多かれ少なかれ

 今日は大学時代の友達に会ってきました。いっぱい
喋りました。つまり女子です。3人の男の子がいるベ
テランのワーキングママでフルタイムで外資で働いて
いるので、いつも大忙しです。お互いにD大の中で、
1、2を誇る「面倒くさがりや」なので、今日も最も
多用された言葉は「面倒くさい」。これに尽きます。
 今日は、共通の友達が「離婚する!」と騒いでいる
という話と、旦那の悪口ばかり言ってるママ友が多い、
という話から、
「そういうのを言い過ぎる、って、どうなの?」
という話になりました。そして、
「あほらしい。多かれ少なかれ、そんなの皆、同じだ
よ。女で離婚を1回も考えたことない人っているの?
本当にいるの?」
という話になったのです。以下はあくまでも「一般的」
な「よくある」話です。しかし、全員ではありません。
そして、会話はそのままではなく、脚色しています。

「一般的に、フルタイムで働いていようといまいと、
家事のほとんどは女子が担うよね。」
「それが普通だよね。特に専業主婦は。」
「で、喧嘩になるのが面倒くさいからさ、お願いする
ことはあきらめて、(私さえ我慢すればいい。)と思
って、料理も洗濯もゴミもあれもこれもやっちゃうじ
ゃない?」
「あー!それ、私もまったくそう。面倒くさいよね。
喧嘩になるかもしれないと思うと。ダンナも疲れて
るしさ。」
「その上、学校のお手紙とか保護者会とか、学校関
係に関しては父親は気付いてさえいなくて、それに
自分が関わろうなんて想像すらしない。」
「ない、ない!一方で母親は面談だ、保護者会だ、
その上、役員に当たることもある。」
「で、子どもが男の子の場合、中1、中2あたりに
難しい年頃になる。これが理解できない上に扱いが
難しい。相変わらず、仕事も家事もいっぱいで自分
の時間がほとんどなくて、でも、父親は食事の後、
ゲームしたりテレビ見たりして家事を手伝う気配は
まったくない。子どものことを相談しても、『言っ
てもしょうがない。』みたいな態度でさ。受験も近
づいてくるし、男の子をもつ母親のストレスは、そ
の時期にピークになる。多かれ少なかれ、皆、そこ
で男の子の母親は辛くなるんだよ。」
「そうえいば、離婚の話をするの、男の子のお母さ
んの方が多いかもね。さらに、父親は会社で大変な
プレッシャーを受けていて、リストラされる人もい
るし、奥さんに優しくする余裕がなかったり、不機
嫌だったり無関心だったり、ちょっと意にそわない
と怒鳴ったりする人もいる。『俺だって大変なんだ!
お前たちのために稼いでるんだ!』みたいな。」
「そうそう!それで、子どもが反抗期のときに、父
親が相変わらずだと、母親は本気で、(もう、やっ
てられない!離婚しよう)と思う、まじに思う。けど、
そこで、ちょっと待て。今は決断しなくても良いんじ
ゃないか?嫌なことや大変なことがいっぱいだけれど、
まだ決定的なことはない、と思いとどまる。浮気みた
いな決定的なことがあれば別だけど。」
「確かに子どもが中学生だと離婚する人は少ないね。」
「で、その大変な時期を過ぎると、『ま、離婚しなくて
もいっか』となるんだけど日常の生活の忙しさは変わら
ずに、子どもが大学生になると先が見えてくる。」
「確かに、子どもが大学生になって離婚する人が圧倒的
に多い。」
「今後、子どもにかかるお金がはっきり見えてくるから
だよ。」
「そうなると、自分の分だけ稼げば何とかなるもんね。」
「例えば、子どもが大学に入った後、まだ、家事の分担
が、今とまったく変わらなくて、旦那の態度も変わらな
かったら離婚を考えるかも。」
「もう好きとか嫌いとかないし?」
「旦那の家政婦じゃないし?でも子どもが大学に入るま
では、経済の問題があるから我慢するのよね。」
「やはり、そこか・・・ちょっと、10年後、あなたも
離婚してるかもしれないわけ?」
「うーん、このままの状態だったら・・・うふふ、どうだ
ろう?」
「私はだらしないから、洗濯物が積みっぱなしとか掃除
してない、とか、ちょっと後ろめたくなることがあるん
だけど・・・。」
「そんなの文句があるなら家族が自分でやりゃいいん
だよ。」
「しかし、きっと旦那の方も我慢してるよね。私たち
の知らないところで、俺はこんなにがんばってる、と
思ってるんだよね~。」
「そうそう、お互いに、自分の方が、がんばってる、
我慢してる、と思ってる!」
「なのに男って不思議と離婚しようと思わないんだよね。」
「あ!もしや、私が(離婚したい!)と思ったことがある
以上に旦那も『こんな、だらしがない妻は嫌だ!離婚した
い』と思ったことがあるのかな?だとしたら、ちょ~~~
笑える!!」
「きゃー、10年後が楽しみ!離婚すると、皆、生き
生きして、次の恋愛を考える子もいるみたいだよ!」
「あー、それはね・・・」
の後、私たちは声をそろえて言いました。
「面倒くさい!独りが気楽!」

と、まあ、身も蓋もない話で爆笑していたんですが、
これは、身の回りの既婚妻たちの愚痴に対して、
「愚痴言ってるんじゃねーよ。みんな、多かれ少なかれ
同じだよ。」
という意味で盛り上がったわけで、別に、自分たちが今す
ぐ離婚したい、とか、離婚しよう、とか、思っているわけ
でなく、誰でも多かれ少なかれ問題を抱えながら何とかや
ってるんだよ、ということで笑っていたわけです。D大女
子が集まって旦那の悪口を言うなんてことはありません。
むしろ、うまくいっている子が多いのに、「離婚」は常に
意識している・・・。
 3人の男の子をもつ彼女の経験と、周りの離婚経験者お
よび「離婚したい」と言う妻たちの状況を検討すると、男
の子がいる親は、その子が大学生になったときが決断の時
になるらしい。しかし、共に面倒くさがりやの不精な私た
ちは、
「でも離婚って財産分与とか引っ越しとか、ちょー、
面倒くさい!まめで体力がないと、できないよね。」
となったんです。で、結論は、やはり、こうなった。
「もしも嫌になったら、身一つでアパート借りて別居
するのがいいわ。離婚手続きが面倒くさい。」
「そうだね。私も財産なんかいらないから、離婚する
なら家もぜーんぶ、旦那にあげるわ。」
「というわけで、仕事と退職金だけは手放しちゃダメ
だね!」
「そうよ。退職金を子どもの学費に使い果たしちゃダ
メよ!今のまま仕事も続けなくちゃ!」
・・・やはり、D大女子は自分の経済力頼りか。リス
トラされた私はちょいと頼りないが60を過ぎてもで
きる仕事をもってるぞ。それにしても、一体、今日は、
何回、「面倒くさい」と言ったことか。

 前にも書いたように、彼女に限らず、同期のD大女子は、
父親がいなかったり家庭に問題があったりして、確実に現
役で入れる国立大学しか選択できなかった子が珍しくあり
ません。そして、そういう子たちは、そこそこ幸せでも、
常に
「女は経済力を死守しなければならない!」
と考えています。そして、あまり男性に期待をしていない。
それはちょっと不憫なのかな。でも、私の仲良しはそうい
う子が多くて、私はいつも、彼女たちに励まされます。
「もしも独りになったら、こうして女同士でおいしいもの
を食べて喋ってるのが気楽で良いわね!」
と、ちょっと毒のある冗談を言いながら爆笑できる仲間た
ちです。

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by akira_dai | 2017-01-15 00:17

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。