案外、世間は優しい

 昨日は、もろ更年期のあおりを受けて、泣いたり
笑ったり、と忙しかったakiraです。大した事件があ
ったわけでもないのですが、それで、気持ちがぐら
ぐらするのが思春期&更年期です!
 実は、今日、久々に、会社で一緒だった同期の女
子と3人で集まる予定だったんですよ。そう、貴重
な女友達です。そんなわけで、昨日、待ち合わせの
最終確認をメッセージでやりとりしてたのね。メッ
セージを入れてくれたのは、3人の中で最もおっと
りしている天然系の癒しキャラのKちゃんです。
で、最初は、私もはりきって、
「具合が悪くなっても向かうよ!」
と言っていたのですが、話しているうちに、だんだ
ん、いつものように不安になってきて、口数が少な
なってきて、結局、最終的に、
「・・・ごめん、やっぱり、明日、やめる」
と言ってしまいました。理由の1つは、単なるラン
チだと思っていたのが、実は某マヨネーズ工場の見
学イベントも含まれていて、たくさんの人と一緒に
一方通行の見学路を歩く自信がなかったんですね。
注意深く、最初のお誘いを見れば、しっかり、工場
見学のことも書いてあったのに、そこを私は見落と
していて、メッセージの中で、そのイベントのこと
がわかって急に自信がなくなったというわけです。
昔は、こういうイベント、大好きで、率先して自ら
企画したものなんだけど、ダメだなー。さらに、優
しい癒しキャラのKちゃんが、自信を失った私に対
してものすごく気を遣ってくれて、色々励ましてく
れて、ありがたいやら、それ以上に、申し訳ないや
らで、まさに泣きたい気持ちでメッセージを終えた
んです。
 しかし!そのとき、私は、彼女以外に、2人と、
同時にメッセージをやりとりしていました。泣いて
る場合じゃないんです。まあ、でもね、これは救わ
れましたよ。メッセージを切った後というのは、電
話と似ていて、しーん、、と寂しい気持ちになるけ
れど、誰かが残っていると、しーん、、はありませ
ん。前にもちょっと書いたけれど、こういうとき、
あちらはわかっていなくても、励まされてありがた
い気持ちになります。
 で、そのうちの1人は、昔、会社で顔見知りだっ
た先輩で、学校の先輩でもあるおじさんでした。
数年前に私が送ったメッセージに、
「今、気付いたんです。ごめんなさい」
とコンタクトしてきて、15年ぶりの再会(?)で
した。このおじさんがまた超個性的で面白い人なん
です。ええ、超個性的なので、もちろん、独身です。
が、彼の話は、別の機会にしましょう。
 で、久しぶりなので、ちょっと長く話しました。
私が落ち込んでるなんてことはあちらはわかってい
ませんから、懐かしい話とか、うちの子どもの話と
か、他愛ない話ですよ。でも、こういう「関わり合
い」がささやかながら大事なんだな、と、つくづく
思いました。
 さらに、FBでは、ちょっと前に、さだまさしネタ
で大いに笑わせてくれた先輩が、再び、くだらない
投稿をしていて、これには爆笑しました。コメントの
返信も何だか天然だし・・・その緩さに、一瞬、病の
ことも忘れたね。良いキャラすぎる。
 あれ?今、気付いたけれど、私は、昨日、たまたま、
年も関わり方も違うけれど、同じ大学の先輩に救われ
たのか?へーえ・・・、面白い。2人とも超個性的で、
うちのパパも、
「いいね!D大!友達にはなりたくないかもしれない
けど!」
と爆笑していました。失礼ね。
 さらに、夜は、今日、3人で集まるはずだった中の
残りの1人から「また今度!」というようなさっぱり
したメッセージが入って、これも嬉しかったね。本当
にいつもいつも思うけれど、私の友達は、皆、良い人
で優しいですよ。私は励まされてばかりです。
 そんな風に、明らかに励ましてくれる人がいれば
もちろん心強いけれど、普通は、大人になると、凹ん
でいてもそれをいちいち見せないし、見せたとしても、
わざわざ、
「大丈夫?」
と声をかけてくれる人は希です。そもそも凹んでると
甘えてると思われることもあるし、誰だって、元気な
人と一緒にいたいしね。
 そんなわけで、特に外で働いていて疲れてくると、
「誰も優しくしてくれない、攻撃ばかりされる」
と思ってしまうことは珍しくありません。そんな時に
元気で面白い人というのはそれだけで優しい存在です。
昨日みたいに、何でもない会話をしたり、ばかばかし
い投稿を見たりして救われると、彼らのことも優しく
て良い人だな、と凹んでいる私は感じます。正確には、
人間1人1人というよりは、世間が優しい、という感
じなのかな。厳しい社会の中に、優しい世界もあるよ、
という感じです。そう考えると、(皆が優しいなあ)
と嬉しい気持ちになってきてね。
 残念ながら、私は、今、なかなか遠出ができなくて、
昔みたいに、いつもいつも元気いっぱいというわけに
はいかないし、飲み会を企画して、凹んでいる人の背
中をばんばん叩くわけにもいかないのですが、せいぜ
い、家の中とネットの中では、元気でいたいものだ、
と思っています。それでも凹んでいるのが見え見えの
ときもありますが・・・そういうときは、ごめんなさ
い。うむー、今日もパッとしないね~。ちょっと休む
わ。しばし、待て。

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by akira_dai | 2016-11-30 08:43 | Comments(0)

ちょっとエネルギー不足

 皆さん、こんにちは。パッとしないakiraです。
昨日からエネルギーが枯渇していて、何か元気が
ないんですよ。で、申し訳ないことに、家族や友
達に対して笑いを提供できないの。気の利いたこ
とを言って和ませるのが自分の役割だと思いこん
でいるので、こういう状態になると情けないです
ね。それで誰かに甘えたくなるんだけど、なかな
かそれも難しいですね。そのあたりは、家族をも
っている男子にはよくわかるでしょう。殊に家族
には、なかなか弱いところを見せられない、とい
うか。大人って大変ですね。まあ、でも、2、3
日、すればエネルギーも貯まってくるさ。しばし
待て。
 人は、周りに期待されているキャラがあって、
知らない間に、それに自分を合わせていると、だ
んだん本来の自分とのギャップが大きくなって、
疲れるんだね。私は、大学以降は、完全なる、道化
&おじさんキャラなんですが、本来は、小学生の時
と変わらないので(詳しくは述べまい)、おじさん
やってることに疲れちゃうんだね。でも、パパは、
おじさんが好きらしいし、周りの友達も、そういう
私が好きなわけだから、このキャラを捨てるわけに
はいかないのでね・・・辛いわ(笑)。
 で、昨晩も、ちょっとブルーな中、パパと、
「結婚」とか「パートナーの選び方」について、
ちょっと話したわけ。そしたら、酔っぱらってるか
ら話がそれるんだね。でも、どうも、パパは、
「会話が盛り上がって、価値観が合って、何でも
任せられて」というのがポイントらしく、でも、
それって、人によっては、それが優先順位じゃない
こともあるよね、とか、「とにかく、かわいくて
守ってあげたくて、という相手が良い場合もある
よね」とか、「どんなに好きでも全然気が合わない
場合は結婚できないのかね」とか、だらだらと、
どうでもいい話をしていたわけ。で、何か、私が
言いたいことがうまく伝わらないこともあり、子
どもがその場にいて面白くなさそうだったことも
あり、つまらなくなっちゃってね。エネルギーが
足りなくて甘えたい気持ちもあったものだから、
(それを主張したい!)という女子らしい気持ち
と、(面白おかしく言わなくちゃ!)というサー
ビス精神の両方が膨らんで、
「あーあ、私もたまには甘えたいなあ。で、たま
にはにゃんにゃんしてみたいものだよ!」
と叫んでみたわけです。もちろん、「にゃんにゃん」
はウケねらいですよ。
 そしたら期待以上にうけたの。
「何だよ、その、にゃんにゃんって!」
「いやー、にゃんにゃん、わからねーなー」
「意味深!母ちゃんがにゃんにゃん!ぎゃはは!」
「断固として、ないな!」
ねらいどおりです。大成功です。しかし、女子の主
張は伝わらなかったね。で、こちらの予想以上に
うけると何だか私、不機嫌になってきて、(あー、
こんなことなら、「甘えたいなあ」で終わっておけ
ば良かった)と苦笑しながら、ちっ、つまらねーな、
と、ガソリン切れのトラックみたいになってね・・・
まあ、笑ってもらえて良かったよ。
 きっと私が期待されているのは、これなんだよね。
常時、内外でこの期待に応えるのはなかなか大変な
んですよ。え?誰も期待してない?それはそれで、
落ち込むなーあ!(爆)
 で、こんな時に、弱みを見せて、「にゃんにゃん」
はありえないけれど、「しくしく」程度は甘えられ
るのが親友のAです。彼も私と同じタイプで、常時、
おちゃらけてて、なかなか人に弱みを見せないんだ
けど、実は、非常に繊細で、でも、どんなに私が女
子っぽくなっても、酔っ払いみたいにしつこくなっ
ても何ら動じないで励ましてくれる優しい人です。
しかし、さすがに公私ともに忙しすぎて電話するわ
けにもいかんしな。年明けに、うちの家族と友達夫
婦と飲みに行く予定なので、彼も誘って、パーッと
盛り上がりたいな、と、妄想しています。その飲み
会もちょっとわけあって憂鬱なんです・・・頼むよ、
A、私を助けて・・・って感じ。
 ま、そんなわけで、ちょっと、この2、3日、
SNSにしても、ここにしても、キレが悪いと思いま
すが、充電が完了するまで、少々お待ちください。
え?誰も期待してない?しーん・・・寒いわ。

