また会えるかな

 ちょっと前のことなので、日付を変えて書いていますが、
息子が2歳の時から保育園で一緒だったアキちゃんが、
転校することになった。3年になってから同じクラスに
なれて喜んでいたのに、とても残念だ。
 アキちゃんは、息子が4歳のときに、
「ユータ君と結婚したい」
と言ってくれた初めての女の子だ。運動神経が抜群で、
双子の弟の面倒をよくみる、しっかりした女の子で、
さらに、さっぱりしていて、お転婆なので、あまり、
女子グループでかたまっていない。
 クラスに一人、足の悪い男の子がいるのだが、
その子の面倒もいつもアキちゃんが見ていて、
教室を移動する時の階段などはアキちゃんが彼を支え、
班もいつも一緒になって面倒を見ている。
 そんなアキちゃんが大好きで、密かに、
(将来はアキちゃんに息子をお任せしよう)と半分、
真面目に考えていた。
 アキちゃんのママは、そんなアキちゃんのママらしく、
何事にも積極的、負けず嫌い、前にもここに書いたが、
学童の運動会のリレーでは、転ぶほどがんばって走って、
「参加するからには勝たないと!」
という熱血タイプだ。これも、私の片思いで、ひそかに
大好きだったので、彼女が引っ越してしまうのは本当に
寂しい。
 そんな彼女のために卒業式の前に保育園のママ数人で
送別会が企画され、親子で集まることになった。うちは
息子の体調が悪いので、私一人で参加したが、他の子供
たちの成長ぶりに本当に驚いた。
 アキちゃんは同じ小学校だが、他の子と会うのは3年
ぶりだ。3年で、こんなに背が伸びるのか、こんなに
しっかりお喋りできるのか、と。
 送別会では、アキちゃんママの引っ越し先のこと、
仕事のことの他に、それぞれのママの子供の話で盛り上
がった。
「幼稚園の子たちって、教育がすごいよね。お行儀が
良いよね。」
「一人、問題児がいて、おもちゃを盗られたんだけど、
そういうのって、どうすれば良いのかな」
「野球チームに入っているけれど、親の仕事が多くて
辛いから、もうやめようかな。」
などなど、ちょっとした悩みが次から次へと出てくる。
 フルタイムで働いていると、パート主婦や専業主婦
ほど子供に目が届かない。問題があっても、なかなか、
学校に行けないし、チームの当番など本当に大変だ。
しかも、その時、集まったママたちは、私を除いて、
全員3人以上子供がいるママたちだから、
「あまり1人の子の部活にばかり参加していると、
他の子がかわいそうだし・・・」
とジレンマも抱える。
 悩みはみな、同じだけれど、やっぱり、保育園のママ
たちと話している方が、共感できることが多い。たぶん、
子供のお稽古とか教育とかの話題よりも、仕事の話や、
両立の話や、子供の成長に関するもっと広い悩みが聞け
て、(みんな、同じだな)と安心するからだと思う。
塾や進学の話、同級生の噂話ばかりだと息苦しくなる
けれど、保育園ママたちだと、そういう話の他に広く、
話題がのぼってくる。
 帰りは、アキちゃんママが、
「方向が一緒だから、一緒に帰ろう」
と、わざわざ、私の家をまわって帰ってくれた。いつもの
ように、「さようなら」と別れた。そういえば、保育園で
も、毎日、帰りに、「さようなら~」と別れていたのだった。
 きっと、また、いつか会えるかな、会いたいな、と、
さりげなく「さよなら」した夜だった。
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by akira_dai | 2013-03-31 23:19 | Comments(0)

