やっぱり単なる子供

 文集の話しを続けよう。個性のない作文の中、キラリと
光る個性をもった子供がいる。そう、家の子のように!(?)
 ちょっと前、授業参観の算数で、
「この絵を見て、算数の問題を作りましょう」
という課題があって、その場で、全員が問題をノートに書
いたのだが、ほとんどの子が、
「1枚のお皿にいちごが5個あります。お皿は2枚あります。
いちごは何個ですか」
という問題だった。確かに、絵の中にそのような図があった
のだから、私もそう書いただろう。
 その時に、全然違う観点から問題を作った4人がいる。我
が家の息子ユータ、クラスのリーダーであるケンタ、学童一
の暴れん坊でケンタとライバルのコウヘイ、そして、授業中
に後ろを振り向く男、ヒロヤである。
 うちの子の作った問題は算数として四則演算を複数使う、
ちょっと複雑な問題、というだけだったが、他の3人の問題
は絵の中の見るところが違う。また、時間軸が違う。面白い
問題だった。子供らしい斬新な観点だ。
 で、その3人の作文には特に注目した私。予想どおり、ケ
ンタとコウヘイは、九九でも二重跳びでも徒競走でもなく、
お友達について書いていた。その中でも、私はコウヘイの作
文を読んで、ちょっと泣きそうになってしまった。
 コウヘイは、入学当時から、あっという間に学年中に、そ
の乱暴さで有名になり、ある家には、
「おたくの子も一緒に殴られていますから、皆で、先生に何
とかするようにお願いしませんか?」
と役員さんから電話がかかってきたと言う。(なぜか家には
かかってこない。)
 「怖いわ」
 「授業に集中出来ないから困るわ」
 「XX君なんか、舎弟みたいになってるのよ」
と色々な噂を聞く。たかが子供じゃないか、と、たかをくく
っている私だが、あまりにも周りから、そういう話しを聞く
と、やはりコウヘイはずる賢いのか?という気さえしてくる。
私が見ていて、少なくともリーダーのケンタの方には、そう
いうところがちょっぴりあるのである。
 ちょっと前、学童で「さんざん、命令されて舎弟にされた」
というタツミ君は、コウヘイを避けるために学童をやめるこ
とになった。さらに、先生にも、2人きりで遊ばせないよう
に、というお願いがあったらしく、ずっと2人きりで遊んで
いた彼らに対して、先生が、
「コウヘイ君とタツミ君は、外で皆と一緒に遊びなさい」
と注意したそうだ。
 しかし、コウヘイ君の作文には、私の記憶によると、大体
こんな風に書いてあった。

 ぼくは入学した時、ほいくえんからいっしょだった友だち
が二人しかいないので不安でした。でも、学どうで、リョウ
君とタツミ君が遊ぼうと言ってくれたからうれしかったです。
ぼくの一番の友だちはリョウ君とタツミ君です。ぼくたちは
三人でかめんライダーごっこをしました。楽しかったです。
 でも、二学きになって、タツミ君が学どうをやめることに
なりました。ぼくはちょっと悲しかったけれど、その後は、
リョウ君と二人でかめんライダーごっこをしました。
 ぼくは、リョウ君とタツミ君にありがとうと言いたいです。
そして、今度は、リョウ君とタツミ君の役に立って、ありが
とうと言われる方になりたいです。

 やっぱり、コウヘイは、タツミ君に意地悪をしていたつも
りも、いじめていたつもりもなかったんだ!勿論、子供だか
ら、そういうことも時にはあっただろうし、我の強いコウヘ
イのことだから、仮面ライダーごっこで、いつも自分は仮面
ライダーでタツミ君を怪人にしていただろうな、とは想像す
るけれど、タツミ君が弱いからいじめる、とか、子分にする、
とか、そういう意識は無かったのだろう。
 コウヘイはお母さんがいない。そして、すぐに手足が出る。
私だって、自分の子がやられるとドキドキする。でも、そう
いった行動も含めて単なる子供なんだ~。
 当たり前のことだけれど、ママたちの大人目線の影響を受
けて、一番単純なことを忘れていたな、と思った作文だった。
[PR]
by akira_dai | 2012-03-31 23:41 | Comments(0)

8歳を迎えた息子の作文

 今日は息子の誕生日。金曜日だが、たまたま健診で、会社
を午後半休していた妹も来てくれた。もう8歳か。早いよう
な長かったような。
 来年は3年生だね~と盛り上がりながら、三学期末にもら
ってきた成績表や文集を眺める。
 この文集、二年間の思い出をそれぞれ作文に書いたものら
しいのだが、同級生の文章も文字も大変、しっかりしている。
九九の練習を、運動会の徒競走、縄跳びの二重とび、友達と
の関係などで、自分が思ったことや感動したことを書いてあ
る。と・こ・ろ・が。
 うちの息子は、一人だけ、多摩川でコオロギを捕まえたこ
とを書いていた。自分の気持ちは何もなく、コオロギを捕ま
えるための準備から始まって、最後は先生に言われて逃がす
までの経過が淡々と描いてある。(お前はファーブルか!)
と突っ込みたくなるほどの客観的描写のみで、情緒は何も無
い。もちろん、ファーブルほどの綿密さも無い。さらに文字
は殴り書きで読むのが大変だし、誤字もある。ああ・・・
これを同級生の親が皆、目にするのだと思うと恥ずかしさで
息苦しくなる。
 そんな愚痴を言いながら、母と妹に文集を手渡したら、
「いいじゃん!個性的だよ!ユニークだよ」
と、二人は大絶賛。二人が言うには、他の同級生は、テンプ
レートが決まっていて、テーマは、九九、運動会、展覧会の
作品作り、二重跳び、が多く、しかも、中身はといえば、
「練習(作品作り)をがんばった。」
という、どんなにがんばったか、という内容。ある意味、ア
ピール。その頑張りに誰が協力してくれたか、という内容。
その、あまりにも似た作文に、
「おそらく、先生がお手本として誰か一人が書いたものを示
したか、あるいは、テーマをある程度与えて、がんばったこ
とを書きなさい、というようなアドバイスをしたのだろう。」
と言う。
 なるほど、そういう目で見てみると、クラスの8割方はど
れも似たような内容だ。第一、九九についての作文が多いと
いうのも確かに不自然だ。それに、どんなに練習をしたかと
いう作文は、確かに、あまり面白くない。私もそんな作文は
書いたことが無い。
 それに反して、息子の書いた「コオロギ」。クラスで一人
である。誰もそんなことは書いていない。
「これがオリジナリティだよ!」
と母と妹はバカ受け。しかし、親としては、もう少し、捕ま
えた時の嬉しさや、逃がした時の寂しさなど、気持ちを書い
てほしかった。あるいは、コオロギの色や形、その時に見え
た景色を細かく描写してほしかった・・・と思う。
 でも、最初に文集を目にした時に感じた情けない気持ち、
暗澹とする思い、何とかせねば、と焦る気持ちはすっかり消
えた。多分、うちの子は、誰のまねもせず、先生の指導も聞
かず(いいのか?それで?)、我が道を進み、自分の意志で
自由に書いたのだ。文集全体を見渡してみるに、それは、今
時の子供としては珍しいことだし、この際、文章の上手い下
手は、どうでも良いではないか!個性だ!彼はユニークなの
だ!
 ・・・と、多少は自信を取り戻しつつも、殴り書きの読め
ない文字を見ていると、やはり、将来を心配してしまう私で
ある。
[PR]
by akira_dai | 2012-03-30 23:46 | Comments(0)

ヤンキー正しい

 もうすぐ息子の誕生日ということもあり、予定を知ら
せるために妹に電話をした。
 電話をしたら、やはり、昨日のお通夜の話しになった。
現役の先生だから、中学生や高校生も大勢お別れに来て
いて、お焼香の列が途絶えることがなかったそうだ。
「で、久しぶりに会った亮ちゃんとか、どうだったのよ」
ときいたら、いや~相変わらずバカだったよ~、と、笑
う妹。
 妹は、バスケット部だったのだが、当時、バスケット
部は不良の巣窟で、実家の近所で幼馴染の亮ちゃんの家
はそのたまり場だった。母親が元女優さんで細かいこと
にこだわらない、しかし、子供たちにビシッと叱る親分
肌の人で、でも、タバコをふかす程度ならうるさいこと
を言わなかったし、連中に夕食をふるまったりして、あ
る意味、皆のお母さんみたいになっていたのである。私
は母に頼んで、その亮ちゃんの家に連絡をしてもらった
のだった。
 ちなみに、この亮ちゃんと、同じくバスケット部にい
た卓也は、妹と小学校時代も同じクラスで、6年の時に
新たに担任になった先生を、クラスを率いてさんざんい
じめて授業を妨害して学級崩壊を起こしたものだから、
当時区内で有名になるほど大変な問題になって、中学に
入学した時、妹と卓也、亮ちゃんはバラバラのクラスに
なって、その後、3年間、とうとう同じクラスになるこ
とが無かった。さらに、妹は、入学早々、
「お前が、高小の、あのクラスのKか。」
と、いきなり先生に名指しされたのだと言う。
 そんな3人は小学生の時から、5年の時の担任の影響
でバスケット部だったので、中学でもそれを続け、男子
はそのまま、亮ちゃんと卓也が率いて不良の巣窟になっ
てしまった。当時、妹から話しを聞いて、(こわー!近
づけな~い!)と、ムンクの叫びのような表情で怯えて
いた私だが、小学生の時から知っている妹としては何て
ことは無かったらしい。
 亮ちゃんはその後、高校を卒業したかどうか知らない
が、渋谷で様々な「チーム」が活躍していた頃、とある
チームのリーダーになり、吉祥寺でも渋谷でも、同窓会
などで一緒に歩いていると、わざわざ駆け寄ってきて、
「亮さん!」
と挨拶をしてくる若者が絶えないので驚いたそうだ。
 そんな不良がお通夜で集まって、妹が言うには、
「まったく柄が悪かったよ。通夜の会場の入り口でたむ
ろってタバコを吸って、ベラベラ喋っているわけ。何か
浮いていたからH先生(亡くなった先生の同僚)も、他
の知り合いも近づくのが嫌だったんじゃないの?」
「へ~え」
「それから相変わらず亮がバカでさ、今回の訃報のメー
ルを皆にしてくれたのは良いけれど、件名が『X先』
(先生の愛称)で、内容には、斎場の情報しか書いて
いなかったから、みんな、何のシャレだろう、と思って
最初は意味がわからなかった、って言うのよ。」
「で?」
「それで、亮に聞いてもらちがあかないだろうから、と、
いまだにX先と自動車の販売で付き合いのあった同級生
が直接、今、X先が勤めている学校に連絡をとって裏を
とって、もう一度皆に連絡したんだって。亮は、いまだ
にメールの書き方も知らないんだから!でも、一応、亮
のおかげで、私たちの代は大勢集まれたから良かったよ。」
「さすがにヤンキーは結束力がすごいね」
「すごいすごい。いまだに、皆、お煎餅を買う時には、
ミカちゃんの家だって。自動車も、同級生のところから
買ってる感じ。義理がたいよねー。」
 ミカちゃんというのは、地元の煎餅屋の娘さんで、
お兄さんもミカちゃんもバスケット部だ。
「は~あ、さすがだね。」
「驚いたのは卓也だよ。昔は目つきが悪くて、いつも
肩ゆすって歩いていたのが、メガネかけちゃって、何
か素敵な人だな~、と、思ったら卓也でさ」
「あの子、昔からモテたから実はハンサムだったんじゃ
ないの。」
「そうかもしれないけれど、それが、角がとれた、と
いうか、優しい目になった、というか、スーツ着て、バ
リッとしちゃって、わからなかったもん。でも、メガネ
外したら昔どおりだった。」
「で、皆で飲みに行ったんでしょ?」
「そうなんだけれど卓也は、”オレ、事務所に戻らない
といけないから帰るわ!”って帰っちゃって、”事務所”
と聞いて、一瞬、いよいよ本物のそっち系になってしま
ったのか!と驚いたら、自分の会社の事務所だってさ!
当時は私のこと目の敵にして睨んでばかりいたのに、別
れる前に、『じゃ、元気でな、もっ子』とか言われちゃ
って、この年になって、何が、もっ子だよ、って感じ。」
 『もっ子』とは、小学生時代の妹の愛称だ。あんなに
斜にかまえていた卓也が、機嫌良く、その名を呼んで感
じ良くサヨナラをしたというのは笑える。
「ヤンキーってたくましいよね。この不況でも、自分で
仕事してるのが多いし、子供いっぱいいて大切にしてる
し、何より、中学時代の友達との結束力と、そこに義理
がたいところが半端じゃなくて驚いちゃった。でも、お
通夜の会場で、タバコふかして大勢でたむろをしている
ところを会社の人には見せられないわ」
と妹が笑ったので、
「それはそうだけど、生き方、正しいじゃん、ヤンキー。
それがまさしく絆だよ、絆!」
と私も笑ったら、
「そうだよ~、まさに、絆だよ!」
と妹はさらに大笑いした。
 幼稚園の時から亮ちゃんを知っている私は、当時、弱虫
で身体も弱かったことを知っている。そんな亮ちゃんが、
あんなに目つきが悪くなって、チーマーのリーダーにまで
なるとは驚いたものだが、義理がたい、彼なりに優しく、
良い仲間がいるところは、なかなかだ。
 久々に集った元ヤンキーの君たちよ、人間の基本として
の生き方、なかなか正しいぞ。これからも、たくましく頑
張れよ!
[PR]
by akira_dai | 2012-03-23 23:07 | Comments(0)

教師という職業

 無事に息子は二年生を修了し春休みに入った。先日、最後
の保護者会で、担任の先生が、
「私は今までうけもったどの子供に対してもそうですが、ず
っとずっと、その成長と活躍を祈っています。」
と話していた。たくさんの子供を育てられる、期待出来る、
羨ましい職業だなあ、と思う。
 私は、高校の時に受けた適性検査で、毎回、「幼稚園の
先生」「小学校の教師」「中学校の教師」「高校の教師」
と、教師しか適性が出ず、当時は、
(理系でも文系でも芸術家でもない、何て個性のない、つ
まらない適性だろう。)
とガッカリしたものだが、今になって、教師とは素晴らしい
職業だなあ、と尊敬に似た感動を覚える。ただし、大変すぎ
るので、やっぱり、先生にはなりたくない。
 ところで、昨日、中学時代の体育の先生の訃報が届いた。
56歳だった。体育の先生とはいっても私は直接授業を受け
たことはないし、担任だったわけでもなく、あちらも私のこ
とは顔さえ覚えていない、いや、知らないと思う。体調を推
して通夜に行くほど気力が出ず、しかし、何か出来ないかと
思って、心当たりに全部電話した。
 特に妹は、その先生が担任だったし、先生が顧問をしてい
たバスケット部でとてもお世話になったので、会社にいる妹
に連絡し、その後、母に電話をして、当時、バスケット部男
子のたまり場になっていた家にも連絡してもらった。
 さて、私は、その先生に直接、指導をしてもらったわけで
はないのだが、一つだけ、その先生が教室でした、ちょっと
した脱線話を覚えているのだ。
 あれは保健の授業だったのか、あるいは、担任の先生がお
休みで、その代理で朝だか帰りに見に来てくれたのか(亡く
なった先生は隣のクラスの担任だった)、今となっては事情
も定かではないが、私は窓際の前から二番目の席で彼の話し
を聞いていた。
 それは健康管理に関する話しだった。インフルエンザの話
があった。受験の年だった。
「インフルエンザは2月とか、試験の時にかかりやすいんだ。
だからこそ気をつけないといけない。」
と先生はちょっと厳しい表情で話した。それから、どういう
わけか歯磨きの話しにもなって、
「そうだ。歯磨きでは舌も磨いてみろ。そうすると、食べる
ものの味が違う。まさに一味、違うんだ。これは、試してみ
て。オレも毎日、磨いているよ。」
と笑っていた。本当だ、本当だ、と何回も言っていた気がす
るから、うそだ~と突っ込んだ、やんちゃな子もいたのだろ
う。
 私は、(え~、舌も磨くなんて気持ち悪い!)と思ったか
ら、あれから30年の間、一度も舌を磨いたことがないけれ
ど、妹にも同じ話しをしていたみたいだし、妹によると、掃
除のしかたや、肩のもみかた(妹は部活で先生の肩もみ担当
だった)、色々細かいこだわりがあり、結構、繊細な先生だ
ったようだ。今思えば、おそらく新任で、将来に向けて気力
も十分、やる気いっぱいで充実していたのだろう。
 妹はお通夜に行けたことと、自分の同期が大勢集まったこ
とをとても喜んでくれて、私に感謝をしてくれた。けれど、
自ら出向けなかったことはちょっと後ろめたい。
 それにしても、こんなに関係の薄い私でも、その先生が話
した、ちょっとしたことをこんな風に覚えている。教師とい
う職業は何て素敵な仕事なんだろう、と、羨ましい。そして、
早すぎる急逝は残念だったけれど、幸せな人生だったに違い
ない、と、生意気だけれど、そう信じる。
[PR]
by akira_dai | 2012-03-22 23:46 | Comments(0)

