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赤鉛筆

 赤えんぴつについて、何か思い出すことはないだろうか。よくよく
考えてみると、赤えんぴつというのは、子供の頃は結構身近な色
えんぴつで、学校で先生が使うのは大抵赤えんぴつ、たとえば、
「かきかた」で書いた字の形を直されるのも、テストの答案の○Xも、
赤えんぴつではなかったか。最近は、赤いサインペンを使ったりす
るのかしら。
 私の場合、赤えんぴつといえば、ピアノの先生が使っていたもの
を一番に思い出す。それは、先の芯の部分が糸巻きみたいになっ
ていて、芯が短くなってきたら、糸をぐるぐるっと引っ張ると、削った
のと同じように、また新しい芯が出てくる、という画期的なものだっ
た。
 先生が、ピアノの教本に、
「ここはもっと強く」と、フォルテのところをぐるぐるしたり、私が苦手
な小節のところを丸で囲んだり、「ここのリズムはタータタンですよ」
と行って、”タータタン!”と書き込んだりするのは全部赤えんぴつ。
そして、これから新しい曲に進むときに、
「次までに、これを練習してきなさい」
と、曲の番号を丸で囲むのも、全部赤えんぴつだった。
 だから、教本が全部修了すると、中は真っ赤で、それを見れば、
大体自分の苦手なところがわかるし、あるいは克服してきた苦手な
ところもわかるようになっていた。
 大きくなってきてからは、赤えんぴつではなくて、普通の黒い鉛筆
で書き込む先生に変わったけれども、あの赤えんぴつの書き込み
いっぱいの楽譜が何だかとても懐かしい。
 似たような赤えんぴつの思い出が、皆にもあるんじゃないかなーと
ふと思ったりする。
by akira_dai | 2007-08-08 23:18

AKIRAの日常、考えたこと、など。平凡です。