コミュニケーションツール

 ネットが普及して、メールはもちろん、ライン
のようなコミュニケーションツールが増えて便利
な世の中になりましたね。私はラインは使ってい
ませんがメッセンジャーは使っています。いつで
もどこでも(私はどこでも、じゃないけど)気軽
に遠くにいる友達と連絡が取りあえるのは本当に
便利です。先日は、「動画を一瞬でシェアできる
なんてすごいよね」という話にもなりました。そ
う、会話だけでなく情報も、ボタン1つで数百人、
あるいは、もっと大勢にシェアできるんですよ。
驚異ですね。脅威ですらあります。
 で、メッセンジャーでお喋りをすることもある
んですが、やはり文字でのコミュニケーションな
ので、お互いに意味を取り違えることがあります。
私なんか、普段、反射で会話をしているので、同
じ調子でついチャットすると、(あ、やばい。全
然、違う意味だった。)と後悔することがありま
すよ。だって、意味を取り違えて反応すると全然、
自分の主張や状態が正しく伝わらないでしょう。
よくあるのが、「主語」の取り違いね。例えば、
「XXちゃんは、好きじゃないんだよ」と書いて
あったときに、その前後にもよりますが、直感的
には、主語は「XXちゃん」だと思います。で、
「XXちゃんは、(○○を)好きじゃないんだよ」
と解釈して、「○○を」は前後から推測します。
しかし、実は、主語が話し手の場合もあります。
「(私は)XXちゃんは好きじゃないんだよ」と
いう意味です。つまり、話し手がXXちゃんを好
きじゃない、ということですね。全然、意味が違
います。日本語は主語や目的語を省略できるとこ
ろが厄介なんです。
 そんなわけで、やりとりをした後、(何か不自
然だったな)と思ったときには、履歴を見直して、
何が不自然だったのかを確認します。それで、
(あ!そういう意味だったのか!)とわかります
が、大して重要な話でもないし、修正はしません。
中には、NOと答えるべきところをYESと答え
てしまって、(あちゃー、それ、全然、違う)と
いうこともありますが、まあ、大勢に影響はない
しね。でも、それが重要な話だったら、非常に問
題ですね。互いに言いたいことが正しく伝わらな
いコミュニケーションというのは危険です。
 最近の若い子は、直接、会話するのが苦手で、
電話もできない子が増えてきました。会社でも
そうでした。おかしいよね。仕事でもプライベ
ートでもそうですが、やはり、文字よりは電話、
電話よりは直接の会話です。それに勝るものは
ありません。文字の場合、先ほど説明したよう
な大きな勘違いの可能性があるだけでなく、ニ
ュアンスが伝わりません。お互いの感情もわか
りにくい。「ふざけるなよ」と言ったときに、
怒っているのか面白がっているのか、わかりま
せんよね。怖い、怖い。
 息子は、まだ、中1なので、スマホを持って
おらず、もっぱらコミュニケーションは直接会
話と電話です。それでも、友達から理不尽な扱
いを受けたり、仲良しから突然、避けられたり
することもあります。私だったら、そういう時
はじっと耐えて黙っていますが、息子は幼いの
か、正面から挑んでいくんですよ。そういう相
手に電話をかけて、
「今日、お前、おかしかったけれど、何か、俺、
悪いことした?そうでなければいいし、お前が
俺のことを嫌いなら、無理して一緒にいてくれ
なくてもいいんだけど、理由があるなら教えて
くれる?」
というようなコミュニケーションをはかります。
我が息子ながら、こういうところはすごいな、
と思って感心しています。特に教えたわけでも
なし、私の性格でもなし、どこで、そんな技を
覚えたのでしょうか。固定電話の場合、最初に
出るのは相手方のお母さんなので、お友達の中
には、
「よく、そんな風に電話できるなあ!俺は、無
理だわ。」
と驚く子もいます。昔は、電話するのが当たり
前だったのにね。でも、異性の家には電話でき
ませんでしたね、私は。
 仕事でも、トラブルになればなるほど、メー
ルで済まそうとする逃げ腰の人がいますが、逆
ですね。まずは電話、それで、相手の言い分を
よく聞くことが大切です。否定してはいけませ
ん。ひたすら聞くんです。そうすると、だんだ
ん、怒りがおさまってきて、冷静に話し合える
ようになるんですね。そこで、やっと話し合い
がスタートです。相手も、こちらを憎くて怒っ
ているわけでなく、何かに憤っていて、自分の
気持ちをわかってもらえなくて怒っているわけ
でしょう。だから、直接、聞くことが重要なん
ですよね。メールなんかまどろっこしくてやっ
てられません。
人間どうし、話すのが重要です。それなのに、
直接、話せないって、、、どうやって、相手を
理解するんだろうね。別に恋愛に限ったことで
はありませんよ。時々、夫婦でも、メールとか
ラインで会話する人がいるようですが、連絡事
項ならともかく、ラブラブの会話、あるいは喧
嘩は、直接、顔を合わせてするべきでしょう。
会話がないならないで楽かもしれませんがね。
 私のような年齢になって、忙しくなって、昔
の友達と疎遠になると、チャットツールやSNS
は非常に便利なツールです。気軽なお喋りなら
多少、勘違いしても何とか会話できますし、本
当に重要な込み入った話なら、電話か会合とい
うことになるでしょうし、その連絡事項も、同
じツールでできます。しかし、若いうちから、
それが主要なコミュニケーションツールになる
のはいかがなものか。若いうちは、小さなこと
でも大きな問題になりがちなんですから、しっ
かり、直接、話すことが大事なのでは。そうい
う経験を経てから、私が普段、感じているよう
な「不自然さ」や「違和感」を理解できる状態
で、ツールを使いこなすことが大切だと思いま
すね。
 というわけで、ツールの場合、後になって、
(そういう意味だったのか!じゃ、こう言えば
良かった!)なんてことは、しょっちゅうです。
ま、大して重要ではない話はノリでいきましょ
う。大人ですから(笑)。

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by akira_dai | 2016-12-08 09:20

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。