それ、やりすぎでしょ

 最近、クラスのボスとうまくいかない息子は、クラスの
大派閥から外れて他のクラスの子と遊んでいる。親として
は心配だが本人が楽しそうなので放っておいたら、どうも、
ここのところ、クレーマーの息子と近づいている様子。あ
のトラブルからもうすぐ一年、登校班は別のままでも家は
近所なのだから帰りも一緒になるだろうし、ごく自然の流
れかもしれない。
 お習字教室が一緒なので、お習字の後に一緒に遊ぶこと
が多かったが、ここ2週、あちらが放課後スクールに通い
出し、(もしや、あの親が息子をうちの子から遠ざけてい
るのか?)と深読みしながらも、あまり考えないようにし
てきた。
 そしたら、今日、二週間ぶりに、息子が、
「ナオキと2人で遊ぶよ」
と言う。(あ~、また何かあったら面倒くさいなあ)と思
いながらも玄関まで送り出し、あとは子供たちにおまかせ
することにした。
 そして帰ってきた息子。
「野球したんだよ。楽しかった!」
と言う。へーえ、2人で?ときくと、
「いや、ダイスケが来た。公園に行ったらコウタがいた」
と言う。ふーん、と、あまり深く考えずに頷いていたら、
息子が、
「実は、ナオキが家に迎えに来たとき、ナオキのママも
一緒にいたんだ」
と言うので驚き。
「えー、ママが玄関に送っていった時にはいなかったじゃ
ない。」
「でも、ママが出てくるまではいたんだよ。」
と息子。
 何でも、彼女は、家の前までナオキくんと一緒に来て、
さらに、自宅まで戻ると、幼稚園の時からの友達だるダイ
スケ君の家に電話をして、「来てほしい」とお願いしたそ
うだ。そういえば、昨年のトラブルの時も、
「帰りが怖いから」と、ダイスケ君にお願いして、ダイス
ケ君が毎日、ナオキ君を家まで送ってあげていた。しかし
・・・まだ、心配しているんかい!!
 こんな調子だからナオキ君はママの選んだ友達としか遊
べず、したがって友達も少ないわけだが、そういう子と遊
ぶのって、やっぱりちょっと心配。また、ちょっと怪我を
した、とか喧嘩をした、とかで、クレームを言われたらた
まらないし。
 玄関まで来たら挨拶くらいしなさいよ、と、腹立たしく
思いながら、この何とも言えない不安、イライラを消化で
きない母であった。
[PR]
by akira_dai | 2012-03-15 23:14 | Comments(0)

子供次第?

