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職業病

 仕事をしていると、その仕事独特の普通と違うクセと
いうか考えが出てきて、他人から「?」の目で見られて
しまうことがある。エンジニアにありがちなのが、普段、
普通に接している専門用語やマニアックな部品について、
さも楽しいことのように、さも誰もが興味のあることの
ように喋りまくってしまう、というのもある。もはや、
趣味の領域だ。(私は、そっちを好きではないので、
そんな話で盛り上がりませんよ。)
 最近、技術翻訳の仕事に大半の時間を費やすようにな
って、だんだん使う日本語がおかしくなってきたのも、
一種の職業病かもしれない。
 クリスマス商戦で盛り上がっている今週、CMでは
色々なおもちゃのCMがばんばん流れている。特に、
女の子に人気のシルバニアのCMがテレビでよく流れ
るのだが、昔の「リカちゃん」以上に繊細にできている、
このおもちゃ、何でも、うさぎたちが住むハウスやガレ
ージをどんどんつなげられるらしい。
 それをCMで目にした私は、つい、
「拡張性、柔軟性が高いな。」
とつぶやいてしまった。相棒が、
「それ、職業病じゃないの?」
と笑う。さらに、男の子が好きなゲーム機。これまた、
「あのリモコンの操作性は優れているかしら。」
なんて言ってみたりする。「使いやすいのかしら。」
で良いではないか。
 そのうち、国語が苦手な息子をつかまえて、
「お前は国語の性能が悪い」
とか
「漢字の機能を強化しなさい」
とか
「最近、文字が劣化してきた」
とか
言い出しそうで怖い。
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by akira_dai | 2012-12-18 23:26 | Comments(0)

親子ともに成長中

 今日は朝のあいさつ運動担当の日。この運動は、全員
参加で、1年~6年までの保護者全員に日程が割り当て
られ、毎日3人ずつ、校門の前に立って子供たちに挨拶
する、というものである。
 そうでなくても、この寒さで、例の不安病が盛り上が
ってきていて、ピリピリドキドキの毎日。ものすごく憂鬱。
さぼる人もいるけれど、行かねばならぬ、と、ビクビク
気分にムチ打って、子供たちと一緒に学校まで登校。
 ところで、息子と一緒に登校しているリョウ君は、一昨
日、仲良しのツヨシ君に下校中に乱暴され、そのことを
ひどく怒っている。下校の時に一緒にいた息子も、多少、
被害を受けたらしく、これまた、共感して、猛烈に怒って
いる。
 よって、今日の登校中は、そのツヨシ君の悪口オンパレ
ード。
「ツヨシのやつ、うざいよ。」
「うざい、うざい。しかも、こっちが嫌がっているのを
わかっていて、蹴ったりするなんて、バカだよ。」
「あんなにしつこくするなんて、バカだ、バカだ。バカに
違いない。」
「そういえば、この前も、こんなこと、あんなこと言って
バカうざい」
「きっと、何もわからないんだよ。ノーミソ、腐ってるん
だよ。」
と、何とも少ない語彙で、「バカ」「うざい」を繰り返し
ている。
 その様子がおかしくておかしくて、私は自転車を引きな
がら、時には立ち止まって
「あまり言いすぎないよ」
と注意しながらも笑ってしまった。
 ところで、一年の時にこんな事件があったら、ツヨシ君
に注意した方が良いだろうか、こんなにツヨシ君の悪口を
言う子供たちにも注意した方が良いだろうか、と、悶々と
深刻に悩んでしまっただろうが、今はこれくらいでは動じ
ない。
 友達の悪口を言うにも、「バカ」と「うざい」しか言え
ない我が子の、真のバカさ加減が心配ではあるるけれど、
かわいいものだ。
 息子たちも、そのうちにツヨシ君とも仲直りして一緒
に遊ぶこともあるのだろうし、友達に共感したり、喧嘩
して仲直りしたりして、関係を築いていくのだろう。
目下成長中であります。
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by akira_dai | 2012-12-11 23:29 | Comments(0)

またチャンスを棒に?

 今日は仕事でモテモテの日。高校生の指導の内職は、
本来稼働の日ではないのに、急遽、会社から電話が入
ってきて、
「物理をできる先生が今日はいないから、ぜひ、、、」
ということで依頼されて、ちゃっちゃと片づけ、今週
に入ってから作業していた英語翻訳の校正を納品して
ダラダラしていたところ、3件の新規翻訳依頼が入っ
てきて、一日中大忙し。
 特に最後の1件の翻訳は、かなりページ数が多く、
1週間で納品出来るかどうか危ないところ。でも、
自宅でこんなに仕事が出来るなんて、ありがたいこと
だ。通勤無し、時間の規定なし、子供が寝てからでも
出来る仕事だ。
 久々に、一日中パソコンにはりついて仕事をし、家
事をし、夜になってみたら、肩はガチガチ。首まで痛
くて仕方がない。やめておけば良いのに、今度は、仕
事ではなく、気晴らしのために再びパソコンに戻った
ら、Facebookに元同僚からメッセージが入っていた。
前の仕事に派遣で戻らないか、と言うオファーだ。
 うーーーーーーん、一見、魅力的だし、収入も今よ
り上がるかもしれないが、タイミングが悪い。子供を
今さら学童に入れらないし、翻訳の仕事に投資をした
ばかり。ソフトもパソコンも買ったのに、まだ、翻訳
の仕事は2カ月しか続けていないのだ。第一、始めた
ばかりで古巣に戻るのも、翻訳会社に申し訳ない。
 これで、この話を断るのは二回目。いつか、派遣で
も良いから戻りたい、と思いつつも、三回目のチャン
スは無いかもしれないなあ・・・と、ちょっと落ち込
みそうになるけれど、仕事も縁とタイミングだからな
あ、とか、翻訳の仕事でもう少し成長したいしなあ、
とか、自宅で出来る仕事の方が今は楽だなあ、とか、
瞬時に、色々、てんびんにかけて決断したのだった。
 ところで、今回、この話をもってきてくれたのは、
後輩の女の子で、
「AKIRAさんと、また一緒に仕事したいです。何だ
かんだ言って、あの頃が一番良かったですよ。」
と言ってくれた。社交辞令でもありがたいことだ。
そういえば、翻訳の仕事をもってきてくれた男の子も、
やはり会社の後輩で、彼は、この女の子とは犬猿の仲。
でも、二人とも私に仕事をもってきてくれた、という
点では同じ。まあ、その彼らの上司はといえば、結局、
1人であって、そちらでも私をご指名してくれている
とすれば、ありがたいことだ。それにしても、翻訳の
仕事を始めたばかりなのはご存知のはずなのに、会社
の都合に今でも振り回されているのかな、私。
 仕事でモテモテの今日一日、大きなチャンスを逃が
したような気もしつつ、自分の直感を信じて、今、一
番面白い新しいことをやっていけば、また道が開ける
かもしれない、と思えた今日だった。元同僚の皆さん、
なかなか一緒に仕事を出来ませんが、陰ながら、翻訳
で支えていますので、私のことを忘れないでね(笑)
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by akira_dai | 2012-12-07 23:44 | Comments(0)

