寒さが続くせいか、あるいは仕事が忙しいせいか、
とかく体調の悪い今日この頃。不安病の方も、少々
調子がよろしくない。
 そんなわけで、学校で毎週ある漢字の小テストの
勉強を全然見なくなっていた。二学期はずっと90
点以上をキープしていた息子、三学期に入って、
70点前後になり、とうとう、今日のテストで50
点という輝かしい低得点をゲット。 木曜日の放課
後のお残り勉強に指名されてしまった。
 何でも、この漢字テスト、毎週、平均点が98点
で、つまり、クラスのほとんどの子が100点だそ
うだ。働いているママもいるのに、一体、どうやっ
てるのぉぉぉぉ?!と、私にとっては驚愕の数字だ
が、これが現実なのだから、仕方がない。
 ところで、最近は、お残りの勉強にも親のサイン
が必要だそうで、息子は、50点のテストを見せる
前に、先生からの「お残りのお知らせ」のお手紙を、
「サインをして」
と持ってきた。(とうとう、きたか)と、なかば、
覚悟していた私が、
「はい。サインしたよ。それで、その、テストは
どこなの。見せてごらん。」
と言うと、息子は下を向いて、
「怒るから見せたくない・・・」
と言う。
「怒らないよ、もう、あきらめてるから。これから
は、全然怒らないから、そのまま悪い点とってたら?」
と、シラーっと言ったら、突然、息子が泣きだした。
「そんなことしたら、オレ、バカのまま大人になっ
ちゃうじゃないかっ!」
「あら、それは嫌なの?」
「嫌だよ。そんなの嫌だよ。」
「ふーん、でも勉強したくないんでしょ。」
「するよ。バカなままなのは嫌だからするよ」
「へーえ・・・」
 ちょっと、私は驚いた。ここのところ、ゲームと
漫画と工作ばかりに熱中して、勉強なんか全然していな
いし、私も真面目にちょっとあきらめつつあったから、
息子が「勉強ができる」ということに価値をおいている
とは全く思わなかったのだ。
私は、
「小学校の勉強は、やれば誰でも出来るよ。バカな子
なんか一人もいないんだよ。」
と言って慰めた。本人は慰められたかどうかわからない
けれど。
 そんなわけで、少しは反省したのかと思ったけれど、
結局は夜になっても勉強は進まず、年をとって体力の
ない親は、やはり、あきらめモードなのであります。
 他の子は自分で勉強してるのかなあ・・・ほとんど
の子が満点ってすごい。何とか自力で勉強してくれ、
頼む!!
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by akira_dai | 2013-01-30 23:02 | Comments(0)

女子化?女子か?

 最近、男子がおかしい、女子みたいになっている、と、
前に書いたが、また、これかい!と思うような出来事が
今日あった。
 クレーマー仲間の息子たちは、いまだにママたちの言
うことを聞いて、その仲間うちで遊ぶことがある。全部
で4人だが、さすがに3年も終盤になって、それぞれ、
自分の意志ももつようになってきた。が、まだ、すべて
ママの言いつけを全否定するほどの勇気は無い。
 そのうちの1人と、最近親友のように仲良しだった息
子、今日は久々に、その仲間たちに仲間はずれにされて、
誰とも遊ぶ約束ができず家に帰ってきた。
 それは、他の友達ともよくあることだし、親も辛いと
ころではあるが、ぐっと我慢していたら、息子は、実は、
別のことで怒っていた。
 何でも、クレーマーの息子のリョウ君が、自分はその
仲間に入っているのにも関わらず、
「ユータ、今日、遊ばない?」
と誘ってくるのだという。それで、戸惑いつつも、
「良いけど・・・」
と答えると、
「あ!僕、やつらと遊ぶの忘れてた!だから、ユータ
とは遊べないんだった!あはははは」
と笑うのだと言う。それを一度ならず、二度、三度と、
しつこく言ってくるので、息子はどう対応して良いの
かわからず、それでも何とか耐えて、家まで帰ってき
て、しかし、かなり怒りはピークに達していた。当然だ。
 私はそんな息子に対して、何と言えば一番良いのか、
よくわからなかったけれど、励ましつつ、あとは、思っ
たまま、
「そういう陰険な女の子みたいな意地悪は、絶対、
やめてね。」
と言ってしまった。本当は「女の子みたい」とか
「男の子みたい」とか、「男だから」とか、言いたく
ないのだが、最近、どうも、男の子に対しては、
「男だから、しっかりしなさい」
と言わないと、ダメなような気がしてきたのだ。
 つまり、彼らは、「男だから」というところに唯一
価値をおいていて、(俺は男だから)と思わないと、
出来ないことがいっぱいあるような気がしてきたのだ。
 女子は、そんなことは思うわけがないし、(私は
女だから、こうしなければならない)と自分に言い聞
かせなくても、結構、頑張れる。その点、男子は、ど
うも心細い。基本的に弱虫で甘えん坊だ。だからこそ、
「男子たるもの云々」
と言わなければいけない気がしてきた・・・
 まあ、それでも、「男だから」と、あまり言いたく
はないが、とにかく、よくわからない意地悪、陰険な
悪戯をするような男には絶対になってほしくない、と
思う母である。息子よ、ちまちま、まとまるなよ!
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by akira_dai | 2013-01-29 23:40 | Comments(0)

