私が出た中学は合唱で非常に有名で、NHKその他の
合唱大会で金賞、銀賞など、全国でベスト3に入るほど、
合唱に力を入れている学校だった。だから、こう言っては
上からで申し訳ないのだが、普通の公立の学校の合唱
など期待していなかったから、息子の中学の入学式で在
校生が合唱を披露する、といっても、大して、期待してい
なかったのである。
 ところが、当日、在校生の皆さん、とても良く声が出て
いて、男声パートもしっかりしている。(もしや、最近の子
どもたちは、皆、超ハイレベルで、当時、全国大会でベス
ト3だった私たちの中学レベルが普通なのか?!)と驚い
ていたら、息子いわく、
「うちの学校、NHKの合唱大会で上位に入ってテレビに
も出たことがあるんだよ。」
と・・・何だか、どこかで聞いたような話だ。さらに、
「だから、合唱部、とても人気が高くて入部希望者がいっ
ぱいいるんだよ」
だって。これも、どこかで聞いたような話だ。デジャヴか?
 実は、もう1つ、(こんなことに親子で遭遇することある
の?)という事件があった。真面目に不幸で悲しい話なの
だが、私は高校時代に毎年、1人ずつ、小学校で一緒だ
った同期生を亡くしている。その中で一番最初に、高1の
ときに亡くなったのが、隣の中学に行った男子だった。
死因は骨肉腫でかなり長い間、闘病していたらしい。
彼の親友だった元同級生が弔辞を読んだ。
 骨肉腫なんて映画やドラマの中の話だと思っていたの
に、本当にあるんだな、と、ショックと驚きとで、ドキドキ
したものだ。その後、妹の友達が白血病で亡くなったり
して、(案外、身近に出るものだなあ)と、若くして亡くな
ることには驚いても、だんだん、病名そのものには驚か
なくなってきた。それが数十年も前の話。
 さて、少し前、息子の学年の4組は非常に荒れていて、
登校しない生徒が3人いた。そのうちの2人は男子でい
じめや学業の問題が原因。そして1人は女子だった。
この女子の理由がおかしい。「骨折だ」と言う。そして
半年も休んでいる。同級生のやんちゃな男子たちは、
休んでいる3人を一緒にして、「ずる休みだ!」と怒っ
ていた。
 私は、骨肉腫の場合、本人に対しても「骨折だ」と嘘
をつくことがあることを知っていたので、(まさか。)と、
昔の嫌な感じがこみあげてくることはあったものの、
そのたびに心の中で否定していた。ところが、卒業式
の前日の予行の日、息子が言うには、
「全員で、彼女のために千羽鶴をおった。卒業式には
出られないけれど、式の終了後に一時退院で顔を出す
って先生が言ってた。」
と言う。これはいよいよ深刻な病気に違いない。それこ
そ白血病かもしれない・・けれど、骨折というからには、
やはり骨肉腫の可能性が高いな、と、確信してしまっ
た。
 そして卒業式当日。卒業証書授与では彼女の名前
が呼ばれても返事なし。式の終了後、各クラスに分か
れて、先生を囲んでちょっとした写真撮影会が行われ
た。そのとき、4組には、お母さんと一緒に彼女が現
れたという。片足がなく、頭はすっぽり毛糸の帽子で
覆われていた、と言う。
 卒業式の帰りに会った4組のお母さんが、
「本当に骨折だと思ってたら、骨肉腫で、彼女が教室
に入ってきた途端、全員が息を飲んで、ちょっと微妙
な空気になって、でも、卒業式だし、彼女たちのため
に、皆、何とか笑顔を保ってて、ちょっと大変な雰囲
気だったのよ」
と興奮気味に話していた。
 やっぱりそうだったのかー、と思うと同時に、
親子で、同じ学年の子が骨肉腫になるなんて、普通
にあることなのか?と、不思議に思った。珍しい病気
だとばかり思っていたのに。
 骨肉腫は命にかかわる大変な病気であることに
変わりはないが、私の同期生が亡くなったときと比較
すると医学は特段に進歩しているらしい。局部を切断
した後の生存率は60%くらいまで上がっているとい
う。亡くなった彼と、今回の彼女は、全然違う人なのに、
なぜか、「今度は」生き延びてほしい、と、まるで、同じ
人に対する気持ちのように思ってしまう。
 数十年前は、同じ年齢の子どもが亡くなったという
横からの目線だったけれど、今は親の目線から、そ
う思う。
 良いことも悪いことも、似たようなことを経験してい
る我が子に、色々なことを色々な角度から考えたり
感じたりしてほしいな、と思う。
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by akira_dai | 2016-04-18 23:33 | Comments(0)

潜在意識?

 おはようございます。大変、ご無沙汰です。
最後に更新してから2年くらい経過した?
実は、この4月に息子が中学生になって、
やっと心理的に少し余裕ができたような気が
します。まあ、すぐに受験がやってくるから
それほどゆっくりはできないものの・・・
 そんな中、ちょっと面白いことがあったので
ささやかながら書き残しておこうかと。
 息子は小1のときからNASというスイミング
スクールに通っていました。根っからの不器
用体質のせいで、なかなか進級できず、結局、
クロールどまりのまま小学校の卒業を迎え、
キッズ登録は不可能になったので、無念なが
ら、退部することになりました。(無念なのは
親だけで、子どもの方はやめたくてやめたく
て仕方がなかったらしいのだが)。
 退部の届けの締日はもちろん決まってい
るのですが、私も「私なりに」忙しい日々を
送っているので、すっかり忘れていて、先月、
夕食を作りながら、「やばい!NAS!(に
退部届を提出せねば)」と叫んだのであり
ます。
 そしたら、くつろいでいたパパが、
「何?!ナスがどうしたの?」
とキッチンまでやってきた。
「だから、NASだよ。スイミングのNAS!」
と私が言うと、パパが、
「何だ、こっちのナスかと思ったよ。」
と、私がくるくるかきまぜている鍋の中を
指さして・・・それはナスの味噌汁というわ
けであって・・・
「ナスを見て、NASを思い出したわけ?」
とパパ。
「・・・いや、まったく、そんなことは意識
していなかったのだが・・・潜在的に影響
しているのかな?」

 潜在意識といえば、恐ろしいもので、
ちょっと昔、EDAというアプリケーションに
関わったことがあるのだが、そのときに、
東急田園都市線の駅の名前の「EDA」と
ローマ字を見て、まじに、(え!EDA?!
私ったら、EDAの仕事にはまりすぎて、夢
でも見ているのかしら?!)とパニックに陥り、
何度も駅名を見直し確認し、(ああ・・本当
にEDAだ・・・)と、ミステリーゾーン状態に
なっていたら、結局、それは「江田」だった、
という・・・潜在意識とは恐ろしい。逆に言え
ば有効に利用したいものだ。茄子=NAS
だったのかなあ・・・それは誰にも、私にも
わからない。
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by akira_dai | 2016-04-13 10:06 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。