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残業できない辛さ

 たまたま昔最初にはまった仕事が海外での仕事だったこともあり、
それから何となく海外の仕事をアサインされることが多い。しかし、
それも、出産してからは関係のないことと、残念なようなホッとした
ような気持ちで復帰した最近、突然、ドイツとの電話会議を仕切るこ
とになったことはここに書いたが。
 ドイツ人が来て1週間経ち、たくさんの情報がわかるにつれ、何と
問題山積みのことが判明。まあ、責任も開発もドイツだから、いつ
ものプロジェクトに比べれば遥かに気楽だが、何といっても社内の
調整が大変。技術的な問題も山積みだが、今は皆が忙しく、誰も
フォローできない。私は、といえば、ドイツ側に、「あれはできない、
これもできない。それはあなたの責任」と、すっかりイヤな奴になっ
て、交渉ばかりしている。それだけではなかなかあちらが納得しな
いので、いよいよ、私の前にあちらと話しをしていた部長が再度登
場し、「こういう約束だったはず」と、私があちらに言ったことを、ほ
とんどそのままドイツに言う。どーなるんだろ、これ、と、半分、他
人事で流していれば、「AKIRAさん、規格も確認して、内容によっ
てドイツに提案して」と突然ふられるし、「ドイツ、仕事わかってな
いからリストアップしてスケジュール作って」と、何だかドイツの
プロジェクトマネージャーみたいな仕事までふられて、うーーー
大変、とても定時までに終わらないわよーー、って感じ。いつのま
にか一番情報を持っているような気がするのは気のせいだろか。
 しかし救いは、メンバーが、私の退社時間を優先順位第一に考
えてくれるので、私が必要なミーティングや、複雑な英語の交渉
が必要な会議を、なるべく早い時間に設定してくれる。しかも、夕
方遅くなってくると、「AKIRAさん、大丈夫ですか?今日は車です
か?」など、嬉しい心配をしてくれて、私としてはありがたいやら、
申し訳ないやら。残った仕事に後ろ髪を引かれながら、私より数
千倍忙しいメンバーを残して帰路に着く。
 仕事の内容的には、昔やっていた仕事と比較して、そう難しく
はない。しかし、やはり時間が必要。特に、「今」必要な情報とい
うものがこういうプロジェクトには必ずあるから、急がないといけ
ないことが多い・・・のに、私には、その「今」が、どうしても帰ら
ないといけない時間になることもあるわけで、本当に、(はーあ、
もうちょっと会社にいられたらなーあ。)と思うこともしばしば。帰
宅後に仕事ができる環境も整えてあるが、実際は、まだ食事も
ろくにできない、イヤイヤ時代の子供を横において、仕事をでき
るはずもなく、なかなか難しい。そのうち、また夜中の電話会議
とか入っちゃうのかなーあ。うぅっ、ちょっと体力の限界か?
 でも仕事が忙しいのはやっぱり楽しい。簡単なサポートの仕事
よりは多少やりがいもあるし、もうちょっとキレの良いところまで
がんばるとしよ。
by akira_dai | 2005-09-05 23:37

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai