合宿で成長

 息子が初めて、たった一人でサッカーの合宿に出か
けた。現在、通っているサッカースクールでは、ラン
クのテストを合宿で受ける。つまり、合宿に参加しな
いと、いつまでもランクが上がらない。そして、ラン
クは、靴下の色で一目でわかるようになっている。
 ユニフォームも高いし、(商業主義だなあ)と、思
うこともあるのだが、何しろ、運動嫌いの息子が、こ
のスクール「だけ」を気に入っていて、他のサッカー
クラブには目もくれない。たぶん、サッカーじゃなく
て、このスクールが好きなんだろう、と思う。
 それでも、合宿は、一人のお泊りが怖いのか、ずっ
と、「行かない」と言っていた。それが、ここにきて、
「合宿に行かないと、サッカーをやっている意味が
ない!」
と、独り言のように言い出して、奮起し、この夏は、
1泊の合宿に参加することになったのである。
 入院以来の初めての外泊、親はひやひや。私など
は不安障害も顔を出して、心臓がドキドキバクバク
して、集合場所まで送っていくのに薬を飲んだほど
である。
 しかし、バスに乗ると、息子は、これ以上無い笑
顔で手をふって出て行った。友達といえる仲間もい
ないのに大した度胸である。
 息子がいなくなると、久々に二人きりの休日、ま
るで話題のない老年夫婦のような状態で、だらだら
と相棒と過ごしてしまった。唯一の話題といえば、
「ユータ、大丈夫かな」
「今頃、泣いてないかな」
の繰り返し。
 そして今日、35kmの渋滞で、2時間遅れて、
着いたバスから、息子が青い顔で泣きそうな顔で
降りてきた。
(やっぱり、辛かったのか!!)と心配になる私。
しかし、本人にきいてみたら、バスに酔って、3
回吐いた、とのこと。それで、すっかり嫌になっ
てるのかな、と思っていたら、
「とっても楽しかったから、冬はまた行きたい!」
と来た。
 この一言は嬉しかった。子供の成長は早い。心配
が取り越し苦労のことも多い。どんどん親離れをし
ていくのが嬉しいやら寂しいやら。親になって良か
ったな、と、しみじみ思う今日だった。
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by akira_dai | 2012-07-16 23:35

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。