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おお!これがATSか!

  冬になると特に神経がピリピリして病が辛くなる。といっても、
勝手に不安になる病なので、リラックスすればいいわけで、し
かし、元々、せっかちというか短気というか、ゆっくりのんびり
出来ない性格で、ピリピリは続くばかり。
 それでも、今日は、(電車に乗るぞ!)と決心し、実家方面へ
の準急に飛び乗った。この準急、途中15分くらい停車しない
区間があり、前は怖くてとても乗れなかったのだが、最近は訓
練の成果で何とか乗れる。
 そして、帰り、何の不安も緊張もなく、座席でうとうとしていた
ら、ある駅を通過したところで、
「キンキュウテイシャシマス、キンキュウテイシャシマス。ゴチュ
ウイクダサイ」
という自動アナウンス。お?!何か緊急事態か?!と身を固く
していたら、急停車というよりは、減速に減速を重ね、かなりの
距離を進んだところでぴたりと止まった。止まった後は、ぷー、
ぷー、ぷー、、、という、静かな冷たいアラーム音。
 「ただいま、踏切への侵入が認められたため、安全確認を
行うために緊急停車いたしました。今、しばらくお待ちください。」
と今度は、車掌さんの生アナウンス。自動とは違う、心のこもっ
た(?)アナウンスに少し安堵。
 でも、病持ちの私は、心臓ばくばく、呼吸は浅くなるし、あー、
また発作がーー、と恐怖心でいっぱい。さらに、頼りの車掌さ
んは、扉を開けて線路に出てしまうし。
 しかし、結局、何事もなく、5分程度の停車で電車は再出発
した。はーあ、辛かった~。
 それにしても、これがATSかと、ちょっと感動したところもあ
る。感動といっても、別に、その素晴らしさとか優秀さに感動
したわけではない。いつも、(車掌さんがいるのに、それとは
別に自動アナウンスで停車駅の案内がされているのは何故
だろう。)と思っていた。正常時の自動アナウンスもシステム
の一環だったんだ、という感動。さらに、ATSで停車するま
での距離が意外と長い、という感動(?)。システム導入前
に、運転手さんんが急停止するよりも、ずっと穏やかな減
速、停車までの長い長い制動距離。
 つまり、踏切の場合は、踏切内にセンサがあって、その前
後、かなり長い距離にわたって、走っている電車に自動的に
停止命令がいくようになっているのだろう。距離が長いから、
急停止というよりは、減速による軟停止だ。
 そのうち、センサが全線に設置されて、人身事故も防げる
ようになるのか?しかし、そこまで感度を上げると、意味の
ない緊急停止が増える気もするし・・・センサで人の侵入を
検知するところまではOK。しかし、停止の制御は運転手
さんでも良いような・・・と思った、のんびりATSでした。
by akira_dai | 2011-12-13 23:36

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai