カラオケ事件4

 ところで、先生が1人ずつに事情を聴いた際に、
息子は2つ嘘をついていた。
1つは、「待ち合わせ場所」。
待ち合わせ場所は、「児童館」と言っていたが、
本当は「自宅前」だった。
もう1つは、
「1万円を持っている、と自慢した」ことを隠していた。
他の全員は「自慢していた」というのに、息子は頑として、
「自慢していない」と主張していた。
どうして、それを頑なに否定していたのかわからないが、
何となく、自慢していたことが不利になるような気がした
のかもしれない。
 私は、その息子の「嘘」が、本当なのか嘘なのか確認し
たくて、男子2人の家に電話をした。
 最初に、たけお君の家に電話をしたら本人が出た。
「母は出かけています」
と言う。お母さんと話すつもりだったのでかけなおすこと
にして、その後、数回かけたけれど、「母は留守です」が
続いたので、本人にきいてみた。
「たけお君、ユータが1万円を持ってるよ、と自慢した
という話は本当かな?教えて。」
すると、たけお君は、それだけでびびってしまったのか、
唐突に、
「10なん円です、10なん円」
と言った。
「いや、そうじゃなくて、自慢をしたかな?1万円を
持っていると自慢したという話があるでしょ?」
と言うと、
「1万円?そんな話はなくて10なん円です」
と言う。質問の答えになっていないけれど、
100円でも500円でもなく「10なん円」と言
っているので、息子の言う「財布の中は11円」は
本当だと思った。
 次に、もう1人の男子、ひろ君の家にも電話をした
が、こちらも全然帰ってこない。あきらめかけた頃、
外で別の友達と遊んでいる息子を迎えに行ったら、
そこに偶然、ひろ君がいた。ひろ君をつかまえて、
「ユータは、1万円持ってる、と自慢したかな?」
ときくと、
「言った」と答える。すると息子が猛反発して、
「言ってねえぞ!」と言った。ひろ君は、それを
上回る勢いで、
「言ったぞ!」と叫び、言った、言わないの大喧嘩
になった。私はそれを見て、
(おそらく息子は自慢したな)と確信して、息子が
嘘をついていたことを本人から聞くことができた。
なんでも、
「お年玉が1万円あるけれど使えない」
という意味で自慢したらしい。不利ではあるけれど、
お金を持っていたという意味にはならない。
それに、たけお君の「10何円」という発言から、
11円が入っていた確率はかなり高い、と思って、
安心した。が、証明してくれる人がいそいうにない。
たけお君が証言してくれないだろうか、と、願って
いた。
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by akira_dai | 2013-06-29 17:11 | Comments(0)

カラオケ事件3

 言葉のつたない息子の言うことを理解するのは困難を極め、
時間が前後するわ、話すたびに主語が変わるわ、行きつ、
戻りつ、整理するのに非常に時間がかかったけれど、
概要は次のようなものだった。
 最初は家の前に集合して、自転車で駅まで行った
        ↓
 駅の駐輪場で女子Kと2人きりになり、
 「財布を出せ」と言われたので出したら、
 「11円しかないのかよ」と返された。
        ↓
 改札に行くと、たけお君が息子の切符を買っていて、
 息子はたけお君に向かって
 「11円しかないから何も買えないよ」
 と主張した。
        ↓
 カラオケBOXに入ってすぐ、再び、女子Kに、
 「支払いのときに10円足りないかもしれないから、
  お財布を出しておいて」
 と言われた
        ↓
 その後、女子からお札を渡され、
 「買い物をしてきて」と頼まれ、
 何回か、レジ前の店と部屋を往復した。
        ↓
 最後の買い物のときに男子が一人ついてきて、
 部屋に帰ってくるとお財布の口が開いていた。
 中を見ると5000円が入っていたので、
 「女子Kが入れたのか」
 ときくと、
 「そう、うちが払うの面倒くさいから、ユータが
  支払いして」
 と言われた
        ↓
 支払いを済ますと、エレベータで、
 「さっきのお釣りを返して」
 と言われたのでお釣りを返した
        ↓
 駅まで帰ってくると、女子Kの自転車の鍵がなくなっていたので、
 たけお君とひろ君がその自転車を運んでやり、お駄賃に2000円ずつ
 もらった

というものだった。
女子がどうしてここまでするのかわからないけれど、
筋は通っている。
さらに、息子のめちゃくちゃな断片的な情報をかき集めて、
このように整理した結果がこれであって、こんな複雑な
ストーリーを作れる子でもない。
おそらく本当だと思っていた。
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by akira_dai | 2013-06-28 23:44 | Comments(0)

カラオケ事件2

 そして、一夜明けた今日、学校で子供たち一人一人が
先生から呼び出されて調査を受けたが、肝心の女子Kは
お休みだった。
 その結果が気になって、先生に電話をすると、
「ユータさんだけ、言うことが違うんです。それに、
ときどき、言うことが変わるんです」
というので、心臓が飛び出るかと思うほど本当に驚いた。
先生によると、
「他のメンバーはユータさんが支払いをした、と言って
います。しかし、ユータさんは、その支払いのお金は、
Kさんがお財布に入れた、と言うのです。しかし、Kさ
んが、わざわざユータさんのかばんからお財布を抜いて
5000円札を入れますかね?」
私はものすごく落ち込んだ。しかし、一日中、私は家に
いて、お財布をとられる心配はない。確かに私はあの日
具合が悪くて寝ていたが、友達全員が来たので、しぶし
ぶ起きたのである。
 これは息子に色々きかねばならぬ、と、長い調査が始
まったわけである。
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by akira_dai | 2013-06-27 23:39 | Comments(0)

カラオケ事件1

 今日、子供だけでカラオケに行った事件が発生した。
親たちは大騒ぎである。
 女子Kが「行こう」と誘ったそうだが、全員同罪と
いうことで、親はそれぞれ叱った。しかし、お金の精算
をしなければならない。お金は女子Kが払ったという。
 この女子Kはいつも2、3万円持ち歩いており、
やたら繁華街に行って、デパ地下でお菓子を買いあさ
ったり、文房具を買って、友達に配ったりしており、
しかも、ほとんどいつも一人ぼっちで、決まった女友
だちがルミちゃん1人しかいないようなので、
(イヤだなあ)と思っていた矢先だった。
 「とにかくカラオケのお金だけはKちゃんに返さないと」
と、母親同士で話し合いをしていたのだが、肝心の
Kちゃんママが全然つかまらない。
「それでは、後日、学校で関係者全員で話し合い
ましょう。」
ということで、今日のところは終わった。
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by akira_dai | 2013-06-26 23:34 | Comments(0)

10年ぶりの女友達

 先月の葬儀以来、何かと古い仲間と連絡を取り合う
ことが多くなり、それも落ち着き始めたかと思う最近、
葬儀の時の供花代の集金もかねて、久しぶりに当時の
女友達に会うことになった。何だか、女の私が、わざ
わざ「女友達」と言うのも変なのだが、女友達が極端
に少ないから、わざわざ、「女友達」と言うのです。
 私が出身の大学は、学年全800人の中に女子は
15人しかいないから、学科が違っても、サークルが
違っても学年が違っても、女子は全員顔見知りである。
4月には女子コンというものがあって、学内の色々な
情報交換もする。
 私は学科に1人で、彼女は情報系ということもあっ
て学科に4人女子がいた。そして、私の学科の男子と
結婚し、偶然、入社した会社も一緒で同期なので、
何だか、当時よりも今の方が親しい気がする。
 思えば10年ぶりだった。この前、会った時は、
私のお腹の中に息子がいて、既に2人の男子を育て
ながら仕事と育児を両立していた彼女が応援もかね
て会ってくれたのだった。大きなお腹で不安がいっ
ぱいの私に、
「大丈夫。仕事と両立できるよ。何とかなるよ。」
と励ましてくれたし、育児についても色々相談に
乗ってもらっていた。育児に関しての心強い先輩
でもある。
 そんな彼女は会わない間に3人目の子供も産ん
で、その子が現在小2になったと言う。早いなあ。
「10年ぶりだよね。」
とお互いに再会を喜び合い、亡くした友のことを
悼み、励まし合った。ついでに、葬儀で久しぶり
に連絡がとれたメンバーの近況でも盛り上がった。
 それからは、もっぱら子供の話と仕事の話、
どちらもストレスだよね~と笑い合った。気楽
に何でも言える友達だ。
 当時、保育園の最年長だった彼女の長男は既に
中3になり受験生。何と、あっという間!!時の
流れは速い。
「こんな調子でいったら、次に会うとき50代
だよ。お婆ちゃんだよ~。やばいやばい!」
と二人で笑い合い、夕方、別れの間際に、
「会うのがいつも葬儀とかじゃ嫌だから、
ちょっと頻繁に会おうね」
と誓い合った。が、次回はいつになるだろう。
 いつでも会えると思って、なかなか会えない
一度、疎遠になると、連絡がとりにくくなって、
また会わなかったりする。でも、思い切って
会ってみると、変わらず気軽に何でも話せる。
 10代の時とは違って、10年に1回なんて
言ってると次に会えるかわからないから、なる
べく頻繁に会いたいものだね。
 今日はとても楽しかった。仕事が変わっても
子供が育っても、学生時代の友達というのは、
励みになるものだ。特に女友達はとても貴重
(希少?)だから大切にしたい。
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by akira_dai | 2013-06-01 23:01 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。