<   2011年 12月 ( 7 )   > この月の画像一覧

良い子、悪い子

 半年くらい前、息子が一方的にクレームを言われた時に、
ひそかに学校に相談に行った。その時に、私が、クレーム
を言った家の息子さんのことを、
「確かに、あちらのお子さんはとても良い子です。」
と評した時に、先生が、
「私たちは、悪い子、良い子という言い方はせずに、どの子
にも良いところ、悪いところがある、という言い方をします。」
と話してくれた。
 その時は、(は~あ、さすが教師。うまいことを言うものだ)
と感心したのだが、最近、子供の友達関係が広く複雑になる
につれ、つくづくそう思う。
 うちの子は友達が多いので、何かと嫌な思いをすることも
多い。もちろん、嫌な思いをさせていることもあるんだろうな、
と思う。しかし、大体、嫌な思いをさせられる友達は決まって
いて、ケイタもしくはユウスケである。ケイタは仕切りやで短
気、気に入らないことがあれば徹底的に攻撃するし、大きい
だけに腕力にものを言わせて従わない友達を強迫したりす
る。一方、ユウスケはクラスで一番小さい割に気が強く、思
うようにならないと徹底的に蹴りで対抗し、行動が荒っぽい
ので悪気がなくても、相手にとっては暴力になってしまうこ
とがある。2人とも兄がいて負けず嫌い。友達を下に従え、
命令するタイプ。勉強も出来るし、スポーツも万能。互いに
一目おきながら、
「絶対に一緒に遊びたくない」
と言う間柄である。
 ユウスケにはお母さんがおらず、学童で一番暴れん坊なの
で、ケイタよりも風当たりが強く、クレームが色々入るらしい。
私自身も、息子がユウスケと土曜日に2人きりで遊んだりす
ると心配してしまうのだが、息子は多少嫌なことをされても、
ユウスケの面白さや男気が好きなようだ。
 そんな息子は、普段はケイタと一番の仲良しなのだが、こ
こ2週間、
「ケイタは仲間はずれにしたり、いじめたりするから嫌い」
と言って、彼と距離をおいていた。他のクラスの友だちと遊
んだり、ケイタがお稽古の日に同じクラスの友達と遊んだり、
といった具合だ。
 確かにケイタの意地悪はきついし、ずるいところがあるの
だが、何となく、私から見ると、ケイタは息子に甘えていて、
ある意味、信頼していて、息子をいじめることがあるように
も見える。泣いている息子と一緒に私も悲しい思いをしな
がらも、何となく、ケイタのことを憎めないでいるのだ。
 そのケイタ、息子が距離をおいているのに気付いたのか、
先週、たった一人で家に遊びに来た。お稽古があるから、
ほんの1時間だけゲームをして帰って行った。何だか寂し
げで、息子の言うことをよくきき、「じゃあな」と帰って行った。
今日も、息子の学校帰りに家までついてきて、
「遊ぼうぜ」
と言うので、息子は困っていたが、(やっぱりケイタ君は、う
ちの子のことを気にかけているんだな)と面白く思う。そうい
えば、息子が他の子に攻撃されると、ケイタはかばって一
緒に戦ってくれる、そんな頼もしいところもある。
 そのケイタのライバルのユウスケは、学童だから、普段、
あまり目にする機会がないのだが、先日、「お互いに友達
の良いところを書こう」という授業の時にくれたカードに、
一番長い文章を書いてくれた。さらに、
「これからも、より、がんばってね。」
と励ましの言葉も書いてあった。息子も私も嬉しかった。
息子がケイタに意地悪をされると、
「ケイタは卑怯だぞ!」
と、ユウスケが息子の肩をもってくれることもある。
 まだ小2だ。関係が悪い時もあれば良い時もある。けれ
ど、それが尾を引くことは滅多にないし、どの子も、悪い
人間ではない。何もかもこれからだ。なかなか難しいけれ
ど、ドキドキしながらも大らかに見守っていけるといいな、
と、思う。
 
[PR]
by akira_dai | 2011-12-19 23:14 | Comments(0)