平和な授業参観

 今日は授業参観。最近、すっかり落ちこぼれぶり
が際立ってきた息子・・・授業参観行きたくないよ
~と思っていたら、とうとう頭痛に。
 しかし、人一倍甘えん坊の息子は、私が学校に行
かなかったら激怒するに違いない。激怒すると、も
のすごく面倒くさいことになって、頭痛が悪化する
ことも必至。
 というわけで、頭が悪くても目立たない図工から
参加することにした。が、元々せっかちな私は、少
し早い時間に着いてしまい、図工の前の社会の時間
の最後も目にすることになってしまった。
 今日の社会の授業は、「七輪で餅を焼く」という
もので、昔の生活を体験する授業だった。最近の授
業は、体験型の授業が多い。
 実は、この七輪で「火をつける係」をめぐって、
昨日、息子の班では、男子VS女子の攻防があった
そうだ。全員が火をつけたいので、全員でじゃんけ
んをしたのだが、女子が負けたにも関わらず、その
口の達者さと気の強さで、
「火をつけるのは私ね!決まった!」
と男子をねじふせ、それで息子はものすごく怒って
いた。
「オレは、明日、仕切りなおして、もう一度、じゃ
んけんをして、火をつける係を決めなおすつもりだ!」
と・・・普通の日ならともかく、父兄がたくさんいる
前で、あまり主張しすぎないでくれぇぇ、と、私は
これまた頭が痛かったが、こらえて、
「好きにしていいよ。自分で良いと思ったことをしな
さい。」と言った。
 そして、どういう経緯になったのか知らないが、見
てみたら、うちの子が火箸を持って、あれこれ指示を
飛ばしていた。後できいたら、何でも、一緒の班のフ
ミヒロ君が、
「ユータに火をつけてもらおうぜ」
と応援してくれて、火の担当になれたそうだ。しかし、
結局、うまく火がつかず、最後はフミヒロ君がつけて
くれたらしい。いずれにせよ、協力をしてうまくいっ
た、ということだ。良かった良かった。
 図工は唯一、息子の大好きな得意科目。小刀を使っ
て器用に割り箸の先を鉛筆みたいにとがらせて、
「どうして、ユータはそんなに早くきれいに削れるの?」
と、女子から驚かれていた。
「ユータ君、余裕ね~」
と周りのママにも好評。はい、図工だけは好きなんです。
家でもいつもやってますから。
 そんなわけで、苦手な国語や算数は見なかったおかげ
で、心平和に帰ってこれた母でした。
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by akira_dai | 2013-01-25 23:30 | Comments(0)

ドラえもん、素晴しい!