 しっかりしている子を見ていると(やはり親もしっかり
しているんだろうな。良く見てあげているんだろうな。)
と思って感心する。子供を見ることで、その家族の様子が
透けて見えるような気がすることさえある。
 1,2年の間は、子供だけでは学校の準備や生活が自分
で出来ない子も多く、忘れものをする子は特定の子だし、
そういう子は、学校にプリントやテストを置きっぱなしで、
「そういう奴」という目で見られていて、でも、親が働い
ている子だし仕方ないよね、と思って、息子にも、
「そういうことを指摘したり、あまりいじめちゃダメだよ」
と言い聞かせていた。何しろ、私も働いていたら、我が子
もあのように忘れものオンパレードになっていたかもしれ
ないし。
 が、一人、大変、しっかりした男の子がいて、私は密か
に感心している。といっても、彼はクラスで一番小さく、
泣き虫で、自分がちょっと不利になるとすぐに泣いたりし
て、子供たちやお高い親の間では決して、
「しっかりしている」
という評価がもらえるような子ではないのだが、私から見
ると、生活面というか自分を律することが出来ている、と
いうか、感心することが多々あるのだ。
 彼も親は働きに出ていて放課後は一人ぼっちだが、学童
には入っていない。が、遊びに行く前にきっちり宿題を終
わらせてくる。終わらない場合には、遊びの場に宿題を持
ってきて自分だけは黙々と20分ほど机で床で、時には壊
れたトラックの荷台の上で教科書を広げていたりする。う
ちは親がかなりうるさく言わないと宿題をやらないのだか
ら、えらい違いである。
 次に、時間は必ず守る。親がいなくても、市の「鐘の音」
が鳴れば即帰る。帰りに突然の雷雨が降ろうものなら、親
が迎えに来る子もいるのに、彼のお母さんは帰っていない
から、サッと、リュックサックから合羽を取り出してはお
るとそのまま濡れながら走りもせずに一人で歩いて帰って
いく。鬼ごっこや球技で泣くとは思えないほどのたくまし
さと冷静さである。
 (どういうお家なんだろう。躾が行き届いているなあ)
と、感心していたら、息子が彼の家にひょんなことでちょ
っとだけ上がることになった。そうしたら、六畳一間に
キッチンがついた、とても狭い家で、押入れの中がおも
ちゃ箱になっており、かなり散らかっていて、しかし、そ
の一間で食事も就寝もするそうで、家族4人で暮らすには、
なかなか大変そうな部屋だったそうだ。
 私が子供の頃にはそういうお家がたくさんあった。四畳
半にキッチンがくっついたような公団で多くの兄弟がとこ
ろ狭しと遊んでいるようなお家。そんな昔の光景を思い出
しながら、(今でも、そういう家があるんだなあ。)と、
ちょっと驚いていたら、何でも、彼は、幼稚園にも保育園
にも行っていないそうだ。これもまた今時、驚きだ。
 お母さんが働いているから、まさか、家に一人でいたわ
けではないだろうが、しかし、あの行動力を見ていると、
もしや5歳くらいから1人でいたのかもしれない。
 その彼は、忘れものもないし、もちろん、宿題を忘れた
こともない。その狭い部屋で小さい弟はじゃれてくるだろ
うし、お母さんも忙しいだろうし、しかし、やるべきこと
をしっかりやって、とてもしっかりしていると思う。
 親の指導はもちろんあると思うけれど、結局、子供次第
なのかな、と、我が子をあきらめつつ思う。
[PR]
by akira_dai | 2012-03-12 23:48 | Comments(0)

親子だな~

 また、保護者会のネタを引っ張ってしまうが、先日の
保護者会では、全員、我が子の座席に座って、各机の上
にある、子供が作った自分の生い立ちの写真集を読みな
がら、スライドショーを見る、という内容だった。
 私の前には、3人兄弟の次男、タクヤ君のママが座っ
ている。彼女の家は自営業で、一番上のお兄ちゃんは既
に中一。タクヤ君の下には保育園に通う三男がおり、な
かなかキレイな感じの良い、さばさばした人だ。
 幼稚園出身の子供たちのママたちがママ友とべたべた
しながら、
「あの子は乱暴で怖いわね~」
とひそひそしている傍ら、彼女は、同じ、その子の行動
を見ながら、
「笑っちゃうわよね~!あはははは!」
と大らかだし、六年生の顔見知りの金髪男子の帽子を取
り上げて、バシッと頭をはたいて、
「悪い子!わはははは!」
なんていう豪快なところもあり、彼女がキレイなだけに、
それをされた男子の方も、頭をポリポリ掻いて俯きなが
ら立ち去ってしまう、という風だ。何でも深刻になりす
ぎずに笑ってしまうところが、結構、気が合いそうであ
る。
 で、普段の授業中、息子は、
「授業中にタクヤが後ろを向くのが嫌なんだよ~」
と、妙に真面目なことを言っていたのが、保護者会中、
タクヤ君のママも、後ろを向くわ、向くわ。
 うちの子の顔がスライドショーにうつれば、
「ほらユータ君よ」
と振り向いて笑い、我が子が出てくれば、振り向いて
見て見て、という感じだし、先生が何かと面白い話題
を出せば、振り向いて、”そうなのよね~”と目くば
せをする。
 (さすが親子。ママもよく振り向くなあ)と、可笑
しくて可笑しくて。しかし、その話題を知る人もなく、
本人に、
「息子さんも良く振り向くんですってよ。」
と言うわけにもいかず、仕方なく、夜、仕事から帰っ
てきた相棒に聞いてもらったのであった。親子って面
白い。
[PR]
by akira_dai | 2012-03-01 22:20 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。