ありがたいなあ

  今日から子供が習字を習う。先生とお互いに顔がわからない
のでは、道ですれ違っても挨拶が出来ないなあ、と思って、よ
ろしくお願いします、の挨拶をしに行くことにした。しかし、手ぶら
で「よろしく」も変か、と思って、我が家御用達のお煎餅を持って
いくことに。
 お稽古が始まる前の昼過ぎくらいにうかがうと、ちょうど、うち
の母と同じくらいの年齢のおばさん、いや、おばあさんが出てき
て、
「しっかりしたお子さんですよ。本当に。」
と褒めてくれた。先日、息子が一度体験でお邪魔した際に、私
のことを、
「僕が保育園の時は仕事をしてたんだけど、会社がつぶれそ
うになって辞めさせられて、今はお家で仕事をしてるんだ」
と、余分なことをベラベラ喋ったらしい。私は恥ずかしかった
けれど、それを大層気に入ってくれたようだ。
 私が仕事を辞め「させられた」ことを気にかけてくれているの
か、習字の先生は、
「お家で仕事をしているのはとても良いことじゃないですか。お
金の問題でなく、働いている姿をお子さんに見せるのは良い
ことですよ。それに、家にお母さんがいることは、子供は嬉し
いに違いありませんよ。」
と励まして(?)くれた。さらに、
「働いていることで悪いことは1つもありません。」
と始まって、ちょっと家族の話しにもなって、私はずいぶん、
励まされた。
 初対面の目上の人に、こんな風に言ってもらえるのはあり
がたいことだ。失業して落ち込んだこともあったけれど、何と
いうか、こういう形、こういう時期もありなんだ、と思える。子
供の近くにいながら、わずかでも収入を得られるのは恵まれ
ている、それも、ありがたい、と、素直に思えた一瞬だった。
[PR]
by akira_dai | 2011-12-15 15:58 | Comments(0)

おお!これがATSか!

  冬になると特に神経がピリピリして病が辛くなる。といっても、
勝手に不安になる病なので、リラックスすればいいわけで、し
かし、元々、せっかちというか短気というか、ゆっくりのんびり
出来ない性格で、ピリピリは続くばかり。
 それでも、今日は、(電車に乗るぞ!)と決心し、実家方面へ
の準急に飛び乗った。この準急、途中15分くらい停車しない
区間があり、前は怖くてとても乗れなかったのだが、最近は訓
練の成果で何とか乗れる。
 そして、帰り、何の不安も緊張もなく、座席でうとうとしていた
ら、ある駅を通過したところで、
「キンキュウテイシャシマス、キンキュウテイシャシマス。ゴチュ
ウイクダサイ」
という自動アナウンス。お?!何か緊急事態か?!と身を固く
していたら、急停車というよりは、減速に減速を重ね、かなりの
距離を進んだところでぴたりと止まった。止まった後は、ぷー、
ぷー、ぷー、、、という、静かな冷たいアラーム音。
 「ただいま、踏切への侵入が認められたため、安全確認を
行うために緊急停車いたしました。今、しばらくお待ちください。」
と今度は、車掌さんの生アナウンス。自動とは違う、心のこもっ
た(?)アナウンスに少し安堵。
 でも、病持ちの私は、心臓ばくばく、呼吸は浅くなるし、あー、
また発作がーー、と恐怖心でいっぱい。さらに、頼りの車掌さ
んは、扉を開けて線路に出てしまうし。
 しかし、結局、何事もなく、5分程度の停車で電車は再出発
した。はーあ、辛かった~。
 それにしても、これがATSかと、ちょっと感動したところもあ
る。感動といっても、別に、その素晴らしさとか優秀さに感動
したわけではない。いつも、(車掌さんがいるのに、それとは
別に自動アナウンスで停車駅の案内がされているのは何故
だろう。)と思っていた。正常時の自動アナウンスもシステム
の一環だったんだ、という感動。さらに、ATSで停車するま
での距離が意外と長い、という感動(?)。システム導入前
に、運転手さんんが急停止するよりも、ずっと穏やかな減
速、停車までの長い長い制動距離。
 つまり、踏切の場合は、踏切内にセンサがあって、その前
後、かなり長い距離にわたって、走っている電車に自動的に
停止命令がいくようになっているのだろう。距離が長いから、
急停止というよりは、減速による軟停止だ。
 そのうち、センサが全線に設置されて、人身事故も防げる
ようになるのか?しかし、そこまで感度を上げると、意味の
ない緊急停止が増える気もするし・・・センサで人の侵入を
検知するところまではOK。しかし、停止の制御は運転手
さんでも良いような・・・と思った、のんびりATSでした。
[PR]
by akira_dai | 2011-12-13 23:36 | Comments(0)

笑っちゃう辛さ

 朝っぱらから電話が鳴る。こういう電話は、概ね、一緒にクレーム
に悩まされたママなのだ。(また事件か!)と飛び上がって、テレビ
の音量を消して受話器をとると、やっぱり、そうだった。
「どうしたの?!」
ときくと、昨日の保護者会でのクレーマーとのやりとりについて報告
というか愚痴というか、ちょっと話したかったようだった。へーえ、ふ
ーん、とうなずいていたら、だんだん、あちらも興奮してきて、
「そうだ、帰りにひどい目に合ったのよ!」と言う。その内容が、本人
が辛かっただろう、と思えば思うほど、なぜか面白くて、私は爆笑し
てしまった。
 昨日、保護者会が終わる頃は冷たい雨。しかし、彼女は自転車だ
った。保護者会が始まる頃は曇っていたので、半数くらいの人は自
転車で来ていたのだ。子供を乗せてさっさと帰ろうと思ったら、子供
が、よりによってクレーマーの子と一緒に遊んでいた。仕方がない
のでクレーマー親子と4人で一緒に帰ってきたのだという。そして、
そこで、4人の「しりとり」遊びが始まった。それが、悲劇の始まりだ
った、と言う。以下、私たちの会話。
「しりとり自体はいいんだけどさ、あっちの子はこだわるわけよ。た
とえば、『わ』だと、ワニでいいじゃん!って思って、色々ヒント出す
んだけど、『そんなんじゃ嫌だ。もっと違うの言いたいの』と言って
ずーっと考えているわけ。さらに、考えるたびに親子で立ち止まっ
て一緒に考えて、『そうね、わ、は何があるかしら?あれかな?
これかな?』って、2人で立ち止まって長々と考えてるから、私な
んか雨にぬれちゃって、家にはなかなか帰りつかないし。」
「へーえ。」
「で、うちの子が誰かの名前を言うと、『しりとりで名前はなし!』
とか言って、なかなか先に進めなくて、そのくせ、自分は、『と、と
と・・・トイ・ストーリー!』って言うんだけど、それ、映画の名前だ
ろ!って思って苛々しちゃってさー」
「ははははは!それ、面白いじゃん。」
「さらに、それを、ママが、『すごいね。今日はいっぱい色々な言
葉を思いついたね。えらいね。』って褒めながら、また立ち止まる
わけよ・・・」
「見えるようだよ~」
「で、私は左半身、雨でびしょぬれで、病院に行きたかったのに
遅くなっちゃったし。」
「それはご苦労さまでした。わはははは。悪いけれど、とっても
面白い話しだよ~。風邪をひかなくて良かったね。」
 別に人の不幸が面白いというレベルではないのだが、何という
か、この程度の苦労は面白い。さらに、本人も半分ウケをねらっ
て話しているのか、あちらの親子の真似がはまっていて、さらに
そこに無情にも降り続ける冷たい雨、雨、雨・・・人の苛々に気
付かない、のんきな和やかクレーマー親子。何だろう、この面白
さは。
 チャップリンじゃないけれど、悲劇は喜劇なんだよな~。ってほ
どの大悲劇じゃないけれど、私は大いに笑って、あちらのママも
「笑ってくれて、ありがと。」
と電話を終えたのであった。笑わないとやってられないわね。
[PR]
by akira_dai | 2011-12-07 10:51 | Comments(0)

保護者会

 今日は保護者会。冷たい雨が降りそうで神経がピリピリして嫌な感じ。
一応、薬を飲んで家を出発。出発したらちょうど雨がぽつぽつ降ってき
たので傘をさして歩いて行くことに。
 出て行ったところでクレーマーがちょうど玄関から出てきて、自転車
に手をかけながら、
「歩いて行くの?」
と私に問いかける。
「降ってきたし、私は歩いていくよ。でも、自転車でさーっと走るのも
ありなんじゃないの?」
と言うと、クレーマーは自転車か徒歩かを決められず、おろおろ。そこ
に、同じ登校班の友達のママが自転車で、
「私は雨が降っても、濡れながらさっさと行ってきちゃうわ」
と言いながら走り去って行った。クレーマーは、さらに困惑。
「どうしましょ、どうしましょ。」
と悩んでいる。面倒くさいので、ばいばーい、と手をふってとことこ歩く。
 学校が近付くと、子供が時々遊んでいるお友達のママが自転車で
後ろから追い付いてきて、「こんにちは!寒いね~」と言いながら、自
転車を降りて並んで歩く。子供が遊ぶ時に時々話すくらいの人だけれ
ど、自営業で働いているだけあって、さばさばして感じの良い人だ。
 保護者会は、冬休みの注意事項が主な内容で、あとは近況や、ちょ
っとしたトラブルについて話しがあった。うちの子は案の定、そのトラ
ブルに関わっていたし、先生にほめられることといえば、
「半そで頑張ってますね!給食も、よくおかわりして、みんなを引っぱ
ってくれています。」
と・・・うちの息子、何だかバカみたい・・・・・
 帰りは、門のところで仲良しの友達ママと、「最近、反抗するよね」
と、ちょっぴり子供のことで立ち話。帰り途は、最近、学童をやめて
一緒に遊んでいるお友達のママと一緒に歩いて帰り、最近あった事
件について語り合い、彼女と別れた後は、保護者会を休んだママに
プリントを届けに行ってちょっぴり内容を報告。何だかやっぱり知り
合いが増えてきたなあ、と思う一日。
 ママ友というほどの間柄ではないけれど、情報交換は大事よね、
と思った今日だった。
[PR]
by akira_dai | 2011-12-06 23:16 | Comments(0)

