中学生のゆううつ

 新年度が始まって1カ月、息子は何だか
楽しそうなんです。部活は暇な陶芸部で週
一、スポーツも勉強も苦手、好きな女子が
いるわけでもなく、ひたすら模型と電車の
オタク道まっしぐらなんですが、何だか、
新しい友達もできて、男友達とくだらない
下ネタで盛り上がるのが楽しくて仕方がな
いらしい。最近は、私のことを、わざと、
旧姓のKで呼んで、
「Kさん、こーゆーの、どう思いますか?」
と過激な下ネタをふってきます。Kさんは
中坊の下ネタなんか屁でもありませんよ!
 しかし、そんな息子にも幾つか憂鬱なこ
とがあります。例の、不登校の双子。彼ら
に、ちょっと、
「最近、S(小学生時代からの友達)が、
調子に乗るとうざい」
と漏らしたら、それがS君当人にばれて、
しかも「調子に乗ると」というところが省
略されて伝わってしまったので、すっかり
嫌われて気まずくなってしまったんです。
さらに、双子たちはS君に対して、
「あいつ、頼みもしないのに、毎週、手紙
を届けてきたり、電話してきたりしてさ、
俺たちのことストーカーしてるんじゃね?」
と言ったとかで、それをまたS君から、
「ストーカー、ストーカー!」
と笑われて、非常に頭にきているんです。
 もっとも、全部、S君経由で聞いた話だ
と言うので、「どこまでが本当なのかわか
らないよ」と話したのですが、息子はすっ
かり腹を立てて、
「Sも双子も知らねーよ!」
と、もう友達じゃねーから!という態度で
す。勿体ないなあ・・・でも、中学生にあ
りがちな、良い勉強だと思っています。そ
して、人当たりのいい息子は、同じ小学校
の出身ではない子ともどんどん仲良くなっ
て、特定のグループには所属しないまま、
本当にさまざまな同級生、さまざまな部活
の子と仲良くなっています。私ともパパと
もまったく違う性格だ。その性格は、どこ
から持ってきたのだろう?
 で、これは今日の話なんですが、今、同
じクラスの友達、この友達はまた小6の時
に仲良しだった友達で、昨年は不登校ぎみ
だった子なんですが、中間テスト直前だと
いうのにインフルエンザで休んでいるんで
す。その彼から、携帯メールで、
「宿題の白地図をロッカーに忘れてきたか
ら届けてほしい」
とお願いされたので、息子は快く引き受け
ました。ところが、ロッカーにも机にも、
白地図はなく、結局、届けられず、仕方な
く、今日、彼の家に寄って、お母さんに、
「ありませんでした」
と事情を説明したのだそうです。
 私はこれもまたちょっと心配になりまし
た。今の中学は提出物にとても厳しく、白
地図の宿題も彼らにとっては大きな問題で
す。インフルで休んでいる彼が、白地図が
できなかったことを、息子のせいだと思っ
たらどうしよう、とか、実はロッカーの奥
の方には白地図があってそれを届けてくれ
なかったと思われたらどうしよう、とか、
また、取り越し苦労の心配が頭に浮かんで
しまったのでした。
 というか、私自身、あるんですよ。子供
の時に良かれと思って、友達のお願いを安
請け合いして、いつのまにか、事がうまく
いかなかったことのすべてが自分のせいに
なっている、ということが。お願いを引き
受けると責任も伴うので、引き受け方が非
常に難しいんだね。もちろん、引き受けた
らベストを尽くすけれども、うまくいかな
いこともあるわけで、そういう事情が、子
供同士だと理解できないことがあります。
 最も、今回は、私の心配しすぎ、妄想だ
ということもわかっているので、息子には
何も言いませんでした。小学校、中学校と
いうのは、友達関係で最も苦労する時だと
思います。実際にもめて、喧嘩して、とい
うことを体験して、大人になった時に、人
との距離が適切にとれるようになればいい
な、と思っています。先日、書いたように
本当の友達&友情というものは、多少、気
まずくなっても必ず回復して続くものです
からね。


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by akira_dai | 2017-05-09 22:45 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。