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嬉しい評価

 元いた会社ではリストラが頻繁になってから、リストラ
された社員たちが続々と企業を立ち上げて自分の力で頑張
っている。結局、元の会社も人手が足らずにまわらないの
で、そういった外部で企業を立ち上げた元同僚たちが、元
の会社の仕事を請け負って、自分たちが社内でやってきた
仕事と同じことをやっているのだ。年金や健康保険が大変
とはいえ、オフィスも間借り出来るし、サラリーマン時代
より利益が上がっている人もいる。
 そんな中の一人に、昨日、呼び出されて、いまだに仕事
が見つからない私は近況でも話せれば、と思って出て行っ
た。もちろん、あちらは仕事の話のつもりなのだが、何し
り子供のいる身ではどこまでできるかわからないのだ。
 駅の改札で待ち合わせて一番近い喫茶店に入って、結局、
最初の2時間は近況や、リストラされた面々の行き先、昔
の懐かしい話しで盛り上がってしまい、よほど話しにくい
仕事なのかな、と思っていた矢先、「実は」と打ち明けら
れた仕事は、まったく新しいビジネスをまかされるに等し
い大仕事だった。しかし、
「お子さんがまだ一年生じゃ難しいですかね。」
という話しになる。そうなんだよ、子供を今さら学童に入
れるのは可哀相だし、難しんだよ・・・彼は、もったいな
い、もったいない!と、とても残念がってくれて、
「お子さんはいずれ一人立ちするし、壮大な計画は数年後
ということで視野に入れて、今は在宅なら何かできるか」
と言ってくれた。もちろん、それなら出来る。
 話しはすぐに決まって、早速、1件、仕事をくれた。
納期は2、3カ月で、その1件でいくらかまとまった給与
がもらえる。何てありがたいんだ!と、私は本当に嬉しか
った。何より、彼が私のマネージメントの力を評価してく
れているのが嬉しかった。
 正直、同僚時代、彼とはあまり話したこともなく、私
は社内で色々評価されたことはあったが、それは部長レ
ベルの人たちをよく知っているからかもしれない、と思
っていたし、中には「ひいきだ」と思っている人もいる
に違いない、と思っていた。現実、「女のくせに」とか
「女だから得してる」とか言う人も多少はいたものだ。
 が、当時はあまり話したこともない、一緒に仕事もし
たこともない彼が、私を認めてくれていたのがとても嬉
しい。(でも、噂だけで出来ると思いこんでいたらどう
しよう。)
 「子供のせいで自分のキャリアが台無しになってしま
ったような、絶望的な気持ちになることがあります。」
と愚痴を言ってしまった。昔は大企業では、育児中は一
線を一時的に退き、その後、元の仕事に戻る道が残され
ていたのが、私が元いた会社ではそういう道はなくなっ
てしまったのである。彼は、
「リストラされた皆もそうだけれど絶望しない方がいい
ですよ。」
と励ましてくれた。彼だって自分で事業をやりながら現
場仕事もしている以上、大変に違いないのに、でも、何
となく、会社にいる時よりも楽しそうだった。彼らの会
社がうまくいくように、当面は影のサポーターでがんば
ろう。
by akira_dai | 2010-11-11 23:46

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。