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by akira_dai | 2016-11-29 08:53 | Comments(0)

初めてのゲーセン

 ゲーセン。私の時代は、中学生がたくさんいる
ような場所ではありませんでした。中心になる年
齢層は高校生だったのではないでしょうか?しかし、
今は中学生しかいないようです。中学生たちは、部
活と塾で忙しいスケジュールの合間にゲーセンに行
きます。
 しかし、私は、おとといまで、頑として、息子が
ゲーセンに行くことを許可しなかったのです。
理由は、
「お金のトラブルが生じる可能性がある」
「年上にかつあげされる可能性がある」
「ゲーセンには不良がいる」
などなどです。
 ゲーセンに誘われるたびに息子が断るので、友達
が不思議そうに、きいてきたそうです。
「どうして、お母さんはダメだと言うの?」
それで息子が上記の理由を話したところ、友達から
返ってきた言葉は、何と!
「昭和か!今は平成だぜ。不良?いねーいねー。
そもそも、不良って何?金をとられるなんてありえ
ない。いつの時代なんだよ!」
と爆笑されたとか・・・ショックです・・・ちなみに、
友達どうしで母親の年齢を言い合ったところ、皆さん、
私より10歳も下です。それは、知っていたけどね、
私がほぼ最年長ですよ。しかも、うち、長男です。
はい、ばばーです。いいんだよ、誰もがばばーになる
んだから!・・・と開き直りながら多少、凹みます。
 で、昭和、昭和とバカにされるのも頭にくるので、
先週の土曜日、初めて、息子にゲーセンを許可しま
した。条件は自分の小遣いの範囲内で遊ぶことです。
本当は帰宅時間も約束したかったのですが、私は、
午前中に用事があって出かけてしまったので、帰宅
時間の話をすることができませんでした。
 はたして、午後、私が帰宅すると、既に息子はい
なくて、駐車場の車のエンジンがかかっていて、パ
パが実家に帰るところでした。別に、喧嘩をしたわ
けじゃありませんよ。元々、パパは実家に帰る予定
だったんです。
 私は車のウィンドウをこんこんと叩きました。
ウィンドウが下がってから、
「ユータは何時に帰ってくるの?」ときいたら、
「うーん、、、4時かな。」と困惑しています。この
反応から想像するに、パパと息子で時間をきっちり約
束していないのでしょう。少々心配になりましたが後
の祭りです。
 その後、私は一人ぼっちで、(本当に帰ってくる
だろうか)と少々不安になりましたが、自分なりに
叱る基準を設けました。17時~18時の間に帰宅
すればよし、です。
 それから一人の静かな時間を満喫し、久々に読書
に集中しました。そして16時から買い物に出かけ、
帰宅したのは16時半だったでしょうか・・・玄関
の扉を開けると、息子の靴がありました。
(はっ!帰ってきている!)
 しかし・・・これは、いつものことなのですが、奴
は、私が外から帰ってくると、必ず、どこかに隠れて
いるんです。まったく、中1にもなってバカなんだけ
ど、いつもいつも押入れの中です。レジ袋をぶらさげ
たまま、押入れを勢いよく開くと、
「どこへ行ってたんだよ!」
と勢いよく飛び出してきました。結構、ご機嫌です。
「早かったね。えらいじゃない。」
と言うと、
「皆は7時までいるっていうのに、オレだけ帰ってき
たんだからねー」
と「どや顔」です。
「皆って誰?」
と具体的に1人1人の名前をきいてみると、何と、別
のクラスのメンバーもいて、どうも、ゲーセンで、複
数グループと合流して楽しく遊んだようです。
 結局、予定よりも700円も多く使ってしまったよ
うで、その点は反省していましたが、私は、内心、
(4時半に帰ってくるとは堅物だな)と舌を巻きまし
た。私自身、中2のときにゲーセンに何度か行ったこ
とがありますが、そんな早い時間に帰宅したことはあ
りません。こんな堅物で大丈夫かなあ。ちょっと心配
になります。
 それでも、自分の意志を通せるところは偉いとしま
しょう。息子は頑固です。今のところ正義感のかたま
りです。親に対しても頑固なのでちょっと困るんだけ
ど・・・実は、いい加減でだらしない母は、堅物息子
に戸惑っています。来週は学校で三者面談。何を言わ
れるのやら、楽しみなような怖いような。子どもとい
うのは、良いところも悪いところも、親の予想外で、
驚きますな。

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by akira_dai | 2016-11-28 08:48 | Comments(0)

初恋の人とは

 また恥ずかしい内容だから、ちょっと躊躇って
いるのですが、初恋の人というのは、何歳になっ
ても自分を励ましてくれるものなんですかね?特
にこの年になると、毎日、忙しくてマンネリで、
変化や刺激もほとんどないわけで、気付くと生活
に追われていて、自分が疲れていることにも気付
かないことがあります。そんなときに、ひょんな
ことで初恋の人を思い出すと、切なくなる反面、
元気が出るものなのでしょうか。
 女子は、中学以前の仲間で集まれば、100%、
初恋の話になります。それで、当時のドキドキし
た気持ちを思い出して、きゃーきゃー言って、若
返った気がして(?)、ちょっと元気が出るんだ
ね。さらに、そういうドキドキキラキラエピソー
ドの前後にあった、全然、関係ない思い出まで思
い出したりして、それも、面白いんだわ。
 私は、中学のときに好きだった人の話をするの
は、嫌じゃないんだけれど、ちょっと複雑です。
厳密には初恋ではないし、おそらく、ちょっと、
関わりすぎたのだと思います。あまりに関わりす
ぎて、本人の性格をリアルに知っていると、もは
や、相手は王子様ではなく普通の人になってしま
うのかもしれません。そうか!初恋の人って王子
様なんだ(笑)!!
 小4のとき、ちょっといいな、と思う男の子が
いました。隣の席でした。ものすごくナンセンス
なギャグを言う、テンションの高い子でした。時
には私のことまでネタにします。ネタにされると、
正直、何を指摘されているのか、何が面白いのか
わからなかったけれども、一旦、私の隙を見つけ
ると思いがけない視点でからかってきて、でも、
ちょっと優しくてスポーツ万能で人気者で、私は
彼と話すのが楽しみでした。
 放課後には毎日、近場の公園にクラスの大勢で
集まって私のボールを使ってドッジボールをして
いたのですが、彼に会いたいがために、スポーツ
が苦手なのに、毎日、ボールを持って公園に通っ
たものです。ドッジボールでも、スポーツ万能な
彼はいつも最後まで残っていました。
 クラス替えで同じクラスにはなれなくてガッカ
リしましたが、何しろ子どもの(ちょっと、いい
な)なので早々に忘れてしまいました。その後は
卒業まで好きな人ができることもなく中学生にな
って、人並みに好きな人もちらほらできるわけだ
けれど、彼らとは接する機会が多く、存分にお喋
りしたせいか、人となりを知りすぎてしまいまし
た。あの時、遠くから見ていただけの方が、リア
リティのない理想的な「彼」を王子様として思い
出せたのではないかなあ、と、今、ちょっと残念
に思ったりするのです。
 関わったといっても、何しろ子どもですから、
他の同級生よりも頻繁に話した、少し長期間、
一緒にいた、という、それだけのことなのですが、
初恋なんてものは、話したことがない、もしくは、
ドキドキしながら勇気を出して、ほんの数回、話
すことができた、あるいは、偶然、放課後にすれ
違ったけれどどうにも挨拶できなかった、、、と
か、その程度の距離が、ドキドキする思い出にす
るにはちょうど良いのではないでしょうか。
 さらに、そういう希にしかない貴重な瞬間は、
思い出として凝縮されるんだろうね。きっと、今
になっても現実以上に美しくて、思い出すたびに
楽しくてドキドキするような気持ちになるんじゃ
ないの?あくまでも想像なのですが。王子様には
欠点が何もなくてまさに理想です。しかも、何か
突出した才能がある、とか、経済力がある、とか、
友達が多い、とか、そういうことは何ら関係なく、
ただただ純粋に好きで、自分勝手に理想の男性を
彼にあてはめて、(きっと、こんな人に違いない)
と思うのが初恋です。
 そんな初恋をするには、小4という年齢は早す
ぎたし、中学のときにはちょっと関わりすぎて、
「理想」が「現実」になってしまったし、一番、
おいしいところを私は逃してしまったなあ、と、
この年になってちょっと後悔しています。そう
いえば、前にちょっと書いた天国までもってい
きたい思い出、って、実は、噂になったような
相手との思い出じゃなかったりするのよね・・
リアリティがない方が良いんだなあ、そして、
きれいな思い出は「瞬間」を切り取ったような
ものが良いんだなあ。
 松任谷由美さんの「卒業写真」に、「あなた
はときどき遠くでしかって」というフレーズが
あるでしょう(あれ?最近、ユーミンの歌の引
用が多い?)。きっと、女子にとって、初恋の
人の存在とは、そういうものなんだよね。そし
て、思いだされている当人は、自分がどこかで
そんな風に思われてるなんてことは、現在、知
る由もない。
 もしも、今、自分がふと初恋を思い出して、
その彼や彼女を思い出して元気付けられたとき
に、別の知らない誰かが自分のことをそんな風
に思い出してくれているとしたら、どうでしょ
う。ちょっと気持ち悪い?でも、きっと、そう
いうことって本当に実際にあると思うんですよ。
恥ずかしいけどね、そういう事実と瞬間はある
と思います。
 私はそういうのって面白いな、と思うし、世
界中で瞬間的に、そういう気持ちが飛び交って
いるのって、ちょっと良いんじゃないかな、と
思う。たとえ、そういう気持ちを互いに知らな
くても気付かなくても元気になりそうじゃない
ですか。
 あー、しみじみ私は、中学時代は相手とベ
ラベラ喋りすぎて失敗したなあ!まったく、
口は災いの元!ですよ。それは今も変わらない。
全然、成長していない・・・。切ないわ。

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by akira_dai | 2016-11-27 10:39 | Comments(2)

久々の学祭

 今日は、息子の塾で、高校進学説明会があって、調布
に行ったのです。で、ちょうど、昨日から、母校の文化
祭が始まっていたので、帰りに寄ってみたんです。今は
もう知っている人なんか一人もいないし、もう息子、娘
みたいな年頃の若者ばかりだし、で、心細かったんだけ
ど、門を入ってみれば、かつて知りたる、、、ですよ。
東側は校舎の半分くらいが新しくなっていて、追加され
た校舎もあり、まあ、昔の面影はそれほどありませんが、
人でいっぱいのメインストリートを抜けて、奥へと進ん
でいくと、昔の学生会館、昔の生協、サークル棟はその
ままで懐かしかったね。でも、それらは今は使われてい
る様子がなく、閑散としていて、皆がたむろしていた当
時の生協の前は駐車場になっていて、車がズラリと駐車
されていてね、ちょっと寂しかった、、、けれど、サー
クル棟に向かう道の両側の緑はそのままで、なぜか、今
でも、当時の同級生や先輩後輩がうろうろしている気が
しました。
 私が学生だった頃は、文化祭といっても、その地域の
お祭りみたいなもので、ご近所の親子連れや老人がお散
歩のついでに屋台で焼きそばや焼きとうもろこしを買っ
て食べるような、小ぢんまりしたイベントでした。そう
いえば、名物の「チョコバナナ」はなかったような。
 各校舎の教室をサークルが借り切って、活動を発表す
るのは今も同じですが、今日、ちょっと見たところ、サ
ークルが増えている気がしたし、活動も派手になってい
る気がしました。書道部なんか、芸術的な作品が外のテ
ントに何枚か飾ってあって「展示はX棟302室」なんて
案内があってね、(はーあ、こんなに習字がうまい人が
いるんですか?!)と驚きましたね。あとは、やはり、
鉄道研究会ですね。C棟の2Fだったかな。門を入ってす
ぐのところに美しい立て看板があって、息子がいたら、
絶対に見に行ったと思います。
 最も驚いたのは、メインストリートに人がいっぱいで
スムーズに歩けないくらい、混雑していて、非常に短い
距離ではあるものの、正月の初詣みたいでした。途中で
止まってしまうくらい、いっぱい人がいた。出店も増え
ていて、ところどころに、座って休憩できるような広い
スペースが準備されていました。簡単なテーブルとベン
チが並んでいて、お客さんは屋台で買った食べ物を、そ
の休憩コーナーで食べられるんですよ。昔と比べると気
の利いた構成になっていたと思います。もしかして、女
子が増えたからでしょうか?活気があって、黄色い声が
あちらこちらで聞こえて、彩も豊かで、学祭らしい学祭
という雰囲気でした。変わったなあ・・・
 一周して、裏門から出ようと思ったのだけれど、布田
天神側の門は閉鎖されていて・・・そういえば、ずいぶ
ん前に来たときにも閉鎖されていたっけ、と思い出して、
結局、正門から出ました。何だか、学生の頃のように元
気になりましたよ!
 で、携帯を見たら、学生時代の女友達のR子からメー
ルが入っていて、「また喋りたいね」とあったんです。
それで、「年末か年明けに会おうね」と返信してね。
帰ってきてPCのメールを開いたら、同じ大学の、別の
女友達のH子からもメールが入っていて、ちょっと嬉し
くなりました。彼女たちには、先週、OG会のお知らせ
をしていたので、メールは偶然ではないのですが、大学
に行ってすぐにメールがきたというタイミングが何とも
良かったね。
 昨晩は、病のことが気になって、(明日、調布に行け
るかなあ)と不安でたまらなかったのですが、行ってみ
たら余裕だったし、ついでに、自分の大学にまで足を延
ばすことができて、ちょっと人の多い通りも歩けたし、
久々に満足です。楽しかったです。次は誰かと一緒に行
きたいですね~!

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by akira_dai | 2016-11-26 16:29 | Comments(0)

いつまでも男子

 昨日の雪は大変でしたね。私は家に一日中いた
ので楽ちんでしたが、通勤している人は、交通機
関の遅れから歩き方まで、神経をすり減らしたこ
とでしょう。
 しかし!今日はピカピカですよ。台風や雪の日
の翌朝は、まさに世の中が輝いて見えます。私も
サラリーマン時代、あれやこれや、それこそ神経
をすり減らして、仕事のためだけに健康を管理し、
朝から夜遅くまで働いて、帰ってきたら寝るだけ、
そして次の日は早朝から出張、、なんていう毎日
のときに、まったく、何のために生きてるんだか
という考えがよぎったこともありますが、そんな
毎日でも今日みたいな朝は、やはり嬉しくなりま
す。ぜひ、午前中に、このキラキラしたお天気を
楽しんでください!恋をしていなくても輝いて見
えますよ(笑)。空中の塵や埃がすべて落ちてま
すからね!根拠があるんです。
 で、今日はね、最近、私、メッセージで、色々
な人とやりとりする機会があってね、私の経歴上、
アラフィフの男性と話す機会が多いのだけど、何
だか、最近、(おじさんって、子供時代の男子と
変わらないな。かわいいな)と思ってきたのです。
それをネタにしようと思ったのだけれど、失礼だ
ろうか?自分のことだと思わないで、気軽にとら
えてほしいのですが・・・。
 メッセージでやりとりするメンバーは、男女問
わず普段は決まっています。他愛ないお喋りのこと
もあれば、連絡事項のこともあり、また、頻繁にや
りとりする人もあれば、数年ぶりにコンタクトした、
なんて人もあります。面白いのは、もちろん、連絡
事項以外の他愛ないお喋りです。
 そんな中で、女子の方は、「共感」する特性が
強いので、写真や画像をネタにする場合は、
「これ、かわいいよね!きれいだよね!」という
気持ちを共有することがお互いの目的になります。
例えば、今の季節だと、クリスマスツリーの写真
を撮影して、誰かとそれを見た感動を共有したく
て、こんな風にメッセージをやりとりします。

A:今日、渋谷に来てて、こんな綺麗なツリーを
見つけたんだよ。
【ツリーの写真】
B:本当だ!きれい、きれい!もうクリスマスな
んだね。私も渋谷に行きたいなー。
A:ぜひぜひ、行ってみて♪


~思い出話や近況報告~


A:今度、一緒に、ランチしに行かない?
B:いいよー。じゃ、X日に連絡するね。またね!

というような具合です。どうです。非常に、美しく、
まとまっているでしょう。女子がクリスマスツリー
の写真を突然、送ってくる場合は、100人中80人
が、上記と近い会話になると思うのですよ。
 しかし、クリスマスツリーの写真を男子が送ってく
る場合は違います・・・まず、前触れもなく、突然、
写真がバン!と送られてくる。そして、その男子が相
手の女子をねらっている場合は別として、大抵の場合、
彼らは、ツリーそのものではなく、それと対峙してい
る自分の内面を誰かに理解してもらいたくて、メッセ
ージを送ってくる場合が多いように思うんです。
 以下に例を示しましょう。ちなみに、実際には、
クリスマスツリーの写真が送られてきたことは一度
もありません。あくまでも、すべて、完全に私の創作
です。しかし、その雰囲気、空気をわかっていただけ
れば幸いです。
ちなみに、( )内は私の気持ちです。
【  】はアクション?です。

パターンA(ディテールに注目パターン)
【ツリーの写真】
彼:これ、すごくない?
私:は?(綺麗、という意味じゃないな。何だろう)
彼:全部、LEDだぜ。明るいよね。
  最近は全部、LEDなんだな。
私:なるほど。どうりで明るいね~。
  しかも電力くわないしね。
彼:そうそう。来年も使うのかな。
 これだけ明るくて低コストなんだもんな。
私:家も全部、LEDにしたんだよ~。
【終!】
(・・・話は終わりなのね)

パターンB(甘えた後で突き放すパターン)
【ツリーの写真】
彼:クリスマスだね。
私:そうだね。これ、どこのツリー?
彼:クリスマスって楽しい?かえって
  寂しくならない?これは六本木のツリー。
私:きれいだね。しかし、このキラキラが
  逆に寂しくなるかもしれないね。
彼:しかも寒いし!
私:じゃあ、私が温めてあげようか(笑)?
【終!】
(えー、ここで、終わりなの?
 つっこんでくれーーー!)

パターンC(アピールパターン)
【ツリーの写真】
彼:これ、どう?
私:どうって、、、きれいだよね。
  どこのツリー?
  (何の話題なんだろう・・・)
彼:俺がデザインしたんだよー!
私:それは、すごい!
  (すごい!でも、どこを褒めれば
   一番、良いんだろう。)
  特に、ツリーの、真ん中あたりの
  赤い飾りがポイントになってる!
  (とりあえず、一番、目立つところ!)
彼:あ!わかる?それ、一番、工夫した
  ところ。
私:(・・・良かった、的外れになって
   なくて)
  そうなんだ。それ、どこから見ても、
  目がいくよ。全体がしまってるね。
【終!】
(・・・気が済んだのね)

パターンD(自己完結パターン)
【ツリーの写真】
彼:学生時代、2年のクリスマスに、
  クリスマス会あったの覚えてる?
私:うーん、あったかなあ。
彼:あれ、オレだけ行ってないの。
私:そうなの?
  (ごめん、私、クリスマス会自体
   覚えてないし)
彼:呼んでもらえなかったのかなあ。
私:うーん、、、私はそのイベント、
  覚えてないんだけどさ、あなたが
  呼ばれないということは考えられ
  ないんだけど、どうだったんだろうね?
  (全然、事情がわからないよー)
彼:あ!・・・あのとき、オレ、海外に
  旅行してたわ。
私:どこに?
【終!】
(思い出したのね・・・・)

と、まあ、こんな「雰囲気」ですよ。もちろん、
笑っていただけるように、かなり脚色しています。
それに、(  )内の私の考えていることも、
笑えるように追加しました。実際には、大抵、
自然に反射的に喋っているのですがね。
強調したかった上記パターンの特徴は、
*前置きなしに、突然、写真が送られてくる
*突然、終わる
*よくよく内容を吟味すると独り言みたい
ということです。

