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初めてのお裁縫

 初めての・・・というのは、息子のことではない。私のことだ。
 先日、息子が通学で使っているバッグの底が擦り切れてぬけてしまっ
た。某大手スーパーで買ったものだが、現在、そのスーパーはつぶれ
てしまって存在しない。探せば近所の小さいスーパーで買えるかもし
れないが、つい、ボソッと、
「作ってみようかな~」
と言ってしまったのを息子が聞いていて、
「作って!作って!」
とねだられてしまった。が、裁縫は私の超弱点!何しろ、中学の時の
家庭科では、ミシンを使えば針が折れる、下糸が絡まる、その結果、
後ろに並んでいる同級生たちに迷惑がかかる、というわけで、1年の
時の最初は多少手を出したものの、ほぼ3年間、裁縫の授業はお
喋りの時間と開き直り、よって、作品が完成するわけもなく、3年間、
ずっと家庭科は「1」。
 受験の時に、担任の先生が、
「この子は勉強が出来るのに、その1のせいで公立の良いところを
受けられないから、もう少し成績を上げてくれないか」
と家庭科の先生に相談してくれたらしいのだが、
「あの子はこれだけ勉強が優秀なのに、家庭科だけはまったくやる
気がない。つまりは私のことを馬鹿にしているんです。」
と答えたという。いやいや、私は人を馬鹿にするような性格ではあり
ませんよ。純粋にお裁縫が嫌いだし、わからなかっただけなんです、
裁縫についてはとっても頭と手の働きが悪かったんです、と今でも
言い訳をしたい衝動にかられる。
 そんな私に対して息子がその気になったのだから、さあ大変。子
供というのは、親のことを万能と思っているものだ。困った私は、裁
縫がとても得意で、プロ並みの腕をもつ妹に泣きついた。妹は、何
と、わざわざ有休をとって、今日、家まで来てくれた。これで安心だ!
大船に乗った気持ちだ!全部、縫ってもらえばいいんだ!
 ・・・しかし、現在、1歳の子供を育てながらフルタイムで働いてい
る妹だって忙しい。一緒に材料の買い出しに行って、外枠だけ縫っ
たところで時間切れ。
「あとは、こことここをこう縫って、こうこう。」
と、私の頭が混乱するような、わけのわからない説明を残して、
「いざとなったら、また連休にでも呼んでちょうだい。縫ってあげる
から」
と帰ってしまった。
 しかし、バッグは月曜日に必要なのだ。が、しばらく、穴あきのま
ま我慢してもらうか、と思いつつ、それも可哀相だし、と、悩む私。
裁縫が嫌いな私だから、今日やらねば、結局、完成は、妹が来ら
れる連休になってしまうだろう。
 というわけで、ここは奮起!夕方、子供とパパが帰ってくるまで、
持ち手の部分を縫い、夕食の片づけが終わった後に、また取り組
む。子供は、「ママ、大丈夫・・・?」と心配しながらも先に眠ってし
まい、それから12時まで大奮闘。その途中、例によってミシンの
針は折れたが、厚手の生地を縫う針に交換して、何とか、何とか
完成したーーーーーー!人生初の裁縫だ!人生初の手作りバッ
グだ!縫い目はガタガタ、よく見れば裏地の糸は少々こんがらが
っているけれど幸い目立たない。
 携帯で写真を撮って送ったら、妹は、「まさか今日中に完成す
るとは!」と、私の初仕事にとても驚いていた。あ~、気持ちいい。
これを機会に裁縫に燃えるかな?・・・ということは、ありえません。
 来年の春に2時間かけて、ぜっけんをつけるのが次の機会かな。
by akira_dai | 2011-09-09 23:01

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。