 三学期も今頃になると、授業らしい授業はほとんど
なく、工作をして遊んだり、2時間続けてお楽しみ会
をしたり、と、総まとめをかねた、子供にとっては
楽しい授業が増えてくる。
 最後の理科の授業は、理科で学習したことを利用し
ておもちゃを作って皆で遊ぶ、という授業だった。
クラスのほとんどの子が磁石で魚釣りのおもちゃを
作ったのだが、うちの息子だけが唯一、プロペラを
使って推進力を使ったロープウェイを作った。ゴム
をまけばまくほど高く昇るので、同級生の中で、誰
が一番高い位置まで昇らせることができるかという
競争にしたそうで、結構、人気のアトラクションに
なったそうだ。
 すごい、うまい、と、褒めてくれる友だちも、い
っぱいいたのだと言う。それをひがんだのか、帰り
道、一部の友だちに、
「下手くそ!こわしてやる!」
とからまれた。味方もいたので、こわされずには済ん
だのだが、「下手くそ」と言われたのが悔やしくて、
半泣きで帰ってきた。
 相手はクラス一の秀才で、やんちゃグループにいじ
められることがあるような子で、いつも息子が守って
やっているのだが、それにも関わらず、おもちゃのこ
とをからかわれたのだと言う。息子は、
「もう、あいつのことなんかかばってやらん!
友だちじゃねえ!」
と激怒していた。
 改めて、息子の作品を見てみると、一見、確かに下
手くそだ。とにかく雑なのである。ロープと割り箸と
楊枝とプロペラがセロハンテープで、こてこてに貼り
つけてあるだけだ。それにゴムをぐるぐるに巻いて、
ゴムが元に戻る力でプロペラが回る。(このきたなさ
じゃ、下手くそ、と言われても仕方ないな。)と思っ
たのだが、イザ、動かしてみて、私は感心した。
 部屋の端から端まで、天上近くまでタコ糸を張って、
ゴムを巻くと、その手作りロープウェイは、頼もしい
スピードで天上近くまで昇っていく。なるほど、これ
は、いかに秀才君でも作れまい。普段から色々な物を
組み立てては壊し、壊しては組み立てていた息子の経
験の結集といっても良い。形は悪いが機能は素晴しい。
まあ、プロペラを持っていること自体が希なこととい
えば希なことなのだが、我が家には、息子が分解した
おもちゃや別の工作グッズのがらくたが大量にあり、
プロペラもモータも導線もひももバケツいっぱいにあ
るのである。
 今度の夏休みの自由研究工作でも、息子は困ること
はなく、普段作っているものの中から何かしら提出す
ることだろう。勉強はできないし、手先が不器用で雑
だし、どうもいかさないな、と思っていたけれど、友
だちの中でも物づくりで名高い息子、「これだけは」
という物を見つけつつある。
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by akira_dai | 2013-03-21 23:30 | Comments(0)

太陽は車から昇る

 三学期は、息子の弱点である漢字の勉強を重点的に
見ていた。そのせいか、得意の算数の力はみるみる落ち、
それでも漢字テストでひどい点数をとるよりはマシと
思って、漢字ばかり書かせていた。ああ、それなのに、
それなのに、学期末の漢字テストは、かろうじて、平均
点+5点くらい。一体、他の子は、どうやって勉強して
るのーーーー?!・・・いや、きっと、勉強しなくても
出来る子は出来るのだろう。それに比べてうちの子は・・
・・と、(比べまい)と思っても、思ってしまう親心。
情けなくて、まじめに涙がこぼれた。
 そんな風に落ち込んでいた母に、息子が誇らしげに
見せた理科のテスト。1枚だけ85点で、あとはすべて
90点以上。さらに、学年のまとめテストは満点だ。
どんなに簡単なテストでも満点は素晴しい!母は褒めた。
こんなに褒めるのは入学以来初めてかもしれない、という
くらい。
 しかし、満点のテストの内容をよく見たら、先生が、
「おまけ」で丸をくれた部分がある。太陽の動きに関す
る問題だ。そこには、
「太陽は車から昇って西に沈む」
と書いてあった・・・「東」が書けないのか、「東」が!
怒るのを通り越し、呆れるのも通り越し、爆笑してしまっ
た母でした。
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by akira_dai | 2013-03-17 23:00 | Comments(0)