面倒くさい

 昨日の傘喧嘩事件について、朝の登校時の待ち合わせ場所で、
低学年全員(3人)がそろうのを待ち、
「今日は低学年の皆さんに、お話がありますよ。」
と言ってから、傘で闘わない、傘を振り回さない、危ないからダメ
です、と、注意をした。実は、昨日、帰宅した息子の肩が赤くなっ
ていたのだが、相手は一年生だし、一歩間違えば、立場が逆に
なっていたのかもしれないので、それは言わなかった。
 が、一年生のお母さんは、何か感じたのか、恐縮をして、
「すみません」
と頭を下げていた。お互いさまですよ~、と、家に帰ってきたもの
の、(これって、例のクレーマーとあんまり変わらないかな?)と
悩んだりする。
 本当に男子はバカだから、遊んでいるつもりがいつのまにかエ
スカレートするし、頭にくると手足が出るし、怪我をさせるのでは
ないか、するのではないか、と気が気ではない。が、あんまり、
最初から、
「あれはやるな、これはやるな」
と細かく指導するのも勉強にならない気がして、気がついた時、
事後に叱ったり注意したりしている。しかし、他の子にまで注意
するのは、やっぱりちょっと気が引けるのである。
 そういえば、一年の最初の頃は、息子が、
「あいつに、こんなことされた」
と言われれば、クレームは言わないけれど、それだけをまにう
けて、ムカムカしていたものだった。が、後になって冷静に考え
てみると、そういう場にいて、互いに何らかのコミュニケーション
があって、ぶたれたり蹴られたりしたわけである。暴力はもちろ
ん良くないが、何ら関係ない、何らコミュニケーションをしていな
い相手を突然ぶったり蹴ったりすることは考えにくい。さらに、そ
れが、ふざけていた結果なのか、単なる意地悪なのか、というと
ころも見極めないと問題は違ってくるし、つまり、いちいち、我が
子の言い分だけを信用してクレームなんかしたら、恥ずかしい
現実があった、なんてことも十分にありえる。
 というわけで、どうにも大雑把な対応のしかたになってしまうの
だが、要は気分とタイミングで、子供たちに直接注意出来る時は
注意するし、出来ない時は、本人から先生に問題提起してもら
うことにしている。本人が忘れてしまって問題提起しないのなら
ば、その程度の問題ということで、親も忘れてしまえば良い。
 しかし、面倒くさい。クレームを言われた時はもちろん面倒くさ
かったが、今日みたいに全員を叱った後に、親から、
「すみません」
とお詫びされるのも面倒くさい。まあ、私も同じ立場だったら、お
詫びするだろうけれど・・・。
 早く子供同士で解決出来るようにならないかしら、と、悪ガキ一
同が登校する背中を見送りながら、溜息をついたら白かった。
[PR]
by akira_dai | 2011-12-02 20:58 | Comments(0)

母、爆発

 昨日、3年生と公園で喧嘩してきたと思ったら、今日の下校の時は、
1年生と2年生で傘バトルをして遊んでいるうちに本気になって喧嘩
になり、「1年生に傘で肩をぶたれた!」と怒りながら息子が帰ってき
た。前に傘でぶってクレームを言われたことがあったっけね、と思い
ながら、怪しんで、よくよく聞いてみれば、一方的にぶたれたわけでも
ないらしい。本人は、「オレのは相手にあたっていない」と言い張るけ
れど、そんなもん、信用できるはずもない。そもそも、あたっていなけ
れば良いというものでもない。
 「1年生と一緒になって傘を振り回すとは何事じゃ!」
と叱りながら、(やれやれ、これだから男は嫌だ。男なんて男なんて)
といらついていると、
「ママ~、今日、”最近の出来事”というテーマで文を書いて、オレ
のが一番うけたんだぜ」
と言う。
「へーえ、どんなの?」
と興味をもつと、
「題名は、”お母さんのバクハツ”」
「は?」
「でね、内容は・・・僕がふざけて宿題をやっている時に、僕のお母さ
んがイライラして爆発しました。僕はちょっとこわかったけれど面白
かったです・・・」
「何ぃぃぃぃぃ?!」
「みんな、笑ったんだよ。」
と誇らしげな息子。
「・・・先生は?」
「先生も読みながら笑った。」
「先生まで・・・」
ああ、母の立場は。
「でも、先生は、”面白かった、は、ひどいでしょ”って言ってた」
と言って、息子は再び、うひゃひゃひゃ、と笑った。
 再び爆発した母であった。
[PR]
by akira_dai | 2011-12-01 18:08 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。