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音楽の才能あり!

 先日、別のブログで小田和正さんの「ラブ
ストーリーは突然に」を紹介したので、突然
それを聞きたくなって、古いCDをひっぱり
だして聞いていたんです。そしたら、息子が、
「後ろの歌を聞いてると、ベースが一番、簡
単そうだね。」
と言うので、バンド経験者の私は、
「それは違う!ベースが一番、難しい!バン
ドの要なんだから!ドラムスとベースがしっ
かりしていないと成り立たんのだぞ!」
と全否定したんですよ。
 それで、カシオペアの「Misty Lady」(FB
にアップ済み)という、非常にベースが聞こ
えやすい曲を聞かせましたら、
「すげー!どうして、こんなんが弾けるんだ」
と、私の想像以上に息子が感動しまして、こ
れを機会に生まれて初めて何かに夢中になれ
るのではないかと、一生懸命、
「ベース、習いなよ、やってみなよー」
と勧めているのですが・・・無駄なようです。
 私はもともと、音楽の才能は皆無で、リズ
ム感なし、絶対音感も中途半端、音痴で、バ
ンドのお手伝いをする前は、音楽を聞いてい
てもバックの音が全然聞こえませんでした。
主旋律しか聞いていなかったのです。しかし、
バンドを始めてからは、やたらと後ろの音、
特にベースの音が聞こえるようになりました。
当時、一緒にバンドで鍵盤を担当していた、
最も仲の良かった男子と、
「そうだよね。バンドやるようになると、急
に後ろの音がはっきりと聞こえるようになる
よね!」
と盛り上がって、とても楽しかったのを覚え
ています。今迄、聞こえなかった音が急に聞
こえるようになったのですから!
 彼は私のピアノが上手いといつも尊敬して
くれましたが、私は彼の方が才能があったと
今でも思っています。ピアノを習ったことの
ない彼でしたが、リズム感が抜群で、コード
だけ見れば、「いい加減に」ソロを作ること
ができました。だから、演奏のたびに弾くメ
ロディが違うんです。しかも鍵盤の音が繊細
で、私のピアノがカチコチに楽譜どおりだっ
たのに比べて、彼の弾くピアノには情緒があ
って、お祭り騒ぎのように楽しく盛り上がる
こともあれば、時に悲しく切なく訴えてくる
こともあるのでした。指が譜面どおりに動く
とか、正確にコードをおさえられるとか、そ
んなことではなく、こちらの内側に入ってく
るような演奏を「上手い」というのだな、と、
実感したものです。
 で、私は、うちのパパと息子には、そうい
う才能があると、密かに思っているのです。
パパは楽器は、若い頃にちょっとギターを弾
いたことがある程度ですが、歌がとても上手
いし、息子はリズム感が良くて、小学生の時
は器用にドラムスを担当することもありまし
た。私は、小学生の時に、あんな風に手足を
同時に動かすような楽器はできませんでした
ので、ドラムスやエレクトーンを自在に操れ
る人を神様のようにあがめています。さらに
息子は歌が上手く、音楽の歌のテストはいつ
も満点に近いのです。リズム、音程ともに音
痴の私の息子とは思えません。だから息子に
は楽器を一度、経験してほしいのです。
 楽器は集中することで我を忘れて気晴らし
になるし、何より癒されます。自分の楽器は
まさに気持ちを表現してくれる親友です。そ
ういう体験をしてほしいんだけどなあ・・・
今のところ、息子は自分が演奏する気にはな
れないようです。でも、少なくとも、「Misty
Lady」はとても気に入って、何回リピートして
も飽きないようなので、何とか、やる気を出し
てくれ!と念を送り続けている母でございます。

by akira_dai | 2017-03-23 14:39

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。

by akira_dai