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この「感じ」が信頼というもの

 前にも書いたけれど、FBというのは時に非常に
疲れる。投稿自体はどうでも良いのだが、最も嫌
なのが、主に私を介して「共通の友達」になった
人どうしのトラブル、、まではいかなくても、ち
ょっとした関係の悪化である。互いに詳しく知ら
ずに私がきっかけで友達になった2人のうちの一
方から他方の悪い噂を聞くのも嫌だし、「Xが、
akiraのことをこんな風に言ってたよ」と聞くの
も嫌だ。そういう情報を聞いたということは秘
密だから、Xに対して「そういうことはやめて
よね」とも言えないし、何が真実なのか一人で
悶々とすることになる。これが学校や会社とい
う同じ組織で数年間、一緒に過ごしたことのあ
る共通の友達であれば全員が互いの人となりを
知っているのでそれほど嫌ではないのだが、学
生時代と会社時代の私は全然違う人なのだし、
学生時代といっても小中高でまた全然違うのだ
から、その点でも、万が一、共通項として私が
話題になるのは良い気持ちがしない。そして、
そういう気持ちになると、その時点で、その
「共通の友達」の両方を信用できなくなるの
である。厄介だ。
 結局、それも時間が解決するだろうし、リア
ルな付き合いを増やしていけば気にも止めなく
なるのだろうけれど、一日、家で仕事をしてい
る私はある意味「暇」で、ついついFBをチェッ
クしてあれこれ妄想してしまうので、おととい
の夜から、PC以外の端末の電源をすべて落と
すという暴挙に出た。多少イライラは残ったけ
れど大きな支障はなかった。昨年検討したよう
にFBはいつでもやめられる。実はスマホは買っ
たけれども内々にアナウンスすれば良い。何も
FBでオープンにすることもなかろう。
 そんなわけで先週はちょっと悶々とする日も
あったのだけれど、例の1つだけ残っている飲
み会の連絡を後輩にしたところ、翌日に彼から
返事があった。こちらはメッセージでもライン
でもない直メールだから、端末の電源を落とし
ていても正常に届く。悶々としていた私は、そ
のメッセージを目にした瞬間に体の力が抜けて
涙ぐむくらい、ものすごく安堵した。内容は何
ということはない。「飲み会の連絡は自分から
しないといけなかったのに申し訳なかった」と
いうお詫びから始まって、新しい仕事の報告と、
3月の金曜日の予定だけが書いてあるシンプル
なメールだ。この安心感。体中の力が抜けて、
あらゆる緊張感と警戒がなくなる、すべてを相
手にあずけられるこの感覚。これが相手に対す
る信用と信頼の証なのだな、と、FBの特定の友
達との関係に疲れていた私は初めてそれを体感
した。
 これはリアルに積み上げてきた関係だ。10数
年もの間、一緒に苦労して、時には昼も夜も仕
事のみならず旅行も食事も一緒にして、励まし
合って支えあってきた「同士」の関係だ。彼も
私も仮にやばい悩みを互いに打ち明けあったと
しても、他の誰にも漏らさないだろう。当たり
前のことだ。しかし、この当たり前のことが案
外、難しいのだ。
 子供時代から会社に至るまで積み上げてきた
関係の中で、本当に信頼できる相手は多いよう
で少ない。殊に、私の場合、大学以降は紅一点
で顔見知りが異常に多いし、距離の取り方に非
常に気を遣う場合も多い。その数と、油断でき
る友達の数を比較すると妙に孤独な気持ちにな
るけれど、1月から実際に友達と対面してみれ
ば、信頼できる友達も大勢いることがわかる。
それでいい。そして、これからもコツコツと、
新しい人も含めて良い関係を積み上げていけれ
ば良いな、と思っている。

by akira_dai | 2017-02-18 09:42

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai