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懐かしい顔

 実は昨日、復帰早々、早退した。子供が熱を出すことは予想
していて、パパに休みをとってもらっていたのだが、何と、その
パパがダウンしたのである。短縮勤務中とはいえ、責任上は育
休前とほとんど変わっていない自分は超ブルーになっていた。
その上、保育園の役員会は会長の座でもめており、仕事でもプ
ライベートでもストレス満載・・・
 ・・だったのだが、今日になってみたら、すべて解決。何とまあ、
人生良い日、悪い日あるものだねえ。明日のことはわからない
ものだねーえ、と、我ながら驚く自分である。
 それはともかく、今日も短縮勤務で、そんな楽しい嬉しい気持ち
で、早い時間、帰りのエレベーターに乗り込んだら、一人だけ男性
が乗っていた。うむー、どこかで見た顔だ。でもまあ、もう15年も
会社にいるのだから、見たことのある顔はいっぱいある。と思って、
プイと彼に背を向けて、エレベーターの入り口付近に立っていると、
彼が、「すみません、えっと、えっと、アキ、アキ・・・、アキラさんで
は!」と後ろから声をかけてきた。(やばい!いつものアレだ。私
の方は憶えていないパターンだ。)
 一生懸命頭の中をさがすが顔はわかってもさっぱり名前が出
てこず、一体どこで知り合ったのかもわからず。すると、彼が、
「ほら、何年か前、X社の件でAさんとデモに行って・・・」
「ああ、あの時、AさんからX社を引き継いだ・・・(何さんだっけ?)」
「あの時はお世話になりました」
「いえいえ、こちらこそ。私、育児休暇で今週復帰したばかりで」
「え!あの時、Aさんが、”AKIRAさんが婚期を逃したのは自分
の(仕事の)せいだ”とえらく気にしてましたが、無事結婚できた
んですね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ、おかげさまで高齢で出産しま
した。ところで、そちらは例のごたごた(リストラ)の時、どちらに
いらしたんですか?」
「それが僕はドイツにいて命拾いしました。」
なんて具合に会話は進み、彼はもっと話したいのか、私が帰ろ
うとする出口まで一緒に歩いてくれた。ドイツにいたとはいえ、
ドイツにもリストラの嵐が吹き荒れ、結構不安な目に合ったら
しい。お互いの無事(?)を喜び合って門のところで別れた。
 それにしてもいまだに名前がわからない。でも、そうだ、会社
にいる限り、こうして新旧かかわらず沢山の知り合いがおり、
そこには色々なキャリアがあり、けれども過去に一緒に仕事
をしたことは良い思い出で、こうして数年してから会ってもお
互いの近況を話せる。やはり家にいるよりもずっと楽しいし、
やりがいもある。
 何だか、昨日の不幸な気持ちがパーーーッと晴れて、ニコ
ニコしながら帰りの電車に乗った私でありました。
 
by akira_dai | 2005-04-15 21:19

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai