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嬉しい気持ちと心配な気持ち

 諸事情でほとんど寝ていないakiraです。巫女、
限界です(「巫女」については、ちょっと前の
記事をご参照ください)。しかし、支えてくださ
っている皆々様、ありがとうございます。
 ところで、昨日は、息子の三者面談だったので
す。息子は、私に似て、繊細で真面目で緊張しや
すいタイプなので、三者面談に行く前はそわそわ
ドキドキして表情も硬く、一緒に学校に向かって
いるときは不機嫌でした。ここ数日、事前に、友
達に「どんな話をするの?」と調査をしたらしく、
「勉強の話とか、ゲーセンの話とかあるらしいん
だよー」とぶつぶつ言っていました。
 勉強はともかく、息子は堅物なので、ゲーセン
も1回しか行ったことがないし、学校でも超いー
子なのだろう、と、私は確信していたので、
「そんなに先生から注意を受けることはないよ。」
と励ましていました。そんな私も緊張しーなので、
若くてかわいい先生と向き合って話せるように、
久々に身なりを整えて女性らしいかっこうをして
出かけました。ちなみに、体育の先生です。
 学校の門の前には、部活動中の友達がたくさん
いて、小学生のときに、よく我が家に集まってい
た男子たちが、口々に、
「ゆーたー、がんばれよー」
「ゆーた!ファイト!」
とはやしたて、私は彼らに向かって政治家のごと
く手を振ってみせたのですが、息子はすたすたと
わき目もふらずに昇降口へと行ってしまいました。
 はたして、面談は予想どおりで、先生は、
「不登校のお友達の家にお手紙を届けてくれたり、
お休みの日に一緒に遊んでくれたり、先生は、と
ても助かってるよ。授業中も、よくがんばってい
ると、各先生からコメントをもらってるよ。」
と褒めてくれました。褒められるたびに、
「ありがとうございます」
と息子が頭を下げるので、先生は、
「ほらほら、そういうところも真面目なんだよね。」
と笑っていました。
 実は小学生のときも、親と先生の面談で、
「ユータ君はお友達と関係を築くのがうまいので
かなり頼りにしています。ごめんなさい。」
と言われていました。今回も、先生は、
「中学生とは思えない気遣いができるんだよね。
不登校のお友達の家に、他の同級生がついてこ
ようとするときも、本人が嫌がっているという
ことを直接伝えずに、やんわり、同級生たちの
気分を害さずに断れるんだよね。」
と感心していました。私自身も、中学のときに、
独りで黙々と、近所でもない不登校の同級生の
自宅にお手紙を届けに通っていたクチなので、
そういう立場がプレッシャーになるのではない
かと心配していたのですが、先生が自らそれを
本人にきいてくれて、そしたら、驚いたことに
息子は、
「あれはむしろ楽しみだからいいんです。僕が
行くと、彼は出てきてたくさん喋ってくれるん
です。」
と言いました。まったく、家では、「もう、面倒
を見たくない。」とか、「いやだ」とかブツブツ
言ってるくせに。でも、両方とも彼の本心なので
しょう。
 お手紙を届けた後は、息子が、不登校のお友
達の近況報告を先生にしています。先生は、そ
れも助かっているので、褒めるばかりで、成績
の悪さは指摘しません。成績はとことん悪いの
で、私は勉強の指導もしてくれないかなあ、と
思いながらも、友達関係でがんばっている息子
を責めるのは可哀相だなあ、と思って黙ってい
ましたが、やはり、実際のテスト結果レポート
を提示されたときには、
「全然、勉強しないんです。まだ1年なので、
うるさくは言いませんが。」
と先生に愚痴ってしまいました。先生はニコニ
コしながら、
「ゆーた君、来年の今頃は、もう、成績の内申
で進路が決まってくるんだよ。あっという間だ
よ。昨年の今頃は6年生で今日まであっという
間だったでしょう?来年の今日もあっという間
にやってくるよ。試験の2週間前から勉強を始
めるんじゃなくて、そのときには一通りの勉強
は終わっていて、模擬試験を受けるような感じ
の勉強ができるようにしないといけないよ。」
と言ってくれました。
 成績は非常に心配です。でも、難しい同級生
たちの間でバランスをうまくとって、わけあり
の友達にも優しくできる息子のことは誇らしく
思います。でも、現在、ダウンしている「巫女」
みたいにならないといいな、と、密かに心配も
している母です。子どもは知らないうちに、外
で成長しているものですな。

 

by akira_dai | 2016-12-09 11:01

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai