色とりどりの人生!

 昨日の記事を書いていて思い出した
けれど、大企業というのは、それだけ
人がたくさんいるので、退職するほど
ではなくてもスキャンダルはたくさん
あります。略奪婚なんか1つや2つで
はないし、生まれては消える泡のよう
な社内外の恋愛、不倫も三角関係も盛
りだくさん。既婚者であろうがなかろ
うが、若者から年寄まで「暗黙の了解」
のカップル多し。大人だから周りは何
も言いません。大抵は別れもスムーズ。
その1つ1つを、いちいち、ここに挙
げて話す気にもならないくらい、あり
ふれた話です。で、そういう話では
ないのだけれど、昨日の話には奇妙な
オマケがあります。
 Z課長の事件が公になり、これから
Zさんの立場はどうなるのか、あーじゃ
ないか、こーじゃないか、と、あれこ
れ噂はあるものの、まだ、決定的な結
論が出ていないとき、オジサンの多く
はZ課長に同情的でした。私も中味は
オジサンなのでZさんに同情していま
した。だって、ひどいよね。メールを
ぶちまけられるなんてさ。ありえない
でしょう。余程、大嫌いになったんだ
ろうなあ・・・(あくまでも、2人が
付き合っていたと思う私)。
 そんな時期に、私は、今度は、後輩
女子ならぬ先輩男性から、
 「ちょっと、ちょっと」
と廊下に呼び出されたのですよ。オフィ
スの秘密の話は廊下なのかね?デスクで
話すわけにはいかないけれど、ずいぶん
オープンだったな。でも、2人きりで話
すのに、閉鎖的な空間はかえって怪しい
ですものね。
 彼は私より2つ上の先輩で、新人の頃、
一緒に仕事をしたこともある仲良しでし
た。その後は部署が違ったので、仕事よ
りも飲んでいたことの方が多かったかも
しれません。彼は既婚者だったし、その
スキャンダルの頃には私も既婚者だった
けれど、たぶん、お互いに好きだったん
じゃないかな~(笑)。それが「どうい
う好きなのか」と言われると微妙だけれ
ど、大人だから、そんなのどうでもいい
でしょう。話すと楽しいし、いないとつ
まらないし、何かあってもいっかな!的
な。実際にはもちろん何もありません。
 彼は、独身時代、非常にモテた人で、
「不良独身」と言われ、結婚してからも
女子からそこそこ人気があったと思いま
す。その分、ちょっと自意識過剰なとこ
ろがありました。その彼が、廊下で、声
を潜めて、
「あのさ、Zさんって、どうなるの?」
と言う。私は自分の考えを述べました。
「噂では辞めるようですよ。」
「だって、そしたら、Zさん、転職す
るわけ?仕事はどうなるわけ?」
「うーん、Zさんの場合は、うちの会
社の仕事が回らなくなるからね。きっ
とどこかで独立して、我が社からそこ
に仕事を出すことになるのでは?・・
・・・・という噂です。」
「はーあ、なるほどねえ。」
話はここで終わるかと思ったのに、彼
は立ち去らない。それで私は怪しんだ。
「で、それが何か、先輩と関係あるの?」
だって、Zさんとその人の仕事はほと
んど関係ないし、何を心配しているん
だと。そしたら彼はさらに近付いてきて
声を低くして言いました。
「あの噂は本当なの?その、ほら、セク
ハラが何とかって。言いがかりじゃない
の?実際は大したことじゃないんでしょ?」
こちらが本題だったのか!!
「さあ・・・メールが出てきたという
から本当じゃないかな?」
「メール!そうなのか!」
「らしいですよ。」
 そこで、私は簡単に知っていること
を話しました。もう、すっかりその話
はオープンになっていたのでね。私が
後輩から聞かされたメールの詳細な内
容は話しませんよ。公になっている話
だけです。彼は神妙な顔でそれを聞い
てから、
「ああ、女は、やっぱり、、、、怖い
なあ。」
と溜息。私も頷きました。
「だよね。メールをオープンにするな
んてね。本当に一方的だったのかも怪
しいものですよ。」
それから、私たちは目が合って、何だ
か妙な沈黙が続いて、まだ何か話した
いことがあるのかな?と私は待ってい
たのですが、彼は決意したように、
「色々教えてくれてありがとう!」
と去っていきました。
 一体、わざわざ、私を廊下に呼び出
して何を聞きたかったんだ?と不思議
だったし、また、色々想像しちゃいま
したね。たった今、先輩も危ない橋を
渡っているんじゃないの?と。きこう
と思えばきけたけれど、ききませんで
した。そんなのヤボだもんね。
 はたして、それから数年して、私が
色々嫌なことが続いて凹んでいた時に
どこで聞きつけたのか、彼はわざわざ
私のデスクにやって来て言ったもので
すよ。
「akira、色々、過去の悪行があるだろ
う?身に覚えがあるのなら、由緒ある
寺社に厄除けに行ってこい。俺は、こ
の前、行ったんだよ。」
と。
「はーあ、確かに、そちらさんは、色
々、身に覚えがあるでしょうからねえ。
で、御利益はあったの?」
「それはわからないけどさ、何がいい
って、そういう謙虚な気持ちになった
自分のことを好きになるんだよ。はは
ははは!」
だって。どこまでもナルシストだな。
困った人だ。
 というわけで、人生、楽しいです
よ。それもこれも、こうして、色々
な人と関わって、ぐちゃぐちゃして、
さらに、色々な話を聞いて、色々な
ことを想像して、時には自分も巻き
込まれるからですね。色とりどりだ
なあ・・・。今も、有ること無いこ
と想像して、ニヤニヤしたりモヤモ
ヤしたりしています。やっぱり小説
にするしかないかな!自分に色が無
いのがちょっと残念だけどね。

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by akira_dai | 2017-04-21 14:39 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。