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ああ、少年時代

 ああ、今日は木曜日。「少年時代」の発売日である。
「少年時代」とは、二週間に一回新刊が発行されるNゲージ模型
の作成キットなのだが、私の息子、5歳にして、これの虜になり、
木曜日がくると、
「電車の本、出る?」
と盛り上がり、また、待ち遠しいのか、土日も、本屋に行って、
新刊がまだ出ていないか確認する始末。
 ことの始まりは、うちの子は、いつも本屋で、大人の電車雑誌
のところを興味深く見ているのだが、その時に、これを発見して、
「いい子にするから、買って!お願い!」
と始まり、まあ、1号の電車だけならいいか、と買ってしまったの
が運のつき。
 「次号は駅舎かあ」
「背景の祭りはいらないけど、レールは欲しいなーあ。」
と、1号に付属していたDVDを繰り返し見ては、雑誌の継続を
アピール。ついに今日で4号目まで、全部買っている。ああ、全部
買ったら12万くらいするぞー。
 しかし、何が面白いのか、息子は、1号に付属していたDVD、
これが、単に、ゲージの組み立てを行っている手先だけを撮影し
た地味な組み立て手順なのだが、そればっかり繰り返し見ている。
そして、せっかく一度は組み立てた駅舎を自分の手で壊して、
「練習、練習」
と言いながら、何度も組み直すのである。面倒くさがりの私には、
せっかく作ったものを壊して組み直すなんて、まったく信じられない。
ちなみに、作ることも信じられない。私の場合は、出来あがった物を
買うのがせいぜいだと思う。
 驚いたのは、先日、レールの「草」の生やし方をDVDで見て、大い
に盛り上がり、
「ママ。麻ひも、ちょうだい」
と言うので、ガーデニング用の麻ひもを与えたら、それをボンドでレ
ールに張り付けて、緑のマジックで色を塗って、なかなか、それらし
い「草」を一人で作成したのである。感心というか、呆れたというか。
 数年前、
「プラレールは、男の子の通過点。いつか卒業するよ。」
と同僚のオジサンたちに笑われたのだが、最近、
「プラレールよりゲージの工作のが面白い」
と言いだした5歳の息子に、卒業は本当にくるのか?!と、不安な
毎日を過ごすママである。
by akira_dai | 2009-09-24 18:51

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai