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語尾上がりに困惑

 今日はドキドキのドイツとの電話会議。月曜日に突然色々なメールを
転送され、その情報の持ち主である部長は海外出張中で、電話で少し
話しただけ。知らないうちにはめられた感があるが、そういえば、昔から
彼には知らないうちにはめられるのだ。そうだった、そうだった。
 英語が達者でない私は、準備だけは念入りにしておく。話す内容をあ
らかじめ文書にまとめて相手にも送り、その文書を見ながらミーティング
することで、自分の貧困な語彙を補う。そうだ、今日は久々の英語会議
だから、一番最初に、「プリーズ・スピーク・スローリー」とお願いしよう、
と決心する。
 はたして会議が始まり、メンバーが全員そろったことを確認した後、私
は言った。「今から会議を始めましょう。最初に1つお願いが。プリーズ・
スピーク・スローリー・フォー・ミー。」相手はドイツ人だから、超真面目
に、「ノー・プロブレム」と答えてきた。少し笑ってくれても良いのに。
 ところで、会議が始まって、そうお願いしたことを少々後悔したい状況
に。まず、当然だが、ゆっくり話せば時間がかかる。予想どおりといえば
予想どおりだが、当初1時間の予定だった電話会議が、結果的には2
時間近くかかってしまった。でもこれは想定内。
 想定しなかったことは、「イントネーション」である。ゆっくり喋ると、相
手に言い聞かせるようになるせいか、ついつい語尾が上がる。たとえて
言うと、私たちも、日本語の苦手な相手にゆっくり話して聞かせるときは、
「XXさん?これは?こうこうでね?そして?こうこう?だから?こうなる
?わかった?」みたいに、文節ごとに語尾が上がる調子になるではない
か。小さい子供に言い聞かせる時もこれに似ている。
 この語尾上がりの状態で、ドイツ人がゆっくり話し始めたのである。そ
もそもヒアリングが苦手な私としては、いちいち語尾を上げられると、そ
れが全部、質問のように聞こえて気持ちが悪いし、(あ!この質問に答
えなくては。)と身構える。向こうが、「If you? support? the syste
m? in the week?」というように言うものならば、それが全部疑問形
に聞こえて、ついつい焦ってしまうのである。大体、元来、私は、何語で
あろうと、他人の話を聞くのが苦手なのだ。(話をするのは得意な方だ
と思うけど。)
 電話会議の後半では、だいぶその調子にも慣れたものの、どうもそ
の語尾の上がり具合が気持ち悪く、電話を切った後はぐったりしてし
まった。しかも保育園のお迎えにギリギリの時間になっちゃったし。た
またま車で出社していたから間に合ったものの、あれがいつもの電車
通勤だったら全然間に合わなかったよ。
 というわけで、一番最後、私の帰宅時間を心配するメンバーに対して、
「私はベビーのピックアップのために退社しないといけないからもう帰る。
というわけで、質問がないことを願うよ。」と宣言してしめた。相手は笑
いながら、「ないない」と答えていたが、後々問題になりませんように。
しかし、お迎えの時間が決まっている母にとって、時差のある国との電
話会議はなかなかの綱渡りですね。
by akira_dai | 2005-08-24 23:14

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。