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人生で一番輝いた瞬間はいつ?

 今朝、テレビをつけていたら、ZIPで、
「あなたの人生で一番輝いた瞬間はいつで
すか?」というテーマを取り上げていた。
結局、その後、しっかり見ていたわけでは
ないから、どんな話があったのかは全然、
わからない。しかし、それを聞いた時、私
もちょっと考えた。(うーん、人生で一番、
輝いた瞬間ねえ・・・)。別に他人と比較
する必要はないのだから、自分の人生の中
で考えれば良い。初めて自転車に乗れた時
でも良いし、最愛の人と別れた瞬間でも良
い。え?別れの瞬間は輝かない?いえいえ、
そういう時こそ輝くのがいい女なんですよ。
 冗談はさておき、アナウンサーが例とし
て挙げていたのは結婚式だった。結婚式?
・・・ありえない。親戚へのお披露目のた
めに、一応、それらしい披露宴をしたけれ
ど、輝くどころか、どんよりだった。ドレ
スは窮屈だし、皆が見ているからダラダラ
できないし、ずっとニコニコしていないと
いけないし、終わったらぐったりして、
「二度と、やりたくない!」
と思ったものだ。
 うーん、じゃあ、何かなあ。地味な私は
そもそも輝かない。しかし、例えば、晴れ
の舞台はあったかもしれない。ほら、ピア
ノの発表会とか、そうそう、ピアノといえ
ば中学のときは合唱コンクールで演奏した
とかさ。でも、いまいち、「一番」という
感じはしない。仕事では輝いていたと思う
けれど、それも「一番」という感じではな
い。仕事は瞬間的なものでなく、継続的な
ものだからだ。継続的になると「一番」が
薄れてしまうのだ。それに「瞬間」でなく
てはならぬ。
 それで、ハッと思いついたのが、小学生
の時の謝恩会だ。あの時、謝恩会で、小1
~小6までの想い出に関する作文を、各ク
ラスの代表が朗読するというイベントがあ
り、何と、私は小2の時の芋ほりについて
の作文を読むという大役を仰せつかったの
であった。
 当時、引っ込み思案で、授業中の発言さ
えろくにできなかった私が、謝恩会で、卒
業生とその親全員の前で、舞台に上がって
作文を読まねばならぬというプレッシャー。
声が小さいので、毎日、放課後、残されて
先生の前で朗読の練習をした。作文も何回
も赤ペンが入って修正した。人前で話すの
が嫌いだった私は、不安で心配でたまらな
かったし、(どうして私が・・・)という
気持ちもあった。それなのに、なぜか当日、
朗読が終わるとちょっと嬉しくて、今思え
ば、あれが初めての「誇らしい」という感
覚だったのかもしれない。
 昨日の「想い出」の話ではないけれど、
これもまた小さな小さな出来事だ。仕事
で大成功したとか、学生時代にモテまく
ったとか、難しい大学に合格したとか、
XXコンクールで一番になったとか、そ
ういう派手な注目を浴びるような出来事
ではない。注目は浴びたけれど、それで
輝いたのではなく、私自身が、自分で書
いた作文を自分で読んで、大きな失敗も
なくやり遂げたこと、苦手な発表が終わ
った瞬間、私は輝いていた!!と思う。
得意なことではないところが良いのだ。
努力を要したところがさらに良い。
 最近、色々お疲れで、ふてくされてい
た時もあったけれど、おととい友達と会
ったらものすごく元気になって、何だか、
これからも輝ける気がしてきた。気のせ
いでもいいと思う。
 だって、まだまだ、やるべきことがた
くさんあって、会いたい人がたくさんい
て、これから出会う人もいるだろうし、
いくらでも輝けそうじゃない?そうだ、
あの時、私を輝かせてくれた先生にも会
いたいな。今年は年賀状を出せなかった
から、とても心配だ。小学校の同級生で
飲む時には、先生の携帯に電話するつも
り。元気だったらいいな。そして皆さん
も、また会う日までお元気で(笑)。

by akira_dai | 2017-06-01 00:22

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai