2006年 07月 12日
嬉しいような悲しいような
ものを植えたつもりで、かえって、水をやると根ぐされするという
ことも知って、余計に安心して、水を与えない毎日。
しかし、時々、様子を見て、「これはあげた方がいいのでは」と
いう日には、会社に行く前、あるいは帰ってきた後、1回だけあげ
るようになったのだが、困るのは息子である。
私がじょうろを持つと、「ユーちゃんが!」とアピールして取り上
げようとする。最初はじょうろが重いため持てないし、それを理由
に子供にあずけないのだが、だんだん中が空になってきて、子供
が相変わらずまとわりついてしつこいと、
「はいはい、じゃ、いいよ」
とじょうろを渡してやる。予想どおり、子供は、ある1つの花にターゲ
ットをしぼり、わざわざ咲いている花の頭にかぶるように、じゃーー
ーーっと勢いよくかける。うわーー、そういうのダメだから、と思うけ
れど、しゃがんで一生懸命それなりに丁寧に扱おうとしている我が
子を見ていると、叱る気にも注意する気にもならず、
「あーー、うーーーん・・・・・・で、でも上手だね!」
とか言ってしまう。
次の日の朝、その花は運よく、というか、たくましく、というか、立
ち上がって元気に咲き続けていた。子供はまっすぐにその花の
方へ向かい、
「ユーちゃんが水あげたの!」
とアピールする。
「そうだね、ありがとうね」
と、嬉しいような、しかし、毎日あれをやられたら、と思うと悲しい
ような、そんな我が家のガーデニング第一歩である。
by akira_dai
| 2006-07-12 22:16