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感心する人たち

 先日、Facebookで、大学の同級生に再開したら、起業していて
驚いた。本人も、「学生時代は思いもしなかった」とメッセージで
言ってきた。そうだよねー、人生、不思議。と思うが、彼のグルー
プにはもう一人起業家がおり、こちらは誰でも知ってる「あのソフ
ト」(ゲームではない)を発案、作成した人間で、大手企業にそれ
を売り込み、いまだにそのキャラクターは健在で定番化している。
10数年前、誰かの結婚式の二次会で会った時に、
「こんなに売れると思っていなかったから契約の形態に失敗したか
もしれないなー。」
と笑っていた。彼らのグループは私から見るとちっっと派手めな気
がしたので近づくのを遠慮していたのだが、学科に唯一の女子とい
うことで、男同士みたいに、
「AKIRAぁ、やべ~よ、この前の試験」
ってな具合に、意外と学内で話す機会は多かったのだが、時々イベ
ントで久々に再会すると、彼らの中の誰もが、
「オレたちのグループは落ちこぼれだから、学校に行ってないしな」
「同窓会があった時も行かなかったしなー」
と口にする。自分たちが浮いていたのではないかとどこかで思って
いるふしもあるが実際のところはわからない。
 ところで思うに彼らのグループはなかなかの出世頭である。起業
家2人は別としても、早い時点で大学の研究はすっぱり捨てて、人
事や営業でがんばって会社側の人間になっていた。彼らもよく、
「理系は向かないから文系に転向、転向!」なんて言っていたが、
私も理系科目は苦手だ、と一緒に追試などを受けながら、表向きは
技術を売りの仕事をするフリをしてきた。というより、どうすれば、
そんな風に転向できるのかわからなかったし、脱サラにしてもどう
いう手順で?という感じだった。起業したうちの一人A君は笑った
ものだ。
「AKIRA、会社作るのって、ものすげー簡単なんだぜ。」
 サラリーマンを長く続けている仲の良い男友達にそれを話したら、
「俺さ、大学院で真面目にやってるX君みたいには努力すればなれ
そうな気がするけれど、A君みたいになるにはどうすれば良いのか、
さっぱり想像がつかねーよ。いつも、やってること違うしなー。」
と、しみじみ感心していた。私も本当にそう思う。
 私は彼らのように、自由に自分の力で何かを企画して立ち上げ
て自分の責任で稼いで生活出来る人間を心から尊敬している。友達
が言ったように、全く想像できない生き方だからである。多分、私
だったら、自分の将来を切り開くために、何らかの勉強をするとか
資格をとるとか、そういう地道な普通の努力をして誰かに雇われる
ことしか思いつかないだろう。創造力がないのか勇気がないのか。
 彼らとはまたタイプが違うのだが、キャリアでばりばり頑張って
いる女友達の妹がまたすごくて、
「いつも違うことやってて、いつか私が養わなきゃいけないかな、
と思うとぞっとするよ~」
という話しだった。その妹は某短大を出て、ある時は水商売みた
いなことをしていたが、少し大人になってからは栄養について勉
強して、有名な選手についてオリンピック村で食事を作ったりし
ていた。と思ったら体調をくずして今は麻布に喫茶店を開いて占
いをしており、先日、ananに話題の占い師として掲載されたと
言う。そんな妹をもつ彼女自身は、頭がよくて勉強好きで、それ
こそ学会やら仕事のキャリアやらで地道に今の地位を築いてきた
立派な人なのだが、
「妹みたいなやり方は信じられないよ。」
と苦笑している。その時にも、
「でも、実は、その妹みたいな人の方がたくましくて、どんなに
時代や流行が変わっても景気が悪くなっても、どんなご時世でも
腕一本で生き抜いていけるのかもね。」
という話しになった。集まった女子一同でえらく感心したものだ。
 世の中の変化は速い。国の力関係、技術の進歩、人が必要とす
るもの、すべてが変わり、新しかったものが古くなっていく。そ
れを追って地道に勉強して知識を更新していくのか、いっそ捨て
去って自分にしか出来ないことを創造するのか、色々なやり方は
あるし、適している手段も人によって違うとは思うけれど、何と
なく、創造力とリスクをとる勇気のある人の方がこれからは生き
残っていくのかな、という気がしているのである。
by akira_dai | 2011-02-21 09:00

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。