でね、メッセージがあちらから送られてきた
場合は、最後は私で締めるべきだとは思って
います。会話が、A、B、A、B・・・と、
続いたら、Bで終わるべき、だと。だから、
私で終わるのは良いんですが、唐突に終わる
んです(笑)。まあ、それも問題ない、、と
いうか普通ですね。チャット型のお喋りは、
なかなか最後がわからなくて難しいから、ちょ
っとの間、待っていて応答がなければ会話は
終了で良いと思います。しかし、あまりにも
唐突に終わると爆笑しちゃいます。何じゃ、
こりゃ?!ですよ。さらに、上記の自己完結
パターンみたいなの。(それって、独り言じゃ
ね?)と、寂しく取り残された私は、苦笑して
しまうのですよ。しかも、よくよく考えたら皆、
アラフィフのおじさんです。学校を卒業した年
から何十年も経っているんです。そう考えると、
何だか、かわいいなあ、と思ってしまうことが
ある。50のおじさんに向かって失礼だけど、
私も同じ50なので許してください(笑)。
 で、大学や会社にいた頃を思い出すと、女子は、
お互いに愚痴を言ったり、誰かの悪口を言ったり、
自分の気持ちを誰かと共有するのが当たり前で、
得意ですね。しかし、男子にはそういう習慣があり
ません。かなり親しい友達でも、なかなか今感じて
いることを言えないのでは。奥さんには何でも言え
る人もいるでしょうが、夫婦はどうしても現実的な
今日の夕食や子供の問題の話になりがちで、クリス
マスツリーにまつわる他愛ない話なんかしたら、
「で?それが、どーしたの?それより、今日、学校
でこんな事件があったのよ!」
となります(うちも、そうです)。
 さらに、内容ですが、「綺麗なツリー」を共有し
たいなら、男性は好きな人に送りますよね。本来は
「綺麗」なんてことに注目しないし、気付かないで
しょう、男子は。それこそ、奥さんに送る人、いる
のかな・・?
 しかし、上に記したようなパターン、つまり、他
愛ないけれど、ちょっと誰かに話したい、確認した
い内容は、共有する相手を選ぶのが難しいのではない
でしょうか。それで、男でもない女でもないような、
毒にも薬にもならないような私を思い出してくれる
のかなあ・・・と、ありがたく思っています。
 そういう私も、紅一点で、長いこと、男社会で生
きてきたので、人に愚痴を言ったり、悩みを打ち明
けたりするのが苦手です。何しろ男だけの中でそん
なことをしたら、勘違いする人もいるかもしれない
ので・・・ええ、孤独なんです。今はパパがいるか
ら重要な悩みは話せると思うけれど、夫婦間で問題
が生じたらどうするんだろうね?それはそのときに
考えよう。きっと、多くの男子もそんな感じで、淡々
と、あるいは、つっぱって生きているのではないで
しょうか。
 というわけで、メッセージは楽しんでいますし、
完全に秘密ですし(笑!)、上のパターンAからパ
ターンDは完全なる創作なので気にしないでくださ
い。本当に、男子というのは、何歳になっても、甘
えん坊のところがあり、かわいいところがあると思
います。そう思うのも、息子をもった母ならではな
んですかね・・・。
うちの息子も、突然、話を始めたかと思うと、突然、
話を終えるんです。大人と違って、その後は、
「うっせーな。」
ですよ。参るわ・・・(笑)

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by akira_dai | 2016-11-25 10:10 | Comments(0)

雪の朝

 今日はあいにくの雪です。昨日まで、おセンチ
な内容が続いたので、今日はちょっと笑えるネタ
を用意していたのだが、雪はますますおセンチに
なるなあ!照れるわー(誰に?)。で、たった今、
さらに静かに孤独を深めるために、グレープの「雪の
朝」を独りで聞いています・・・昭和すぎるだろ・・
・・・寒いわ・・・
 サラリーマンにとって雪は最も憂鬱な天気です
が、小学生のときは楽しかったね。降れば降るほ
ど、まさに子犬のようにわくわくして、授業にも
集中できず、ずーーっと窓の外を見て、休み時間
が待ち遠しくて、たった10分の休み時間なのに
校庭に出て、雪だるまを作ったり、雪合戦したり。
雪だまるは1回の休み時間では完成しないので、
休み時間になるたびに、せっせと継続して作るん
ですよ。いつもは対立している男子と女子が協力
してね。何の憂いもない、楽しい年頃でした。
帰り道、一人で、雪が落ちてくる空を見上げると、
果てしなくて、次々と同じ速度で同じ大きさの雪
が無限に降ってきて目が回って・・・そのクラク
ラする感じも、ちょっと怖くて好きでした。
 中学になると、私は友達が少なかったし、思春
期で「勝手に」孤独を感じていたから、雪の中を
独りぼっちで登校するのが嫌でした。しかも、遠
かった・・・学区の端だったんです。家の前の道
の向こうは別の中学の学区で、そこには旧友がい
っぱいいたしね。学校に行くのが嫌な日もたくさ
んあった。それでも、誰にも話したくない、天国
まで持っていきたいようなエピソードは雪の日に
多いんですよ。それはここには書かないけどね。
 そんな風に嫌で嫌でたまらなかった中学校でも、
寒い中、寂しい気持ちを耐えて耐えて独りで歩い
て行って教室に入ると、ふわりと温かい熱気があ
って、クラスメートのざわめきがあって、それが
自分に関係のない人たちの楽しそうな笑い声でも、
ホッとしたものです。あれは人恋しさゆえなのか
な。とにかく、数十人で1つの教室にいて、同じ
ことをしているというのは、それだけでどこか安
心するものです。そうそう、雪の日は、廊下がひ
どく濡れていて、(上履きのはずなのに不思議だ
なあ)と思っていたけれど、入口に入り込んだ雪
が上履きの裏についていたんでしょうね。滑って
危険なくらい廊下は濡れていて、しかも、湿った
コンクリートだか布だか、独特の匂いがしました。
そんなに不快な匂いではなく、嫌いじゃなかった。
 高校に行くと、さらに距離が遠くなります。入
学当初は電車で通っていましたが、自転車の方が
近いし速かったので、2年からは自転車で通いま
した。しかし、雪の日は危険です。が、朝寝坊の
私は自転車でないと絶対に間に合いません。それ
で自転車でいつものように家を飛び出して、
(転ぶ前に進むんだ!)というポリシーで、必死
に自転車をこぎ、何回か転びましたが、それでも
がんがん自転車をこいだものです。一回は、それ
で大幅に遅刻しました。私の高校は門を入ると、
50mくらいの銀杏並木が真っ直ぐ続いてるんです。
「翔んだカップル」などの映画にもよく使われた
素晴らしい並木です。遅刻したその日は、当然の
ことながら誰も人がいなくて、すっかり葉が落ち
た銀杏に雪が積もって、真っ直ぐの並木道も、皆
が登校した後の足跡が消えかかっていて、それで
も雪が次から次へと降ってきて、何の音もしなく
て幻想的でした。それで、私だけ良いもの見ちゃっ
たな、という、嬉しい寂しさにひたって教室に入る
と、先生に叱られ、同級生には爆笑され、いつもの
日常が始まるのです。教室に入る瞬間のスイッチは、
中学のときと同じでしたね。
 そして大学に入ったら、いい加減な私は、雪の
朝に学校になんか行きません。それで、午後、少
し気温が上がった頃に、必修科目の授業を受ける
ためにだらだらと学校に行くと、他の学科の女学
生が、掲示板の前にたむろしていて、
「あー、akiraが来た来た!」
と声をかけてくれる。それで憂鬱な気分も晴れて、
午後の授業は紅一点でがんばる、、、
 そんな具合に、中学、高校、大学、と、私は、
いつも、雪の日の登校時の、寒々しい孤独な寂し
い気分を同級生たちに助けられてきました。
 大人になると、そういう温かさはなかなかあり
ませんね。皆で同じことをしているという一体感
がないからかな。それでも、サラリーマン時代は
会社に着いて、
「大変でしたね。電車が遅れましたね。」
なんていう、つまらない会話を交わして励ましあ
って、多少は心が安らいだものです。
 今は自宅で独りです。窓の外で積もっていく雪
を見ながら、思いっきり寂しい孤独に浸れます!
(嬉しいのか?)。テレビなんかつけませんよ。
しんしんと降り積もる雪の中で、三好達治さんの
「雪」の詩でも思い出して、思う存分、浸るのだ。
 憂鬱にならない程度の寂しさって、なかなか良
いものだと思う。だから、せいぜい温かくして、
温かい飲み物でも飲んでね、家にいる間はゆっく
りしても良いんじゃないかな。自分が属する教室
がないのはちょっと寂しいけれど、それは、皆、
同じですね。寂しいし懐かしいけれど戻りたくは
ありません。
「転ぶ前に進むんだ」というポリシーかな!相変
わらず転んでるけどね(笑)。

