40代のゆううつ

 先ほど、ある記事を読んだら、40代の
男性が一番幸福度が低くて、メンタルの病
気になることも多いんだって。主な原因は、
仕事に追われて忙しく、お金の心配も最も
高く、しかも、「誰も自分を評価してくれ
ない」と感じるかららしい。確かに、独身
であろうと既婚者であろうと、この年代は
働き盛りで、しかし、後半になると体力が
落ち、しんどく、先はちょっと長い気がす
るし、将来やお金の心配はあるのに、忙殺
されて、日々、やることに追われて終わっ
てしまう、、、となりがちだと思う。
 女性はどうだろう?私は結婚も出産も遅
かったから今は子供の対応でかなり鬱が入
っている。元々、立派な体力も容貌も備え
ていないが、それがさらに衰え、もちろん、
お金の心配もあるし、自分だけでなく子供
の将来も心配だ。特にこの時期は、子供の
中間テストの結果が返ってくるので、特に
鬱になる。多くの既婚友達は、既に子育て
は終わって、逆に、時間を持て余している。
鬱っぽくなる人もいるが、大抵は元気に、
お稽古をしたり、友達と会ったり、離婚し
たりして(?)、自由を満喫している人も
多い。同じ40代前後の旦那の方は相変わ
らず仕事に忙殺されているし、会話のない
夫婦がほとんどだから、評価も感謝もされ
るはずもない。そりゃ、気付けば鬱になっ
ているということもあろう。もっとも、女
だって評価も感謝もされない毎日なんだけ
れど、女が鬱になりやすいのは60代以降
が多いんだって。良いんだか悪いんだか。
 そこで私は考えた。男女の違いは何だろ
う。直感的に思いつくのはやはりお喋りだ
ろう。それなら、男性も仕事以外の付き合
いを増やすのが一番良いと思う。でも、男
性は元来お喋りじゃないし、何となく友達
と自分の生活ぶりやステータスを無意識に
比較してしまったりして、余計に悶々とし
てしまうことがあるかもしれない。そうな
ると、やはり、比較しない価値観が必要だ
な、と私は思う。
 私は、中2の時にものすごくひねくれて、
(何とか相対的ではない、絶対的な価値を
自分に見いだせないだろうか)と考えて、
他人と自分を比較することをやめた。もち
ろん、時には誰かを羨ましいな、と思うこ
とは今でもあるけれど、それと自分を比較
して、惨めに思うことも誇らしく思うこと
もない。その代わり、昨日の自分よりも少
しでも成長していれば良い、と、当時、考
えるようになった。それを意識すると、若
い頃はちょこちょこ勉強したり、善行に励
んだり(?)、時には苦手なテニスも習い
に行ったりして努力をするようになる。未
熟であればあるほど成果は早く簡単に出る。
そうすると、出来なかったことが出来るよ
うになった嬉しさで幸福度が増す。達成感
よりも、もう少し緩い感じだ。ガツガツし
なくても自信がついてくる。学校や会社で
あれば、結果的に成績がトップになること
もある。過去の自分自身と競争しているの
で、常に上へ上へ向かうことができる。
 しかし、出産後は伸びシロが少なくなっ
てしまった。子供は自分でコントロールで
きないし、苦手な料理は限界に近い。裁縫
はまだまだ伸びしろがありそうだけれど、
何分、慣れていないから時間がかかり、そ
こに時間を使うことができない。仕事では
色々な文献を読むので多少、知識は増える
けれど、翻訳技術が上がっている感じはし
ない。そういえば、リストラされた時はま
さに自信喪失して、そうでなくても体調が
悪かったから、まさに鬱状態だった。
 が、やはり、今日の自分は昨日の自分と
違うと思う。時には、上昇できずに下降し
てしまう日もあるけれど、下降してダメな
自分と向き合うのも成長の1つ、、って、
アラフィフにもなって遅いでしょうか?
それでも元気が出なければ、友達と会って
他愛ない話をすれば良い。比較をしなけれ
ば、どんな友達とも楽しく過ごせるものだ。
やたら自慢をする人なんてものは、むしろ
滑稽で面白いくらいだ。
 私は年をとって自分が万能ではないこと
を知って、自力では解決できない理不尽な
問題も経験して、一度は自信を失ったもの
の、他人と自分を決して比較しない習慣の
おかげでちょっとばかり楽に生きられるよ
うになった。相対的な価値はもろい。歴史
的にも、価値があるものはどんどん変化し
ていく。そういう中で、絶対にぶれない自
分だけの価値観や得意なことをもっておけ
ば、多少、鬱になっても、今を乗り越えら
えるんじゃないかな。
 自分だけの魅力と能力は変わらない。時
間に追われて、体力が落ちて、年を感じて
落ち込んでも、同年代は、皆、同じような
もの。誰にも評価されない、感謝されない
のは男女とも同じ。本当に40代がきつい年
代だとしたら、時には、愚痴を言ったり、
バカな話をしたりして、皆で一緒に乗り越
えていければいいな、と、今、思う。

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by akira_dai | 2017-05-16 23:13 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。