 ちょっと前から「ドラえもん」の漫画に大はまり
の息子。テレビは相当前から見ていたが、漫画に集
中するようになったのは、ここ数カ月だ。
 何しろ文字の読み書きを面倒くさがるたちなので、
漫画でさえ継続して読めずにゲームばかりしていたが、
ここのところ、静かだな、と思って振り返ると、
「ドラえもん」に集中して何分も読んでいることがあ
る。親としてはもっと年相応の本とか、せめて、もう
少しストーリー性のある漫画(たとえばワンピースと
かコナンとか)を読んでほしいのだが、何も読まない
よりはマシと、大喜びで、ドラえもんの漫画を買い与
えている。私たちが小学生の時に読んでいたもの、そ
のものだ。
 それにしても、「ドラえもん」なんかを読んで、げ
らげら笑っている息子を見ていると、やっぱり、ちょ
っと心配になるわけで、ゲームよりましと思っても、
イライラしてしまう私。
 今日、こっそり、息子が学校に行っている隙に、
23巻を読んでみた。なるほど、息子の集中が何とか
続く程度の短編ぞろい、主役ののび太は落ちこぼれの
一人っ子。色々、共感出来るところもあるのだろうな、
、、と思って、読んでいると、その、のび太が、自分
よりも何も出来ない転校生が来たことに喜んで、いじ
めまでいかないものの、バカにして連れまわしている
という話があった。
 転校生と競争しては自分の方が優れていることを誇
示し、ジャイアンに誘われれば転校生を押し付けて自
分は逃げ、そうしながら、「あの子は僕の親友だ」
とのたまわる、卑怯な行動の数々。
 見かねたドラえもんが、その、のび太の行動を逐一
記録し、のび太の姿をスネオに入れ替え、転校生の姿
をのび太に入れ替える。今風に言えば、ビデオで録画
して編集して、人物を入れ替え編集するようなものね。
 はたして、その編集された意地悪なスネオ(=転校
生に対する、のび太の態度)の姿を見て、のび太は、
大いに反省するのである。
 私は感心した。この道徳観、しかも、今でも十分に
ありがちな小学生の単純な心理と残酷さを承知の上で
描いているリアルさ。素晴しい!昔の漫画には道徳が
あったんだなあ・・・と、感心。
 しばらくは、ドラえもんに集中してもらって、読解
力は無理でも、道徳観を身につけてもらうとしよう。
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by akira_dai | 2013-01-24 23:34 | Comments(0)

何かがおかしい

 ここ数年、ずっと思っているのだが、本当に、
マスコミはおかしい。トシちゃんがビッグ発言
でほされたくらいから疑っていたのだが、何か、
世論を先導しようとするような編集のしかたと
いい、煽るようなコメントといい、第一、教養
も品位もないタレント上がりのようなキャスタ
ーが、えらそうに主張すること自体、違和感を
感じる。客観性が無い気がするのだ。道端の世
間話のレベルに等しいレベル。(まあ、この
ブログもそうだけど、私はまさに道端の庶民な
ので。)
 今年に入って、嫌な事件が続いた。桜宮高校
の体罰事件、アルジェリア人質事件と、まだ1
月なのに、何だか、もっと時間が経ったような
気がするほど、衝撃的な事件が続いて、長く、
議論されている。
 ごもっともな意見が並ぶが、私は違和感を感
じて、時に腹立たしい。マスコミは自分を何さ
まだと思っているんだろう、と。
 今日はアルジェリア人質事件の犠牲者の名前
の公表について「するべき」と主張している局
があり、そこで「知る自由」というような言葉
ば出てきたが、誰が何を知る自由、知る権利な
のか、私にはさっぱりわからない。声高に、報
道の自由と権利だけを主張するのは間違ってい
る。と私は思う。そこには責任も伴うはずだ。
 そんな風に思っていたら、公務員の退職金の
削減の問題に内容が切り替わって、そのせいで
早期退職をする教師や警察官が増加している、
と問題提起をしていた。
 大体、公務員の給与が高すぎる、と、声高に
主張を始めたのは誰だったかといえば、私はマ
スコミだと思う。それにのっかって世論(本当
に庶民の声なのかどうか私にはわからないが)
が騒ぎだした。
 給与なんて差があるのは当然だし、やるべき
ことをしっかりやってくれるのならば、給与が
高い価値はある。私は公務員の給与や首を切る
前にやることがたくさんあると思ったのだ。自
分が恵まれていないからと、攻撃しやすい誰か
の足を引っ張るのは非常に良くない。しかし、
それを言い始めて煽るのは、大体マスコミで、
それこそ高給のくせに、怪しい議論を公然とし
ている輩が多い。今回のように問題が起これば、
無責任に問題提起する。
 なるべく民放は見ないようにしているけれど、
時々、目にしてしまうと、あまりの腹立たしさ
に、かえって見てしまう。一体、何を言い出す
のだろう、と。今や、情報源はテレビだけでな
く、庶民はそんなにバカじゃない。視聴率の低
迷はさもありなん。
何だかおかしいぞ、報道が。報道に頷くのは自
由だが、自分で考えて、自分の意見をいつも持
っていたいな、と思う。
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by akira_dai | 2013-01-23 23:49 | Comments(0)

情報つう?

 今日は息子が6時間授業で久々にじっくり、のん
びり仕事ができる。朝から翻訳に集中をしていたら、
いつのまにか13時過ぎてしまった。それで慌てて、
食材の買い出しがてらお昼ご飯も買ってこようと
家を出たら、スーパーに行く途中で、隣のクラスの
ママに会ってしまった。
 「しまった」というのは、ついつい彼女とだと、
お喋りをしてしまう、そういう人だったので、忙し
い時には、まさに、(しまった!)という感じなのだ。
お喋りは楽しいんだけどね。
 そして、案の定、1時間くらい、子供の話ばかり、
べらべらと。ほとんどはお互いの子供の話なのだが、
他のお友達の話にもなる。
 その時に、我ながら驚いたのだが、彼女と同じか、
それ以上に、私は情報を知っていた。彼女はお喋り
で顔が広いだけに、ママの間で顔が広く、PTAで
は中心人物といってもいいくらいに仲良しが多い。
今日もお喋りをしている途中、何人のママが彼女に
挨拶をしていったことか。私などは、引きこもって
いるから、子供関係でたまたま知り合ったママしか
知らないのに、どうして、同じくらいの情報を知っ
ているんだろう?!と、本当に驚いた。
 そして、よく考えてみると、ほとんどが子供から
の情報なのだ。ただし、子供の目線だから、素のま
ま、というか、あったこと、そのまま。さらに、子
供自身に都合の悪いことは私の耳には入っていない
ので、我が子の悪事については知らない、というこ
とになる。
 それ以外の情報は、家に遊びに来たお友達の口から
直接聞いたり、そこで息子と友達が話している内容か
ら何となくわかったり、今日みたいに道でたまたま会
ったママから聞いたり、時には電話で相談されたり・
・・と、まあ、細かく色々、聞く機会はあるもので、
塵も積もれば・・・という感じで、案外、「情報を
知っている人」になっていた。面白いものだ。
 ちなみに、「相談されたり」というと、えらそうだが、
これも私が頼りにされているわけではなく、単に、息子
が顔が広く情報つうなので、
「ユータ君に、状況をちょっと聞いてみてくれる?」
というわけで電話がかかってくる。まったく、息子の
おかげで幸か不幸か、母も、友達の母と関わらないと
いけないはめになっているのだ。
 そのうち、息子が思春期になって無口になったら、
何も知らない、交流もない母になってしまうかもしれ
ない。けれど、今は色々聞いて楽しんでおこう。
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by akira_dai | 2013-01-11 21:14 | Comments(0)