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by akira_dai | 2016-11-24 10:10 | Comments(0)

最も恥ずかしい思い出

 今日は一日、曇っていて、空がミルク色で
寒くて、洗濯物をほしていたら、中学のとき
に聞いていた、ユーミンの「ベルベットイー
スター」を思い出してね。あの歌の中に、
「空がとってもひくい」とあるでしょう。今日
みたいなお天気の日は、空が低い気がして、い
つもあの歌を思い出すのですが、タイトルは
「イースター」だから春のお天気のはずなんで
すよね。でも、私は、あの歌を聴くと、肌寒い、
小雨あるいは曇った、お日様がまったく見えな
いお天気を連想するのですよ。そういう日に、
初めて聞いたのかな?
 中学生は、一人でどこにでも行けるし、経済
力と判断力が足りない大人みたいなもので行動
しようと思えば何でもできるはずなのに、完全
に自由というわけではないので、「ベルベット
イースター」を一人で聞きながら、(好きな人
に会いに行きたいなー)なんて思っていました。
今日みたいなお天気の日に、空を見上げると、
そういうおセンチな思春期を思い出しますね。
まったく50にもなって笑っちゃうなあ!
他の人はそういう瞬間、ないのかなあ。
 そういう、ちょっと恥ずかしい、ロマンチッ
クな気持ちになることがある私なので、中学の
ときに大失敗をしたことがあります。もう、本
当に恥ずかしくて、今、思い出しても、ぞっと
するくらい・・・。
 キンモクセイの香りがしていたから、たぶん、
10月だったと思う。中3の秋でした。私は帰
宅するために下駄箱で上履きから靴に履きかえ
ていました。なぜか1人でした。それで、友達
を待ってたのかなー。とにかく1人で手持ち無
沙汰で、でも何だかとても気持ちが良かった。
暑くもなく寒くもなく、西日が校門の方から差
して眩しくて、私の影だけが長ーーーく、廊下
の方に向かって伸びていて、誰もいないから、
学校とは思えないくらい静かで、それがすごく
不思議な感じがしてちょっとわくわくしてきて。
 そしたら、次の瞬間、校庭から体育館に向か
って風がサーッと抜けて、キンモクセイの香り
がフワーッとしたんです。その瞬間に、嬉しく
てたまらなくなって、つい、
「わーあ、いー香り!」
と叫んでしまったわけ。1人だと思って。
 そしたら、廊下の方から、
「わー、いー香り!」
と、無理やり高い声を出して、真似をする
声が聞こえてきました。もちろん、男子で
すよ。で、私は、
(やばい!恥ずかしい!)と思ったんだけど、
何しろ、学校の下駄箱が並ぶ玄関というのは
隠れるところはどこにもない。しかたがない
から、真似したヤツを睨んでやろうと思って
赤面しながらも、そのまま仁王立ち(?)し
て待っていました。
 そしたら、何と、廊下から顔を出したのは、
学年でも1、2を争う不良のH君だったわけ。
彼とは2年のとき、同じ班になることが多く、
実は放課後も1回だけ児童館で遊んだことが
ありました。だから、彼にとっては気軽だっ
たのかなあ・・・しかし、当時、地味で目立
たなかった私としては、そこで何も言い返す
ことができず。
 彼はニヤニヤしながら近づいてきて、もう
一度、同じセリフを言いそうな勢いでしたが、
ちょっと睨んだら、そのまま、私の後ろを通
り過ぎて外へと出て行きました。とにかく恥
ずかしくてドキドキしていたので、彼が何も
言わないことと、別の誰かが来ないことにホッ
としたものです。
 あれは本当に恥ずかしかった。でも、違う
クラスの男子だったから、まだ良かったかな
あ。次の日にも、同じセリフを真似されたら
たまらなかったわ・・・あの恥ずかしい魂の
叫びを聞いたのは、彼だけです。
どうして、私と彼しかいなかったのかなあ。
ちょっと異次元でした。普段は接点のない
相手だけに、忘れられない思い出です。
 というわけで、たまに、ちょー恥ずかし
い、まるで「女の子」みたいな気持ちがよ
ぎることがあるものの、あのときの失敗を
胸に、絶対にそれを口に出すことはありま
せん。50にもなって、「わーー♪」なんて
言ったら怖いしね!気を付けます・・・

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by akira_dai | 2016-11-23 21:21 | Comments(2)

ゆきちゃん

 高校の友達から、
「ゆきちゃんが死んだんだって。寂しいね」と
聞いたとき、私はショックを受けたし、悲しい
と思ったけれど、もう50なんだから、そうい
うこともあるよね、仕方がないよね、と思って、
泣くことはなかった。ただ、高校の友達が思う
よりも、私は彼女と近い関係にあったので、少
し複雑な気持ちで、その報告を聞いていた。
 ゆきちゃんとは小5、6と同じ2組で、私は例
のごとく地味なグループ、彼女は女子の中心グル
ープに属していたので、あまり接点はなかった。
それでも、そのクラスは全体的にまとまりのある
良いクラスだったので、グループどうしの対立が
あるわけでもなく、1人1人はそこそこ仲が良
かったし、一部の孤立しがちな女子も含めて、
全員が関わりあって、授業も行事も進めていた。
 グループが違うというわけで、卒業後に会う
ことはなかったけれど、隣の中学で、ゆきちゃ
んがひどく誰かをいじめている、という噂が
聞こえてきた。しかもリーダーがゆきちゃんで
数人の男子を従えて、学校で問題になるほど、
ひどいいじめをしている、と言う。いくら、中心
のグループにいたとはいえ、彼女は誰かの後ろに
ついていくタイプだと思っていたから、私は
ちょっと意外に思った。けれども会うわけでも
ないし隣の中学の話だし、その話もそのまま忘
れてしまった。
 中学を卒業して高校に入ると、何と、同じク
ラスにゆきちゃんがいた。家が近所だから、入
学式の日は、親子で地元まで一緒に帰って、次
の日から一緒に登校した。中学時代のいじめの
話は何だったのか、というくらい、ゆきちゃん
は穏やかで控えめで、むしろ、私の方が、新し
い生活の不安を励ますような立場だった。そん
な中で、ゆきちゃんの両親は離婚していること
も知った。
 そのうち、新しい友達ができると、やはり、
ゆきちゃんはちょっとオシャレな女子グループ、
私は個性的な面白い女子グループという風に分
かれて、だんだんと疎遠になっていった。
 そんなある日、お互い別々のグループで帰って、
吉祥寺で私が一人になって井の頭線に乗ろうと
したところで、後ろからゆきちゃんが走ってき
た。「一緒に帰ろうと思ってたのに」と言う。
「ごめん、ごめん。別の友達と帰ると思ってた
から。最近、あまり一緒にいないしさ」と言うと、
すがるような目で私を見つめて、ためらいがちに
「私、akiraちゃんが大好きなんだよ。だから、
これからも仲良くしてほしい」と言った。
 彼女は2人でいると、小学生時代の話ばかりし
た。遠足、社会科見学、いじめられていたA君、
男子が大喧嘩して流血した事件などなど。そして
「小学生のときは、中心グループにいたけれど
あれは、そのグループのリーダーにあこがれてて
そうなりたくて、でも、実際にはそうなれなくて
私、本当は、そういう目立つタイプじゃないんだ」
というようなことを言っていた。あるとき、
「社会科見学が懐かしいから、昨日、国会議事堂
に行って、そしたら警察から尋問を受けちゃった」
と聞いたときにはたまげた。
「そりゃ、そうだよ。そんなところを一人で昼間
にうろうろしてたら捕まるよ!」と忠告したら、
「だって、懐かしかったんだよ。あの頃が一番、
楽しかったの。」と寂しそうに笑って、だから
といって、わざわざ現地に一人で行く気持ちが
私にはまったく理解できなかった。
 そのうち、高校の女子グループがだんだんと安定
し、2年になって文系、理系に分かれると、彼女は
文系に進んで、まったく接点がないまま、卒業を迎
えることになった。しょせん、タイプが違うのかな
と、明るく振る舞う彼女を遠目に見ながら思ったけ
れど気にかけることもなくなった。
 ところが、大学に入ると、すぐに、また彼女と再
会することになる。当時、私の家には、大学受験に
失敗した「プータロートリオ」男子が定期的に集ま
っていた。そのうちの1人、K君が、DVで有名な
父親から勘当されて、無一文で世間に放りだされて
しまったのである。K君が転がり込んだのが、ゆき
ちゃんの親戚がもっていたアパートの一室だった。
既に廃屋と化しており、何回か行ったことがあるが
彼が住んでいる部屋以外は誰もおらず、共同の洗面
所もトイレも真っ暗で、到底、人が住むところとは
思えなかった。彼は無一文だったから、ゴミ捨て場
から、使えそうな家具や電気製品を拾って、自分で
派手なペンキで妙な色づけをして使っていた。バイ
トはしていたが生活は苦しく、
「でも、ゆきが、まめに食事を届けてくれて助かっ
ているんだ。」
と感謝していた。ゆきちゃんのことだから、半分、
ドラマみたいだと面白がって世話をしているんだろ
う、と何だかおかしかったけれど、ゆきちゃんが近
くにいるなら安心かな、とホッとした。そんなわけ
で、彼女とも何回かそのアパートで会ったり、プー
タロートリオと地元で飲んだり、と、まさに、ドラ
マさながらの「モラトリアム」を楽しんでいた。
 さて、就職すると、今度は私が忙しくなった。ゆ
きちゃんからは時々、連絡があって会うことはあっ
たけれど、プータローたちは実家にやってきても、
なかなか私に会うことができない。深夜残業と休日
出勤でほとんど家に帰れず、やがて、そのグループ
は解散となる。
 まだ携帯電話がない時代で、ゆきちゃんとは年に
1回くらい会っていた。小学校でも高校でも、彼女
にはもっと仲の良い友達がいたはずなのに、なぜか
私に連絡をくれる。そして他の友達と会っている様
子がない。そして、何だかやばい話をする。
「実は会社のお金を少しずつくすねている」
とか
「車のアクセルとブレーキを間違えてアクセルを
踏んで突っ込んだけれど、一緒に乗ってる男の子
たちが相手の車を脅して、ブレーキを踏んだと
言い張って逃げた」
とか、私が不快になるような話が多かった。そうい
う後ろめたい話をするときには、昔から、彼女は
ヘラヘラ笑う。
「悪いと思ってるんだよ。でも、しょうがなかっ
たの。」と、非常に軽い。
そのくせ、人間関係の話になると、突然、また、不
安そうな、すがるような目になって、
「会社の人とうまく付き合えないの。どうすれば、
いいのかな。」
と真剣に悩む。そのギャップも不思議だった。
 それから、さらに、私は忙しくなって、海外出張、
残業、また、残業となり、ほとんど家に帰れない日
が半年以上続いた。そんなある日、彼女から会社に
直通電話で連絡が入った。次に会う約束の電話なら
ともかく、彼女はそこで世間話を始めた。私は困っ
た。しかも、様子を見回っている部長が、私の左隣
に立って、電話を聞いていた。切るしかなかった。
「ごめんね、今、仕事中だから切るよ。」と私は
言って、冷たく切ってしまった。それが最後だ。
 その後も忙しい毎日で、携帯電話がある時代でも
なく、彼女に連絡することはできなかった。さらに、
不快な話もたくさん聞いていたので、(もう会わな
くてもいいかな。)と思っていた。
 昨晩、小学校で一緒だった男子とFBで話していて、
「(親が離婚して)彼女は大変だったんだろうな」
と聞いて、彼女の言動、ヘラヘラした表情とすがる
ような表情、妙に冷めていたかと思うと突然不安に
なる不安定な様子をリアルに思い出して、私ははっ
とした。寂しかったんだ・・・
 少し派手目な友達にはその寂しさを見せるわけに
いかず、少し遠い関係の、でも、子どもの頃を知っ
ている私に頼った。高校でも毎日一緒にいたわけで
はない。けれども、年に数回、自分の悪いところも
含めて、全部、話したかったんだ。もしかしたら、
最後の電話のときも、何か話したいことがあったの
かもしれない。彼女の親の離婚と、彼女の行動を
私は関連付けられず、むしろ、普段、明るくふるま
っている彼女の方を本当だと思っていた。寂しさを
受け止めてあげられなかった。
 私は泣いた。自分が申し訳ない、とか、悲しいと
か、そういうことではなく、当時の彼女が可哀相で
泣いた。学校では赤点ばかりなのに、まるでそれを
問題にしないかのように笑って、教室では友達とバ
カ騒ぎをして、いつも、忘れた頃に、私のところに
やってきた。
「実はXXちゃんが苦手なの」
「Aちゃんと同じ人を好きになっちゃったの」
「オフコースの歌がステキだから、録音してあげる」
「今日は家に来て、勉強を教えてくれる?」
「聖子ちゃんみたいな髪型にしたいの」
「akiraちゃんにかわいい洋服を選んであげたいから
一緒に買い物に行こうよ」
「今度、彼氏と、その友達とデートしようよ」
「あんなにおとなしかったakiraちゃんが、男子と
喋れるなんて信じられない」
「akiraちゃんが大好きなの」
・・・と、一言一言が蘇る。2人だけの秘密があっ
た。でも、きっと、それは高校の友達には言えない。
寂しいけれど、明日からは泣かない。しっかりして
彼女の寂しさも自分の寂しさも受け止めてがんばろ
う。

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by akira_dai | 2016-11-22 06:08 | Comments(0)

