優しさと激しさと

 息子を見ていると、時々、「異常に」繊細な
優しい気持ちをもっているなあ、と驚くことがある。
 例えば、やんちゃな数人が、みんなで、
「マサキをいじめに行こうぜ~」
と調子に乗って動き始めると、
「そういうの、嫌で嫌でたまらないから」
と言って、遊びそのものから抜けて帰ってきて
しまう。それは親として嬉しいことではあるが、
その年頃の男子としては調子に乗ってやいやい
とはやしたてることくらいはあるのでは、、と
思ってしまい、感心8割、心配2割、といった
ところ。
 そんな中、新学期が始まって、体力テストが
始まった。クラスに一人、足が悪い障害者がいて、
走るのがちょっと傾いたような、重心がとれない
ような感じで、それが滑稽に見える上に遅いので、
指でさして面白がって、からかいながら盛り上が
る連中がいると言う。それに対しても、
「あいつら、許せない。あいつらの足が同じよ
うに悪くなっちゃえば良いんだと、本当に心
から思う!」
と言ったりする。それは言い過ぎだろう、と、
これまた、心配になる。とにかく激しいのだ。
 友達がテストて満点をとって、4人に、
「女子にモテたいからだろ~」
とからかわれた時も、本人が何も言えないと
ころに割って入って、
「お前ら、大勢で卑怯だね!」
と攻撃した。相手は4人で、息子はクラスで
前から三番目というチビなのに、無謀だ。
大体、攻撃されている本人が何も言えない、
何かあっても味方をしてくれるような頼れる
子じゃないのに、何の計算もなく入っていく。
 正義感が強いのも悪いことではないが、
今時、正義が勝つとは限らないし、親は嬉しい
反面、内心、オロオロ。
 しかし、それを「やめろ」とは言えない。
もう少し、言い方や、解決のしかた、自分の
激しい部分のコントロールがうまくなればいいな、
と思って見守っている。親は辛い。
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by akira_dai | 2013-04-11 23:25 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。