不憫だなー

 今日から学校の給食が始まって、私も一安心。やっと
仕事に集中出来る感じ。そして息子は今日、新年初の
お習字のお稽古。お習字の日は、お習字で一緒の友達、
タッ君と遊ぶのが恒例。冬は夕方、切り上げる時間が
短いこともあり、家でゲームを許している。習字の後
だと1時間も遊べないのである。
 習字が終わって、タッ君と息子と二人、元気にヘン
テコな何かの替え歌を歌いながら家に入ってきた。
「ただいま~」
「お邪魔しま~す」
 まるで自分の家のように、さっさとゲームの準備を
手伝うタッ君。ゲームが始まれば、ののしりあいなが
らも盛り上がる2人。ゲームばかりだと心配になるが、
こういう2人を見ていると、ちょっと微笑ましい。
 そこに、ピンポーン・・・。インターフォンのカメ
ラをのぞくと、近所のリョウ君が。あのクレーマーの
息子である。同じところで習字を習っている。
「ユータ、リョウ君が来たよ。」
「え。約束してねーよ。」
「だって来たよ。出てあげなさい。」
「やだよ。ママ、出てよ。」
 寒い中、放置するわけにもいかず、門まで出て
いくと、頼りなげに、心細げに立っている。
「ユータ君は?」
「今、中でタッ君と遊んでるよ。入っていいよ。」
と言うと、リョウ君は黙って入ってきて、2人がゲー
ムをしている部屋にリュックもおろさずに佇んで、
じっと2人の様子を見ていた。
「ユータ、リョウ君も仲間に入れてあげなさい。
リョウ君も立ってないで、リュックをおろして、
ゆっくりして良いよ。」
と言うと、リョウ君はようやく座ったが、息子とタッ
君はちょっと微妙。
「リョウとは約束してないよ。」
と息子が言う。親としては、
「そんなこと言わずに仲間に入れてあげなさい」。
と言うしかない。
 相変わらずゲームに興じている2人は、ちょっと、
しらけた雰囲気で、しん、としてゲームに集中している。
 そのうち、リョウ君は一人でリュックからDSを出して、
ゲームを始めた。何だか悲しい。何だろうなあ、この図は。
「ユータ!リョウ君も一緒に遊べるゲームに変えて
あげなさい。」
「わかったよ。これは2人でしか出来ないから、どち
らかが死んだら、リョウに変わるよっ!」
と苛立つ息子。
 しかし何しろ時間が無いのだ。そうでなくても今日は、
習字が終わってから市内の「帰宅の鐘」が鳴るまで30分
くらいしか無かったので、リョウ君が来てからはもっと
短く10分くらいしか遊ぶ時間が無い。
 そして鐘が鳴った。何だかリョウ君が可哀相になった。
鐘が鳴っても、ちょっとの間、息子とタッ君はゲームを
続けていた。
「もう帰る時間だけれど、リョウ君も入れてゲームする
なら17時まで延長してあげるよ。」
と私が言うと、タッ君は、さっと立ち上がって、
「じゃ、オレ、帰るわ。」
と帰って行った。
おお、ここで帰るのか。大したものだな、タッ君は、と、
私はちょっと驚いたけれど、これでリョウ君は少し一緒
に遊べる、と思って、そういう意味ではホッとした。
 タッ君が帰ると、リョウ君が自分のしたいゲームを
ゲーム機に入れて、息子も付き合っていたけれど、ずっ
とムスッとしている息子。17時になってもそれは変わら
ず。私が、
「17時になったから、リョウ君、帰りなさい。」
と言うと、リョウ君は一度、立ち上がったものの、また、
DSを出して、
「ユータ、これ、面白いよ。やってみなよ。」
と言いながら帰らない。
「オレ、やだよ。それ出来ないし、やりたくない。」
「いーから、やってみなよ。」
と無理矢理DSを渡すリョウ君。仕方なく、受け取って
ゲームをやるものの、やる気の無い息子はすぐにゲーム
オーバー。
「終わったよ。もうやらないよ。」
と息子がDSを返すと、リョウ君は、無表情にそれを
受け取って、また自分で遊び始めた。これで帰りが遅く
なるとクレーマーに何を言われるかわからない、と焦る
私が
「もう帰ろうよ。ママが心配するよ。」
と言うと、リョウ君はDSを操作しながら、やっと立ち
上がり、ちょっとずつ歩を進めて玄関へと去って行った。
何だかなあ、大丈夫かなあ、という感じ。何がって、
普通、この微妙な雰囲気、息子とタッ君の態度に気付い
たら、文句を言うとか、泣くとか、悲しそうな顔をする、
捨てゼリフを言って帰る、とか何かあっても良さそうな
のに、何だかひょうひょうとしているのだ。無表情なの
だ。無表情は無愛想とは違う。機嫌が悪そうでも良さそ
うでも無い、何というか、本当に表情が無くて、何を感
じているのかわからない。いつも、きょとんとした猫の
ような顔をしている。それが私には心配だし、ちょっと
怖いのだ。
 リョウ君が帰ってしばらくすると、クレーマー自身
から、
「今日も私が留守だったからお邪魔しちゃってごめん
なさい。」
とメールがきた。いつもこんな風に、自分が出かけてい
て管理不足だったことのお詫びが来る。もう小3なんだ
し子供の好き勝手で良いではないか、と思う。こっちだ
って都合が悪ければ家に入れないし。それに、「ごめん」
じゃなくて「ありがとう」だろうに。
 彼女はいつも一生懸命だし、悪い人ではないのだが、
トラブルの時にクレームを言われた時には、その主観に
驚いたし、こちらはかなり気分を害した。が、今は、
ちょっと心配だ。リョウ君は、いつも彼女の目を盗むよ
うに、彼女が留守の時に家にやってくる。しかし、友達
と積極的にコミュニケーションをとれないのか、いつも
輪からちょっと外れたところでポツンとしている。外で
遊んでいるところもあまり見たことがない。普段、どう
しているのだろう。関わらなければ良いのかもしれない
が、何しろ家がとても近いので、登下校、親が留守の時、
関わらざるをえない。
 リョウ君が帰った後、息子が泣いた。
「タッ君と2人でやるはずだったゲームがいっぱい出来
なかった。しかもリョウと2人になってからは、リョウ
の好きなゲームばっかりで、つまらなかった。約束もし
ていないのに勝手に家に来た!つまらなかった!」
私は、息子が我慢をしてリョウ君に付き合ってあげたこ
とを褒めて励ますしかなかった。
 こういうのって難しい。もっと子供に任せたいけれど、
リョウ君が相手だと親が気を使う。今度、家に来た時に
は息子自身に断らせるのが筋なのだけれど、また親から
電話がかかってくるかもしれない。こういうの何とか
出来ないのかな。難しいなあ、と、何だかリョウ君が
不憫で可哀相で、胸が痛いのである。
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by akira_dai | 2013-01-10 23:47 | Comments(0)

子供交渉術

 今日は始業式。息子が朝、不機嫌なのはお決まり。
しかも長い休みの後だからなおさら。
「寒いなー。登校嫌だなー。」
とダラダラ。まあ、大人もそんな気持ちだからわかる
けど、もうちょっと何とかしろよ。
 ちなみに、幸か不幸か、熱は36.7℃。登校はで
きそうだ。
「今日は熱が上がるかもしれないから、遊ぶ約束をし
ないでさっさと帰ってきなさい」
と言ったら、朝は、
「うん。そうする。」
と、いかにも元気なさそうに出て行ったくせに、学校
から帰ってくると、まるで別人。
「今日は遊ぶから!リョウスケと、セイヤと、マサトと
トシと~・・・で、家に連れて来てい?」
「ダメダメ。私が仕事があるし、買い物もあるし、家
はダメだし、まずは熱をはかりなさい。」
と言って、はかってみたら、37℃。その熱を見て、
さらに、ダメだ、と言うと、
「絶対、大丈夫。これで熱が上がって明日学校を休む
ことになったら、これから、風邪をひいた次の日は
遊ばない!」
と言い張る。最近、こういう交渉をするんだよな~。
仕方がないから、
「外で遊ぶなら良いよ。だるかったら帰っておいで。」
とあきらめた。言い出すと聞かないやつなのだ。
 そこで電話が鳴った。番号を見ると、仲良しの
シュンちゃんの電話である。早速、電話に出た息子、
「お?!シュン?何?え?今日?」
シュンちゃんは、どうも、「今日、誰と遊ぶのか」と
きいているらしい。電話の向こうの声が聞こえる。
「今日はね~、リョウスケと、セイヤと、マサトと
トシと遊ぶの。」
と無邪気に答える息子。
「どこで?」
「オレの家がダメだから、マサトの家か、それもダメ
なら外だな。」
「じゃ、その仲間に僕を入れてくれるなら、僕の家で
遊んで良いよ。」
「ほんと?!わかった!セイヤたちにきいてみる!
3時だね。じゃ、3時までは外で遊ぼう!」
と、遊び場を確保して目がキラキラの息子。
 前も書いたが、約束をしていない友達を後から入れ
るには、仲間全員の同意が必要であり容易なことでは
無い。リーダー(一番うるさい奴)をおさえて同意を
とるか、親の力を借りなければ、後から入るのはなか
なか難しいのだ。シュンちゃんの交渉術は大したもの
だ。ゲームをしたい同級生たちの心をとらえるべく、
母親を説得したのか、自分の家を公開する条件をつけ
てきたのである。
 そこへタイミング良く、セイヤくんが、ピンポーン
と迎えに来た。彼が一番うるさい奴である。
息子は玄関に出て行くと、興奮ぎみに、
「シュンがね、今日の遊びに入れてくれるなら、シュン
の家で遊んで良いって言うんだ!」
それを聞いた、セイヤ君、いいよ、とも、ダメ、とも
言わず、一緒に、目を輝かせて、
「本当に?!やった~~~!!」
・・・そんなにゲームがしたいのかい?
 その後、やってきたマサト君も加わって、3人は意気
揚々とシュン君の家に向かっていった・・・小3にして、
こういう交渉って何だろ。それに、何とか家の中でゲー
ムをしたい男子って、どうだろ。
 で、たっぷり17時まで遊んだ息子、帰ってきて熱を
はかったら、本人の気合いなのか36℃まで下がっていた。
恐るべし。交渉すると熱も下がるのか。
 感心したり呆れたりの一日だった。
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by akira_dai | 2013-01-08 23:31 | Comments(0)