実は楽しかった高校時代

 11月も半ばですが、自称モテ期の名残で、まだ、古
い友達からの連絡が新たに入ります。先週は、学生時
代の同級生から、3年ぶりくらいにメールが入って驚
き。彼とのメールは、3年前に、同級生の1人が亡く
なったときにお葬式の連絡をして以来・・・また、不
幸なお知らせかと読むときにドキドキしてしまった。
それくらい久々の、ちょっと遠い関係の同級生です。が、
読んでみたら大学に久々に用事があって行ってきたとい
うだけの短いメール。要は、
「懐かしかったから、誰かにメールしたかっただけ」
だと。紅一点の私が最適だったのかな。最近、こういう
連絡が多いんですが、まさか、本当に、私、死期が近い
んじゃないでしょうね?心配です・・・。
 そして、おととい、高校同窓会があったことは、既に
お話しました。その興奮冷めやらぬ友達から、昨晩、ま
た、メッセージが入って、写真や、同窓会のFBグループ
を見ながら、ちょっとお喋りをしたのです。
 お喋りしているうちに、突然、彼女が「泣いている」
顔文字スタンプを送信してきたので「?」と思って、
「・・・これ、泣くとこ?」と返事をしたら、
「akiraちゃんの優しさに泣ける」ときた。
何でも、同窓会でも、他のメンバーから、
「akiraちゃんと連絡が取れてるなんてスゴイね!」
と言われたそうで、メッセージの最後に、
「やはり、akiraちゃんは、みんなのakiraちゃん
だったのね。」
と書いてあった。そのメンバーの名前を見たら、
1年のときに同じクラスになっただけで、それ以降
は、あまり話したことのないメンバーだ。それなのに、
「やはり」とか「みんなの」とか、私には到底、信じ
られない。勉強はできたけれどそれほど派手なグルー
プにいたわけでもない。でも、思い出してみると、
確かに、「みんな」が私に優しくしてくれた。
 高校は別学といって、同じ敷地に男子もいたけ
れど、校舎は女子しかいないし、授業は女子だけ
だし、まあ、女子高みたいなものだった。入学する前
は、(女子だけなんて、陰険な人もいそうで面倒くさい)
と、ステレオタイプの女子ばかりを想像して憂鬱にな
っていたのだが、今になって、私は女子高を経験して
本当に良かったと思う。
 女子だけだと、皆、優しいのだ。女どうしという厳
しさはあるものの、基本的に優しく、少なくとも男子
が原因のいがみ合いが無いので、素のままの女どうし
で付き合える。例えば、声が高くて、大げさにリアク
ションするようなぶりっ子キャラも、「かわいいね」
と女子の間で人気者になる。男子がいたら、「あいつ、
ぶりっ子じゃね?」と嫌われる恐れがあるようなタイ
プだ。私は、女だけでも、ぶりっ子をするキャラがい
ることが面白いな、と思ったし、多少のグループに分
かれていてもイザというときには各グループが混ざり
合って助け合ったり、相談し合ったりできる関係が、
気楽で、案外、居心地が良かった。
 そんな中で、私のキャラは、勉強はできるがその他
のことは何もできない「放っておけないダメ男キャラ」
だった。期末に発表されるテスト結果はいつもトップ
なのに、体育着を後ろ前に着る、いつも寝癖がついて
いる、授業中はよだれをたらして眠っているので先生
に注意をされる、お弁当をひっくりかえす、、、と、
とにかく、だらしなくておっちょこちょいだった。
 極め付けだったのは、「テスト名無し事件」だ。
社会の先生がテストを返却しているときに、ふと手を
止めて、
「この満点の答案には名前がありませんね。」
と言った。「満点」というところに、教室中がザワザワ
となった。私は、(まさか、自分じゃ、ないだろーな。
さすがに満点はないよな)とドキドキしながら自分が呼
ばれるのを待っていた・・・最後まで名前は呼ばれなか
った。私は恥ずかしい気持ちで、
「すみません、それ、私です。」
とすごすごと教壇に答案を受け取りに行った。その途端、
教室中が爆笑した。
「さすが!akiraちゃん!」
「頭は良いけれど、抜けてる!」
「かわいい!」
・・・それ以来、テストのときは、答案を集める係の女
子が、必ず、私の答案の名前の欄を確認してくれるよう
になった。その後も名前を書いていないことがあったの
で、彼女は、
「ほんと、akiraちゃんって、意外とそそっかしいのね。」
と、感心したような呆れたような笑顔を浮かべて、私が
名前を書くのを待っていてくれた。
 休み時間は、数人の女子が周りに集まって、やれ、ネ
クタイが曲がってる、スカートが後ろ前になっている、
寝癖がついている、と、世話を焼いてくれた。当時、同
級生たちは、皆、聖子ちゃん風のヘアスタイルで、前髪
がくるくるしていて、ちょっと赤い色に脱色したりして
いて、綺麗にしていたけれど、私はそんなことには、
てんで興味がなかったし、寝癖もそのままでいいじゃん、
と思っていたのだが、
「それじゃ、ダメ!」
と何人かがヘアブラシで髪の毛をすいてくれたりして、
「もっと、こうすれば、かわいくなるのよ!」
と、あれやこれや身なりを整えてくれて、きっと男子が
見たら羨ましくてたまらなくなるようなハーレム状態で、
休み時間になるたびに、数人が集まっては、身の回りを
世話してくれた。自分の名誉のために(?)、アピール
をしておくとすれば、世話を焼いてもらう代わりに、勉
強を教えてあげることもあったと思う(笑)。
 修学旅行でも、歩いているとき以外はいつも寝ていた
ので、寝顔をばちばち写真で撮影されて、
「akiraちゃん、かわいい!」
と、まるで幼児(男)扱いだった。
世話を焼いてくれるのは主に同じグループの女友達だっ
たけれど、席が近くなっただけの女子も、たまたま体育
で同じグループになっただけの女子も、苦手な家庭科で
同じ作業台に座っていただけの女子も、本当に、皆、私
が苦手なことをフォローしてくれて、優しくしてくれた。
 3年になって、受験を控えて、模試の団体受験が始ま
ると、まぐれで、全国1位を何回かとってしまった。某
予備校の模試と違って参考書の出版社が主催している基
本的な模試だったのだが、全国でベスト3に入ると記念
品がもらえる。そんなものいらないのに、学校では、
開校以来の成果だったらしく大騒ぎになり、全校の前で
表彰された。記念品はシャープペン1本だけなのに、これ
は本当に恥ずかしかった。しかし、そのおかげで学年中で
有名になり、他のクラスからも、私の顔を見に、数人の女
子が教室にやってきて、
「きゃー、あの子よ」
みたいな感じで何だか神様みたいになっていった。
 10月、推薦入試が始まると、akira参りなるものが流行
して、受験前に、同じクラスの女子はもちろん、他のクラス
の知らない女子も、握手しに来た。そこで謙遜するのもイヤ
ラシイかな、と思ったので、私は、なりきって、選挙を応援
する首相のごとく、
「がんばって!」
と、彼女たちの手を両手でしっかりと握り締めて、受験へと
送り出した・・・。
 他にも勉強ができる子はたくさんいたけれど、その子たち
は、皆、しっかりしていた。女の子らしくて何でもできた。
たぶん、私が、皆に優しくしてもらえたのは、本当に間抜け
で、ぼんやりしていて、幼くて、放っておけなかったからだ
ろう。だけど、普段のぼんやりキャラからは想像できないほ
どテストだけはできる。そういう極端なキャラが面白かった
のだろう、と思う。
 サイン帳を見ると、
「頭がいいけれど、いつも寝ていたよね」
「ものすごく優しいよね」
「実はおっちょこちょいでカワイイよね」
というコメントが多い。でも、優しかったのは同級生たちな
のだ。
 入学したときには、希望する高校でもなかったし憂鬱だっ
たけれど、今になって思えば、優しい女の子たちに囲まれて、
ありがたかったな、楽しかったな、と、思う。そして、昨晩
のメッセージを読んだときには、1回しか同じクラスになっ
たことがない人たちにまで、「会いたい」とか「連絡がとれ
てるなんてすごい」とか、そんな風に言ってもらえて、本当
に幸せだな~と、嬉しくなった。

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by akira_dai | 2016-11-21 09:03 | Comments(0)

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。