 息子は赤ちゃんの時から、とっても頑固な性格である。
最初は、(聞き分けがない)とか(自分の思ったとおり
の道筋でないとやらない)とか、子供らしさなのかと思
っていたが、もう小4にもなると、どこかおかしいので
はないか、と思うくらい、本当に手を焼く。
 特に、宿題は夜遅くなるまでやらないし、それが毎日
なので、こちらもへとへとになるほど、夕方から夜まで
宿題について言い続けるのだが、
「言われるとやる気をなくす」
と、よくある台詞をはいて絶対にギリギリまでやらない。
そんなわけだから、宿題以外の勉強ができるわけもなく、
最低限、漢字と書写だけ、と思って、やらせると、寝る
のがものすごく遅くなって朝、起きられない。
それで、朝、もう一度、
「起きられないんだから、今日は早く宿題やって、早く
寝なさい」
と注意するはめになる。それが毎日だ。
 ところで、最近、同級生の塾通いが急激に増えた。
小3も終わりになると、算数は計算を卒業して考える問
題が増えてくるし、国語も読解力が試されることが増え
てくる。確かに、息子も少しずつテストの得点が下がっ
てきた。周りも同じなのだろう。夏あたりから、少しず
と塾通いが増え始め、今では、
(え?!あの子も?!)と思うような子まで通っている。
小3だというのに、1コマ2時間だというから、驚き。
うちの息子が集中できないことは間違いないが、おそら
く、小3時代の私もそんなに長い時間、勉強するのは無
理だっただろう。今の子はすごいなあ・・・
 そんな中で、息子は、塾通いについてぶーぶー言って
いる。
「友だちはみんな、通いたくないのに、親が無理矢理、
行かせてるんだぜ。A君は、絶対嫌だ、といったら、
”そんな子は家の子じゃありません”と言われて夜に
家を占め出されたし、B君は何回か黙って塾をさぼっ
たら、やっぱり夜中に家を追いだされて、それ以来、
仕方なく通ってるんだ。」
と言う。私にしてみれば、それでも通うのだから、えらい。
それにしても、塾にお任せできたら、どんなに楽だろう、
と思う。それで、
「ユータも塾に行く?」
と無理を承知で問いかけてみれば、もちろん、イヤだね、
という答え。さらに、
「もしも塾に入れたら、オレは占め出される前に家を
出て行って帰ってこないよ」
と言う。こいつは、それを本当にやるのだ。そして、
親が、最終的には家に入れてやることも熟知している。
だから、サッカーも、しょっちゅう、さぼるのだ。
もちろん、占め出したことはある。しかし、そうすると、
こちらが心配を始めるまで、どこかへ行ってしまうし、
もっと厄介なのは、途中で、知り合いのお母さんに会う
と、その惨状(?)を、言いつけるのである。
「うちの親はひどい。できれば、そっちのお家の子に
なりたい。」
などと。夕方、暗い時間に、外で、そんなことを言われ
て引きとめられたお母さんたちは、忙しい時間だけに
困ってしまう。
 こんなに頑固で、半端に行動力だけある息子に、手を
焼く私。他にこんな子供は一人もいない。本当に困った。
思うに、子供は素直な方が、お稽古も勉強の伸びると思う。
 他人に教えられることを嫌う、プライドだけ高い息子
に手を焼きながら、そろそろ、あきらめようか、と思う
母である。
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by akira_dai | 2013-03-09 23:15 | Comments(6)

中耳炎

 息子がここ1カ月くらい、ひどい咳がおさまらず、
「風邪と軽い喘息がまざっている」
と言われて、風邪薬とアレルギーの薬を毎日飲み、
やっと咳がおさまってきた、と思ったら、今度は
中耳炎になってしまった。
 幸か不幸か仕事も順調で忙しい毎日。そこに子供
に付き添いの通院が続くと、こちらも疲れてくる。
病院の待ち時間は長い。1時間以上待つことが常だ。
 中耳炎といえば、私も子供の頃、クセになったの
か、しょっちゅう痛くなって耳鼻科の常連だった。
一度はひどく重症になって熱が38℃近くまで上が
ったことがある。水が怖くて泳げなかった私には好
都合だったが、それにしても、中耳炎ばかりになる
ので、さらにプールが大嫌いになった。
 中耳炎は鼻炎からくるので、いつも鼻の奥に薬を
塗る。これが、頭痛がするくらい痛いのだが、それ
にも慣れて、いつもの抗生物質ですぐに治った。
 というわけで、私にとって、中耳炎は馴染みのあ
る病で、もしかしたら、風邪より多く罹ったのでは
ないかと思うのだが、これは世間の常識と違うらし
い。
 息子がサッカーを休むので、コーチにメールをし
たら、
「私も中耳炎にかかったことがあります。大変、辛
いと思います」
というような返事がきた。(どうして、わざわざ、
中耳炎にかかったことがある、なんて、改めて言う
のだろう?)と私は不思議に思った。さらに、
「辛いと思います」
と、まるで私に何かを教えてくれているかのような
口調。それに、「辛い」といっても、私の記憶では、
38℃の熱が出たときは辛かったが、あとは、ちょ
っと痛い、聞こえが悪い、くらいで、大したことが
なかったような気がするのだ。
 ところが、隣にいるパパまでもが、
「中耳炎、かわいそうだなあ。」
と、ものすごい重病のように心配する。かわいそう
なのは確かだし、痛いのは辛いけれど、そこまで心
配するほどのことではなかろう、と思って、私が、
「中耳炎なんて、しょっちゅうかかるでしょ」
と言ったら、衝撃の返事。
「オレは一度もかかったことがない」
と。えーーー?!世の中には、中耳炎に一度もかか
ったことがなに人がいるのか!ちょっと前、息子の
同級生が中耳炎にかかって、そのお母さんが、
「子供が中耳炎にかかって、難聴になるかもしれない。
私の責任だ。親として、ダメだ」
と落ち込んでいたのだも、そういうことだったのか?
 中耳炎・・・そんなに大変な病気だったとは、今さ
らながら恐れ入りました。たぶん、私は、今でも中耳
炎ぎみで、しょっちゅう痛くなったり、ボーッとした
りするのだけれど、これも、普通の人にはないのかな。
 慣れとは恐ろしい。もしかしたら、皆さんも、自分
では当たり前と思っていたことが、普通ではないかも
しれませんよ~。
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by akira_dai | 2013-03-05 23:03 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。