大忙し

 「大忙し」って、久々の更新だけれど、年末じゃ
ないんだよね。年始なんです。しかし、この寒さは
何でしょう。例年より何倍も寒いです。でも、新年
は寒い方がキリリと新しい気持になるものですから
不思議です。暖かい新年なんて雰囲気でませんね。
 そして今日は何が大忙しだったかというと、明日
から学校だというのに、子供がここ数日熱を出し、
それが下がらない。37度ちょっとの熱とはいえ、
続くと心配です。さらに、腕にブツブツが出来て
「かゆいから皮膚科に行きたい」
と本人が言う。
(内科じゃなくて皮膚科なの?!)と思ったのだけ
れど、思えば、元々肌が弱くてすぐにブツブツがで
きて、このブツブツは結構長いことあるようだ。
いずれにせよ、学校が始まる前に病院に行かねば!
 だが、問題は仕事。いや、仕事の問題になるのが
子供なのかもしれないが、とにかく、今日は仕事始
めで、翻訳の仕事はたまってる、高校生の数学を指
導する仕事もたまってる、と、やること満載。でも
優先順位はもちろん子供である。
 何とかなるさ、と、午前中、ちょっと仕事をして
から皮膚科に行って、そのまま、病院の近くで昼食
をとり、しかし、子供の食欲がなくてほとんど食べ
られなかったので、午後は内科。病院のはしごをし
てしまった。
 帰ってきたらもちろん夕方で仕事よりも、夕食の
仕度が優先である。それで夕食が終わったら、仕事
をしようと思っていたら、明日の準備をしていた子供
が、
「明日掃除で使うぞうきんが無い。新しいぞうきんに
は名前ラベルが無い」
と寄ってくる。忙しい上に、裁縫が超苦手な私はもう
いっぱいいっぱい。
「あぁぁぁぁぁぁ、も~、仕事も家事も全然進まない
ぃぃぃぃ!」
と頭をかきむしっていると、器用な相棒が、
「オレがぞうきんの名前ラベル、縫おうか?」
と提案してくれる。しかし・・・何となくそれは不安。
というか、彼だって今日から仕事で疲れてるのに。
 苦手な裁縫ということで、しぶしぶ、いやいや、雑
巾に名前ラベルを縫い付けていると、隣に座った子供
がポツリと言った。
「迷惑かけてゴメンね。」
「え?何が?」
「病院とか。」
私は焦った。子供の病院は親にとって迷惑ではない。
当然のこと。よく考えれば雑巾の名前ラベルも当然の
ことだし。あまりに私がイライラしているので、子供
は(迷惑をかけている)と思ってしまったのだろう。
「ママは忙しいからイライラしているだけ。ユータの
ことで迷惑なんてことは何もないんだよ。病院に行く
ことなんか何でもないんだよ。」
とフォローしたけれど伝わっただろうか。
 子供は色々感じているんだな、と、新年早々反省
した母親です。
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by akira_dai | 2013-01-07 23:18 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。