ルーツ発見?

 息子が国語、日本語が出来なくて、ほとほと頭が痛い母。
自分は、ものごころついた頃から文字を読んでいて、いつ
も本が友達だったし、「国語が出来ない」「本が読めない。
読みたくない。」という状況、理由、気持ちがさっぱり
わからない。さらに、国語なるものは勉強したことがない
から、漢字練習以外の勉強方法がわからず、息子に教える
術もない。国語とは、学習をする対象としては、最も難し
い、と、自分は感じる。おそらく、勉強をしてコツをおさ
えるのであれば、数学の方が何倍も簡単で、短期間にのび
るだろう。
 このままでは、英語なんかは出来るようになるはずも無
いし、本人の気の向くままに読書好きになるのを待ってい
ても、そうなる望みは薄い。というか、既に、遅れている。
国語が出来なければ算数の文章題も出来るわけがない。実
際、出来ていない。これは、いよいよ、読み書きに関して
は学習障害ではないか、と、悲観的になり、もはやノイロ
ーゼ寸前の私。まったく、自分の別人格に、何かをさせる、
何かに興味をもたせる、ということは、非常に難しい。
 そうこうしているうちに、小3の二学期が終わろうとし
ている。漢字ドリルの完成はクラスでビリ、プリントで間
違えた漢字に平気で丸をつける、筋の通った作文が書けず
に他の本をまる写しさせられている有様の我が子に、何と
か日本語のリズムだけでも身につけさせようと、少し前から
新美南吉さんの「ごんぎつね」を数行ずつ、ノートに写さ
せる、という荒業を始めた。
 これが、どの程度、効果があるかはわからないし、そも
そも効果は皆無かもしれないのだが、私の気持ちは少し楽
になった。毎月届く教材や市販の国語問題集の読み取り問
題なんか一人で出来はしないし、そもそも読まないけれど、
ただ「写す」なら、部分を指示しておけば一人で出来る。
後で見直せば、ところどころ間違いはあるけれど、それも、
指摘だけすれば、本人が直すことが出来る。これが、読み
取り問題だったら、問題の対象になっている段落部分につ
いて、あーだ、こーだ、と、説明しても、理解してもらえ
ず、親も子もイライラするだけ。国語とはそういう科目な
のだ。
 本人にとってはまさに苦行難行としかいえない、その
「ごんぎつね」も、いよいよ、終盤にさしかかってきた。
これから、何の題材にしようか、と、とりあえず、同じ新
美南吉さんの作品をピックアップしていたら、ふと、
(「赤いろうそくと人魚」って誰の作品だったっけ?)と
思いだした。新美南吉さんと、とても似ている作風の作家
なのだが、違う作家のはず。調べてみたら、小川未明さん
の童話である。そうそう、そうだった。
 で、青空文庫なるものを利用して、彼らの作品から簡単
なもの、記憶に残っているものをピックアップして印刷し
ていたら、何だか、私が昔書いていた文章と雰囲気が似て
いるなあ、と、ちょっと驚いてしまった。
 「~ました」「~と思うのでした」というような文体や、
風景や気持ちの描写、着眼点が、何だかものすごく似てい
る。何やら、深い意味は無いような短編、刺激の無いスト
ーリーのものもたくさんある。が、これが、また、昔、私
が書いていたお話に似ているのである。
 もしや、ここが私の文章のベースだったのか?!と、何
やら新鮮な驚きに襲われる。実は、新美南吉さんや小川未
明さんを特に好んで読んだ覚えはなく、むしろ、小学生の
高学年以降によく読んだ、安房直子さんや佐藤さとるさん、
斎藤隆介さん、椋鳩十さんの影響が大きいのだろう、と
思っていたのだが、もしかしたら、より幼い時に読んだ、
こういった本の方が影響が大きかったのかもしれない。
 我が子の出来の悪さが原因で、思わぬ懐かしい発見をし
た母。もう一度、じっくり、これらの童話を読んでみるの
も良いかもしれない。
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by akira_dai | 2012-12-04 23:44 | Comments(2)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。