと見てるんだから、がんばらなくちゃ」
と無理な説明をする。うん、うん、オレ、がんば
る、、、と言いながら、まだ泣いていた。
 で、今日、ようやく埋葬。やはり虫を触れない
私はカブトの死骸を子供にお願いして持ってもら
い、庭のサルスベリの根元に植えた。ちょうど今、
サルスベリがとっても綺麗に咲いているし、カブ
トも寂しがらずに済みそう。
 子供と一緒に土を掘って、土をかけて、もう子
供は泣いていない。残ったメスが長生きしてくれ
るといいんだけど、暑いとはいえ、もう夏も終わ
りなんだね・・・
by akira_dai | 2010-09-06 18:03

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai